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お絵描きセットは、A3用紙と24色のペンを

やるとやらないじゃ大違い!な、子育てのコツ

子育てにも「コツ」みたいなものがあったらいいですよね。
「 詳しい事はわからないんだけど、とにかくこれを実行したらいい育ちがあるらしいよ。」という様な。

例えば、これはいかがでしょう。

『お絵描きの紙は、A4ではなくA3を』
『お絵描きのペンや色鉛筆は、12色でなく24色を』

小さな子どもがいるご家庭や教育施設では、お絵描きセットが用意されていると思います。自由にお絵描きをするための真っ白な画用紙。そして、クレヨンや色鉛筆、カラーペンなど。

その「お絵描きセット」は、どんなものが用意されているでしょうか?
もしそれが、A4コピー用紙の大きさの紙だったり、一般的に手に入りやすい12色の画材のセットだとしたら、それをぜひ2倍にする提案です。
といっても、量を2倍ではありません。
 紙の大きさを2倍!
 色の種類を2倍!
「お絵描きセット」の中身を、コピー用紙の2倍の大きさのA3用紙と、24色以上のペンに変えてみるのです。

今すぐポチって部屋に置いておくだけ。それだけです。
ほんの少し、手間と費用をかけるだけで、仕込みは完了です!


無限に広がるかも知れない創造性を閉じ込めない工夫

大きな紙を目の前にしても、まずは子どもは小さな絵を描くことでしょう。
または、大きな紙にぐるぐるぐる〜っと、大きく手を動かして線が描かれただけのものが、何枚も何枚も出来上がるかも知れません。

大きな紙にちょこっとだけ描いただけの紙が何枚もあったりすると、「やっぱり小さな紙で十分じゃん。」って思うかも知れません。
「何だか、紙がもったいないなぁ。」と感じることもあると思います。

でも、〈小さい紙だから小さく描いた〉のと〈大きな紙に小さく描いた〉のでは、描いた本人にとっては意義が違ってきます。

大きな紙を目の前にして、小さな絵を描いた時、
自分でいろいろなことを感じながら、学びながら、手応えを感じながら、試しながら、余白を感じながら、その大きさを選択しています。

今見えている子どもの姿は、長い目で見ていくと思いがけない成長につながっているものです。ですから、もし「紙代がもったいないなぁ。」と思う場面があったならば、

「いやいや、わが子の無限に広がるかも知れない創造性を、小さな紙に閉じ込めてしまったら、そっちの方がもったいない!

と思ってみて下さい!
すぐに大胆に手を動かすようになってくると思いますよ!

描いても描いてもまだまだ描ける〜!

私はもったいなかった紙は、メモ帳にしたり、揚げ物の時に使ったりしています(笑)。
大丈夫です。そういう姿を見ていると、そのうち子どもも、自分で必要な分だけ切り出して使ったりするようにもなると思います。



自然界には、もっといろんな色がある

次に、12色ではなく24色の色を出すことについて、考えてみましょう。

私たちは、「青というのはこんな色」「緑というのはこんな色」と言うイメージをもっています。それはおそらく、折り紙の色や、12色の色鉛筆、クレヨンの色がいつも、その色だからでしょう。

けれども、自然界にはもっとたくさんの種類の色があります。
外国の色鉛筆のセットを見るだけでも、違った色合いになっていたりもします。

だから、小さな頃からお絵描きをするときには12色ではなく、少なくとも24色。
または、色々なメーカーの画材を混ぜて、いろいろな色を用意しておくだけでも、「青というのはこんな色」という枠の中に、知らないうちに閉じ込めてしまうことから解放できるわけです。

青は青でも、こんなにいろんな青がある。この魚の青はどの青かな…?



この【コツ】は、たとえば日常で何気な〜くしている「おえかき」というひとつの行為も、こうやって少し環境を変えるだけで何かが変わるということもあるよ、という例として挙げてみました。
いいなと思われた方はぜひ取り入れてみてくださいね。

【A3紙で24色以上】を何年か続けてきた長男、6歳の頃



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砂漠で放置したら子どもが本来もっている「遊ぶ力」が引き出されたお話はこちらから ↓


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