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「どうしたらいいですか?」という相談・質問に困ったら。

みなさんは、部下やメンバーから、

「どうしたらいいですか?」

という質問に対して、皆さんはどのように対処していますか?

例えば、

質問されている上司の中にも答えがない業務に対して、
「どうしたらいいですか?」って聞かれても困ってしまうことってあるのではないでしょうか?

こんにちは!ゆみです。
普段、組織でリーダーをしている人をメインにコーチングをして生きています。

今日のこの記事を読んだ後に、「どうしたらいいですか?」を聞かれた後に、どう対処するのがいいのか、少しでも参考になる答えが見つかっているといいなと思ってこの記事を書いています。


実際、「どうしたいいですか?」は困る

実際、私もこれ、ぶち当たった課題なんですよね。

やったことない業務の部署の立ち上げを、任された時のことです。

部署の立ち上げなんてそんなものかもしれないですが、業種の特性上、決まったオペレーションやマニュアルなんて一切なくって、結局はやりながら作って改善を重ねていくことが必要だったりします。

わたしもやったことがない業務だったので本を買って読んだり、AIに聞いて業務を進めたり、交流会にいって既に同じような業務を立ち上げている人たちの話を聞きにいって、なんとか知識をつけて、まだ正解や勝ち筋が見つかっていない業務に対して、試行錯誤を続ける日々です。

そんな時に、1名私の下にメンバーが着くことになりました。

その人に第一声で言われた一言目が、

「マニュアルはありますか?」「マニュアルないとできないです」

でした。

心の中で、

「あるならわたしもほしいでゲス」

と心の中で思わず、本音が漏れたときのちょっと絶望感に似た気持ちを忘れない。

正解が見えていない、答えのないものに対して、マニュアルがあるならほしい!というのは、至極当然な気がします。

だって、人の言うこと聞いていたら間違えないし、考えなくてもいいから楽なんですよね。正解があるものに沿って動くのは安心するし、楽です。

正直、わたしもほしい。

でもない、ないんだよぉ。


インターネットという情報の海から必要な「これかな?」と思うものを試したり、本を読んだり、既にやったことがある人にきいて情報収集して、
一定の流れみたいなのはあるけれど、「これが正解だ!」って間違っていないよ!って堂々と言える状態になんてなっていないですよ。

ちゃんと回答できることなんて少ないから、教えることなんて言うものでもない。

本音を言えば、それくらい言わなくてもわかってほしい。自分で考えてほしい。という願いが私の中にもありました。

でも、自分で考えてほしいっていう言葉って相手によっては全然届かないし、一方的に伝えると逆効果かもしれないとも感じて、何を次に言えばいいか困ったのが正直な思いでした。

「あなたはどう思うの?」って聞いていいの??


わたしは、組織とかリーダー向けにコーチングをしているので、よくここで、「コーチングではどうするんですか?」みたいな質問もよくされます。

コーチングっていうのは基本的に質問で、相手の中にある答えを引き出していく手法なので、こういう場面では、「あなたはどう思う?」「どうあるのが理想なの?」などの、相手の考えを聞く質問をしたりすることがあります。

実際やってみると、元々自分で考えることに慣れている人や、信頼関係関係が出来上がっている人は答えてくれることが多いです。

自分で考えるのがベースの企業文化が、そもそも根付いているのであれば、多少耐性もあるかもしれないです。

しかし、一切そんなコミュニケーションを取られたことがない、慣れていない人がいきなり、自分の考えなんて聞かれた日には、

「いや、こっちが聞いてるんじゃ」

ってなって、心の中で逆切れ、もしくは普通に不機嫌な顔をされるときもあります。

そんな、リアクションされた日には、上司的にも「いや、もうどうしたらええんや('ω')わしにも答えなんてないんや、、、」

となって、結局どうするのが正解なのかがわからなくなってしまうことも多いのかもしれないなと感じます。

もちろん答えがあったり、目の前のメンバーがまだ伸びしろが多いと感じるときはコーチングにこだわったりせずに、ティーチングをしちゃうっていうのもありなんです。

でも、自分にも答えがないときって困っちゃって対応に困ってお互いもやもやして、終わっちゃうみたいなことがあるのかもしれないなって思ったりします。

リーダーにも答えがないときは、

結局は、「私もわからないんだ」「今は答えがないんだ」ってことを開示することが大事な気がしています。

ちょっと、「えええ?そんなこと言っていいの?信頼されないんじゃない」ってなった人もいるかもしれません。

わたし自身も、部下だった時、「リーダーは答えを知っている存在なんだ」という思い込みがあったなと感じています。

しかし、自分がリーダーをやるようになって感じること、そしてこれまで様々なリーダーに向き合ってきた中で実感するのは、「答えなんてないこともあるんだ」ということです。

わたし自身、部下の立場だったときは、「リーダーも答えを持っていないこと」なんてあるなんて、結構目から鱗でした。

当時、実際に「自分にも答えがない」と開示してくれたリーダーの話を聴いたときに、「え、そうだったの?全部わかっているものなのかな?と思ってた。なんで教えてくれないんだろ?って思ってた」と感じたんです。

彼から言われたのは、「だから一緒に考えてほしい。もちろん僕も考えるから」というリクエストでした。

言われた瞬間に、頼られることが好きだったわたしは、普通にうれしくなっちゃって「やります、やります!」って回答したのを覚えています。

「リーダーもわからないんだ」っていうことは、信頼を失っちゃうかも?と思われるかもしれないんですが、今の状況を隠されたり、わからないままこちらに「自分で考えて」と放り投げられるよりはずっと、誠実さを感じて、一緒に何ができるかを考えることができたなぁという実感もあります。

実際に、「マニュアルありますか?」と聞いてくれたメンバーには、「実はないんだ。これから一緒に作ってくれると嬉しいし、そのためにサポートしてほしいし、したいと思っているよ」と伝えたときは、相手が嬉しそうに。「これやりたいです」「こうした方がいい」というアイディアを出してくれるようになってきました。

状況を隠してしまう方が、中長期的に信頼を獲得しづらくなりますし、ずっとメンバーは「リーダーがすべてを知っている」と思いこんで接することを変えてきてくれません。

特に、わたしのような「頼られるのが好き」なタイプは、こういうの言われるのはシンプルに嬉しかったりします。

一人で悩まないで、一緒に考えよう

正解のないものは、自分一人で探すんじゃなくて、目の前に質問してくれたメンバーがいるからこそ、一緒に回答を探すのいいのかもとわたしは最近思ったりします。

もちろん、明確に回答がある方があるに越したことはないですし、そこから信頼獲得できることもありますので、これが正解とはわたしも思っていないんです。

でもさ、「完璧な回答ができるリーダーであり続けなければ!!」と思い込んだり、「なんで自分で考えてくれないんだ」と相手が変わらないことに苦しんでいる人いっぱいいる気がしているんですよね。

「実はさ、こういう状況なんだ」って開示して、一緒に考えてくれる?って一言伝えると、一気に「どうしたらいい?」の絶望感は抜けられて、希望に変わっていくはずなんですよね。

開示することに勇気が必要なひともいるかもしれません。
いや、むしろ超勇気がいることなんですよね。自分の「わからない」を開示をするのは。

そうなんだよ、この勇気が出ないんだよっていう人は、ぜひ頼ってください

コーチとクライアントの関係にもいえることで、クライアントは答えのないことを対話しに来てくれます。

コーチングっていうのは基本、自分の中に答えがあると信じてコーチは接するものですが、それでも、答えが見つからなくて途方もないときは、どんなにコーチがいいコーチングしたとしても起きるときはあります。

そんな時に、クライアントが、

「どうしたらいいですか?」って質問してくれるとき、あります。

わたしのリソースの中で回答できることは全力で回答するつもりでいますし、出し惜しみもしません。

こういった悩みは開示すること自体にも勇気がいることも知っているし、その勇気をだしてくれたことを嬉しく思います。

わたしにも答えがいないときは、「わたしにも答えはないけれど、一緒に考えるよ」と言い続けるし、一緒に考えさせてください。

あなたの勇気にわたしもこたえるよ。

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