マガジンのカバー画像

感謝と祈り🍀

748
少しでも自分に自信を持って、楽しい日々をみんなに過ごして欲しい・・・。そんな思いを持って、毎日ひと言ずつ、私がいいなと思った言葉を紹介しています。 みんなが根っこでつながっている…
運営しているクリエイター

#自分

「感謝と祈り」第750話

人間の体を動かす指令系統は「か・が・み」の三種だと小林正観氏は仰っていました。 🍀一番目は、運命を司る「河(か)」。 🍀二番目は、好き嫌いの感情を司る「我(が)」。 🍀三番目は、体を司る「身(み)」。 そして、「我」から生じる悩み・苦しみをなくすと「かみ」になるといいます。 人間の体を動かす指令系統には「かがみ」の法則があるのです。 「河」というのは「流れてくるもの」のことで、「宇宙の示唆」として「あれをやりなさい」「これをやりなさい」という天命が運ばれてくるのだ

「感謝と祈り」第749話

日常の中で、イライラしたり、不満に思うことなんて山ほどありますね。 それは違うと反論したいという気持ちになって、怒りが込み上げてくる場面もあるでしょう。 実はそんな時に、有効な対処法を教えてもらいました。 それは、一旦自分の気持ちは置いといて、こんな風に考えてみるというものです。 🍀「いったい彼らはなにをやってるんだろう」から「彼らはなにを教えようとしているんだろう」に視点を変えればいいのです。 その時に、自分を野蛮人だと思い、相手を文明人だと仮定してみるのです。

「感謝と祈り」第748話

人に認められると気分が良くなり、人から賞賛されないと落ち込んでしまう人は多い。 しかし、人に認められたいという願望は一種の中毒であり、麻薬の常用と似た危険をはらんでいると、ジェリー.ミンチントン氏は指摘しています。 一定量を服用し続けないかぎり、気分が悪くなって自己嫌悪におちいるからです。 人に認められようと躍起になって日々を過ごすのは、とても疲れる生き方だともいえるでしょう。 では、人に認められようとする習慣をやめるには、どうすればいいのでしょうか? 確実な方法は

「感謝と祈り」第747話

今の人達は、SNSなどいいねの数がいつもより少なかったりすると、気分が落ちるという人がいます。 他にもラインなど、既読がつかず、スルーされたりすると、必要以上に悩んでしまう人もいる。 でも、本当は多くの人から好かれる必要なんてないのです。 このことから考えても、人は周りからどう見られているか、気になる人が多いのかもしれません。 その点、今の20歳前後の若者たちに、人間関係を築く上で大事にしている基準はなにかと問うと、「バイブス(vibes)」という答えがかなりの確率で

「感謝と祈り」第742話

最近、テレビをつけると暗いニュースが目に飛びこんだ来ることが多いですね。 事故や殺人、お金の横領や、あの手この手の詐欺、そして世界に目を向けると戦争のニュースが毎日のように伝わってきて、未来に対する不安も大きく加速している気がします。 でも、そんな時でも、こんな風に思うと気持ちが落ち込まないと斎藤一人さんは言います。 それは「明るい方に目を向ける」という事です。 物事にはプラス、マイナスの両面がありますので、嫌な事もありますが、それ以上に楽しい事、嬉しい事、幸せな出来

「感謝と祈り」第741話

茶道裏千家前家元の千玄室氏は、2023年に100歳を迎えられました。 70年以上、国内外で茶道の普及を続ける その精進努力には、いささかの衰えもないそうです。 そうした千氏の目に、現代社会はどのように映っているのでしょうか。 独自の観点で、厳しい社会を生き抜くための大切な知恵を、千氏はこんな風に語っていました。 これは東日本大震災で、被災された人に、少しでも元気になって欲しいと、千氏が 現地にボランティアに行かれた時のお話です。 『あるお婆さんにお茶を差し上げた時、

「感謝と祈り」第740話

読書は、本が好きな人にとって、日常の密かな喜びだと、作家の本田健氏は言います。 映画や音楽は、好きな恋人や家族と一緒に観たり、聴いたりすることが多く、それは共通の楽しみになったりします。 でも、普通の活字の本をカップルで、あるいは家族で一緒に読むということは、ほぼないと思います。 そういう意味では、読書は、基本的にはひとりでするもので、本は自分と向きあう素敵な時間になるのです。 本を読むことを通じて、自分と向きあい、将来をどう生きるのかといったことを静かに考えることが

「感謝と祈り」第739話

「幸せのものさし」というものがあるとしたら、一体それは誰が決めているのでしょうか? ある人は自分は運がいいと思い、ある人は自分が運が悪いと思ったとします。 では、「自分は運が悪い」と感じてしまう人は、どうしてそうなるのでしょうか? その大きな理由のひとつが、彼らが自分なりの「しあわせのものさし」で測った目的や目標をもっていないから、と中野信子氏は言います。 自分なりのしあわせの価値観を ベースにした「こうしたい」「ああしたい」という思いをもち合わせていないのです。

「感謝と祈り」第737話

人間が内省して、深く自分の人生を顧みるには、三つの要素が必要だと森信三先生は仰っています。 本や人に聞いて、道を学んだだけでは真に理解することは出来ないし、本当の意味は分からないといいます。 かくして人間は、その人の生まれつき、 すなわち先天的な「素質」と、「道または教え」と、もう一つ人生の「苦労」というこの三つは、人間のでき上がるうえに、 欠くべからざる三大要素と言えましょう。 森信三『修身教授録』より そして一つの道を、10年地道にやり通す人は、少ないけれど、10

「感謝と祈り」第736話

人間の脳が大好きなこと、 それは「現状維持」です。 昨日と同じ今日、今日と同じ明日、 というのが、脳は大好きなので、そんな風に過ごしたいと思うのが本能だという。 時々、自分には夢がないという人もいますが、一度不幸な出来事があると、必死になって、元に戻そうとしますね。 それは現状維持をしたいという脳がなせる技であり、それを全力で回復させようとするのが、誰もが持っている力なのです。 そして、私たちの行動の選択は、「現状維持」と「現状打破」の二つに一つしかありません。 成

「感謝と祈り」第731話

昔からひとつの人生訓として 「厳しいことを言ってくれる人を大事にした方がいい。」というのがあります。 自己啓発本の中にも、そのような記述がよく見られたりします。 でも、それよりも、「自分に勇気づける言葉を送ってくれる人を大切にすべき。」と、順天堂大学医学部教授の小林弘幸氏はいいます。 本当にそうだなぁと思います。 厳しい言葉を受けて、自分を戒めるきっかけになったり、成長することができるのであれば、否定するつもりはありません。 しかし自律神経を整え、いつもいいコンディ

「感謝と祈り」第730話

「悟りを開くとはどういうことでしょうか?」という質問を、あるご住職が受けられたそうです。 単純に悟りを得るという意味で捉えていいのか、それとも悟りを開くことにどんな価値があるのかということなのか、答えるのが難しかったようです。 しかし、いずれにしても、これは無になるのと一緒で、あまり何かをしようと思わない方がいいとその方は答えられました。 悟りを得よう、得ようと思っている間は、本当の悟りは得られないそうです。 あまり意識せずに、一心不乱に目の前の事に集中し、無になった

「感謝と祈り」第729話

「人の心は、自分の心の投影として、己が心の鏡に映ると誰かに聞いたことがあります。 人は、自分の心にないものを感じることはできないのです。 自らの内に善なるものがない者は、人の善を感じられず、偉大さを持たない者は他の偉大さに無感動になります。 もし、身近な人で他人のあら探しばかりするような人がいたとしたら、自分の中の「嫌な性格」を認めたくないあまりに、それを他人の中に見つけてしまう、というもの。 例えば、自分の「上から目線の性格」を認めたくないあまりに、他人の中の「上か

「感謝と祈り」第715話

《他人より優れていることは、むしろ大きな欠点である。 身分や家柄が高いとか、他人よりも才能があると思っている人は、外見では分からなくても、心の中に「自惚(うぬぼ)れ」という悪が潜んでいる。 人から「バカじゃないか」と見られたり、ひどく非難されたり、災いをも呼び寄せる原因は、ひとえに、この慢心なのだ。 だから、「自分は優れている」ということを忘れるように戒めたほうがよい。》 (徒然草/第百六十七段) なぜ人より優れている事が、欠点になるのでしょうか? それは優秀な人