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感謝と祈り🍀

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少しでも自分に自信を持って、楽しい日々をみんなに過ごして欲しい・・・。そんな思いを持って、毎日ひと言ずつ、私がいいなと思った言葉を紹介しています。 みんなが根っこでつながっている…
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2023年4月の記事一覧

「感謝と祈り」330話

おせっかい協会会長でいらっしゃる 高橋恵(めぐみ)氏は、 《ものの見方は一つじゃない。見方を変えると味方が増える》 という事を常に仰っています。 人生は悩みは尽きないもの。 でも、決断する事に迷った時は、 一度立ち止まる勇気も必要だと思います。 一度立ち止まって周りをよく見ると、 八方塞がりだと思った事がそうではなかったり、新しい視点が見つかる場合があります。 こうした行動をする事で、一方的な見方や考え方から離れて、落ち着いた判断も下せるようになります。 悩みの解消法

「感謝と祈り」第329話

《本当の幸せは「何もない」ところから生まれる》 これはトルストイが書いた『戦争と平和』という本の後ろのほうに出てくる言葉です。 ピエールという登場人物が、こういうことをいっています。 「一切の不幸せ、人間にとっての不幸は、不足から生ずるのではなく、有り余るところから生ずるのだ」 この事に関連して、鍵山秀三郎氏は、 疎開を経験するまでは、欲しいものがすぐになんでも手に入ることを幸せだと思っていたと言います。 しかし、今になって振り返って考えてみますと、あのままでは、刑

「感謝と祈り」第328話

哲学者カントという人を、皆様はご存知だと思います。 私も知らなかったのですが、 カントは生まれつきのくる病で、せむしのような体型でした。 常に喘息のような状態で、息をするのも苦しい毎日だったそうです。 あるとき、街に巡回の医師がやって来て、 何か気休めになればと、父親がカントを医師に診てもらう機会を得たのです。 すると、その時の医師の言葉が次のようなものでした。 「確かに体は不健康だが、心は患っていない、それを喜びと感謝に変えろ」と。 しかし、カントはいままで、喜

「感謝と祈り」第327話

小林正観さんは「念を入れて生きる」 という事について、こう語っています。 『「念」という字を分解すると、 「今」と「心」と書く。 今、目の前にいる人、目の前にあることを大事にする心のこと。 つまり、目の前にいる人に喜んでもらう生き方なのです。 愚痴や悪口や不平不満を言わず、明るく感謝の心で接すること。』 我々は、「今」というこの時間と、 「ここ」という空間以外には存在しない。 だから、どこまでいっても「今、ここ」しかない。 明日になっても、「今、ここ」だ。 そし

「感謝と祈り」第326話

与えられることに慣れた子どもは、大人から手をかけられればかけられるほど、大切なものを失っていきます。 それは、「自律」です。 自分で考えて行動する力です。 自律を失った人には、ある特徴が見られます。 なにかうまくいかないことがあると、必ず人や環境のせいにするのです。 親が悪い、社会が悪い、担任がハズレだ… などと都合の良いことを言い、責任をあたかも他にあるように考えるのです。 今の日本はサービスが行き届いています。 あまりにも、サービスが整いすぎると、それに慣れ

「感謝と祈り」第325話

たいていの人は、「やる気」があるから、その後に「行動」が起きる、ものだと考えているが、これは逆である。 何かの「行動」をしていると、「やる気」は 後からついてくるものなのだ。 スティーブ・チャンドラーの『なりたかった自分になるのに遅すぎることはない』(ディスカヴァー21)という本がある。 この本の中には、やる気は後からいくらでもついてくるというアドバイスが載せられている。 作家の内藤誼人氏は、なぜそんなに原稿が書けるんですか?と聞かれた時、 とにかくパソコンのスイ

「感謝と祈り」第324話

人はストレスなどにさらされると、 色んな衝動が起こると言います。 その一つに、急に甘いものが食べたくなったり、ジャンキーな食べ物を食べたくなったりする事がありませんか? 暴飲暴食は、良くないと分かっていても、 中々この衝動が抑えきれない時があります。 でもそんな時に、その衝動を抑えられる良い方法があるそうです。 その方法とは、ずばり「タッピング」です。 タッピングとは、手の指全体で「トントントン」と軽く叩くように動かす動作のことで、このタッピングを額に向けて30秒

「感謝と祈り」第323話

会話を気持よく続けるには、自分の考えを伝える必要がある。 しかし、自分ばかりが長く話し続けるのはNGだと思う。 会話はキャッチボールです。 自分がボールを持ったら、相手に投げ返すことで楽しく続けることができる。 「あなたは?」と相手に質問し、会話のボールを返すことを忘れないようにしませんか? 一緒に話していて、一番喜ばれるのは、 共感してくれる相手がいることです。 就職が決まったよ…と言われて、 「あぁ、そうなの」と言われるより、 「本当に良かったね、おめでとう!

「感謝と祈り」第322話

『「まじめ」は寿命を縮める。 「不良」長寿のすすめ』宝島社新書 という本があります。 著者の奥村氏は『「不良」長寿』のお手本は、かのシュバイツアー博士だという。 アフリカのジャングルという過酷な環境で生涯を現地人への医療に捧げて奔走しながら、95歳の長寿を全うした生命力を支えたのは「自分が病気にかかった時のいちばんいい薬は、すべき仕事があるという自覚に、ユーモアの感覚を調合したもの」、 「厄病神は、私の体内ではあまりいいもてなしをしてもらえないためにさっさと出て行くのさ」

「感謝と祈り」321話

順天堂大学医学部教授、奥村康(こう)氏の言葉を紹介します。 なんとNK活性を元気に保つキーワードは、「開き直り」なんだそうです。 好きな事や楽しい事をして、気持ちがワクワクしている時は、心が開放されている状態なので、NK細胞が活発になります。 時に大泣きをして、気持ちを発散させようとしたり、記録を目指して全力で走るなど、前向きなものや解消系のものならNK細胞は活性化します。 そしてNK活性が弱まるのは、「イライラ、クヨクヨ、メソメソしているとき」「感情を押し殺している

「感謝と祈り」第320話

「いま、そして今日、これは二度とこの世に存在しない、ありがたい一日です。 《The youngest day of my life》 しかも考えてみると、今日は自分のいちばん若い日なのです。」 これは渡辺和子先生が仰った言葉です。 お母さんのお腹から生まれた日の事を思うと、昨日より今日の方が歳をとっているのは紛れもない事実です。 でも、今日という日は、明日よりも若い日であるはずなのです。 いま、そして今日、これは二度とこの世に存在しない、ありがたい一日です。

「感謝と祈り」第319話

「質問」には力があります。 世界ナンバーワンのメンタルコーチ、アンソニー・ロビンズは、 「私たちの人生は、私たち一人ひとりがした質問の結果である」といっています。 また、「成功者は、例外なく自分とのコミュニケーションがうまい」ともいっています。 自問自答の質を上げる…。 つまりは、セルフコーチングを身につけることで、私たちの人生の質もまた上がっていくのです。 林英利氏は「セルフイメージを高める 『質問』」についてこう述べています。 「最近、人から『ありがとう』とい

「感謝と祈り」第318話

身体の養生ということでいえば、いちばんいいのは歩くことだと言います。 良寛も一休も、禅の修行をして長寿を得た人は、とにかくみなよく歩いています。 禅者にとって、それはレクリエーションではなく、修行です。 雨であろうと、雪であろうと、天候に関係なく歩くし、ときには野宿もする。 そして、寺に入っても托鉢に出てまた歩く。 禅者に長寿の人が多いのは、歩くことに関係があるかもしれません。 樺旦純(かんばわたる)氏は「歩くこと」についてこう語っている。 『歩くと大脳が活性化

「感謝と祈り」第317話

《賢者は狎(な)れてこれを敬い、畏(おそ)れてこれを愛す》(小学/内篇) これは中国の儒教者である朱子が、 子供達の為に書いた修身作法書です。 「馴染みの人であっても、敬意を持って礼儀正しく接しなさい。畏れ多く近づきがたい人であっても、親しくなれるように努めなさい」という意味です。 よく目上の人には礼儀正しく振る舞うのに、年下には偉そうにしたり、呼び捨てにしたりする人がいます。 でも、 本当に賢い人は、自分のすることは結局すべて自分に返ってくることがわかっているので