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それぞれの4Cups Story Vol.2 平安山 良雅さん

ゲスト:平安山 良雅さん
沖縄在住。25歳。社会人一年目として、沖縄で学童に携わっている。
大学時代はオーストラリアへ留学をしたり、ヒッチハイクで日本を周ったりしていた。新たに久米島で同級生の友人と学童を立ち上げ中。
なかよしプロジェクト【心の栄養素マスターコース】1期&4期生。

聞き手:眞島かな子
株式会社ネクストエール代表。
インクルーシブな社会を目指し、個人の良いところを引き出しさまざまな選択肢を一緒に探り出す「共育コンシェルジュ」サービスを構築。大学生の長女、高校生の長男を持つ母親でもある。
なかよしプロジェクト【心の栄養素マスターコース】4期生。

あなたの夢やビジョンは何ですか?

―留学やヒッチハイクなど、お若いのにとても内容の濃い半生を送ってみえたようですが、よしまささんが現在持っている、夢やビジョンは何ですか?
 
来年の4月を目標に、沖縄の久米島で馬牧場と提携して「自然と馬を掛け合わせた学童」を同級生と開く計画をたてています。

―動物は癒されますよね。馬を愛でる、お世話をするだけで自分の心が洗われて、そこから前向きな気持ちにスイッチすることができそうな感じがします。
馬×自然×学童を久米島で開講するというビジョンに向かって、今までどのような活動をされてきたのでしょうか。

もともと目指していたのは小学校教師でした。ただ、その中で小学校教師は勉強を教えることがメインとなっていることに気づき、自分が理想としていた「子どもを育てる」という考えとは違うと感じ始めました。

在学中から母が経営している学童でアルバイトをしているのですが、そこで、「自分は小学校教師になるよりも、学童を通して教える方が自分に合っているのでは?」と思うようになり、そのまま学童で働くことにしました。けれども、学童の従業員として働くのと経営者として働くのでは、必要な力が全く違うということに気づきました。自分が目指している子どもの教育は、経営者の方がより制限なく自由にできるのではないかと感じたので、「学童を開いてみよう」と考え始めるようになりました。

知識も経験もないなかで、一人の力では学童の運営はできないと判断し、同級生に声をかけてみたところ快諾してくれ、一緒にやることになりました。そこからは、二人で沖縄南部の学童や役場を回りました。

その中で、久米島に待機児童がたくさんいるという情報をキャッチし、保護者からも「学童を作ってほしい」という声が多数寄せられていたので視察に行ったところ、とても良い環境だったので、「ここだ!」ともう直観で決めました!

久米島は海や川など自然に囲まれています。応援メンバーの中に馬牧場を経営している人がいて「ぜひ協力したい」と申し出てくれたので提携し、馬を絡めながら子どもたちを育てていく計画も着々と進んでいます。


《心の4大栄養素》を学ぼうとしたきっかけを教えてください

―親子二代で学童の世界というわけですね。
学童を築き上げていくという目標に向かっていくなかで、よしまささんもいろいろな勉強をされていたと思うのですが、どのような経緯でゆみさん(なかよしプロジェクト代表・佐野友美氏)に出会ったのでしょうか。きっかけを教えてください。
 
もともと学童を開くうえで、非認知能力をメインに教えていきたいと思っていました。「非認知能力とはなにか」を考えていくなかで、教育や学童の制度が進んでいる国はフィンランドだということがわかり、フィンランドの教育の中に「もりのようちえん」があったので、かたっぱしから受けていました。

そのオンラインセミナーのひとつでたまたま友美さんと出会い、「こころの栄養素というメソッドを広めている」という話に関心を持ちました。そこで、フェイスブックをたどって連絡を取り、「話を聞かせて下さい!」と実際に会っていただくことができました。それが『こころの栄養素』を知るきっかけとなりました。
 
―友美さんにお会いしたのはどれくらい前になりますか?
 
1年半前、夏前だと思います。2021年の4月頃でしょうか。
 
―私(眞島)が友美さんとお会いした時期とも近いですね。よしまささんが友美さんに会ったことで、「あ、これが自分が求めていたものだ!」と感じたのでしょうか。
 
非認知能力というのは少しずつ有名になって、理解はされてきていたとは思いますが、専門用語も多いですし、数値化しにくい分野でもありますし、理解するのはとても難しいことです。

ところが、《心の4大栄養素》は友美さんも掲げているように、教育者だけでなく一般保護者にも理解しやすいよう工夫されています。専門用語も使わず簡単な言葉で伝えているので、理解もしやすいです。
実際に、自分達が学童で保護者に伝えていくときに、非認知能力では説明が難しく、理解されない部分もありました。でも、《心の4大栄養素》を使えば説明も簡単だし、理解も深まるし、理解することでまた子どもの教育にもつなげていけるので、「これはいいな!」と直感的に感じたのが大きいです。

ーわたしも、今までの〇〇メソッドなどは根本は同じだと思うけれど、ことばが難しいと思います。でも、4Cupsの理論は、4色のコップを使って『こころの栄養素』の足りない部分、満ちたりている部分をコップに注がれた水の量で考えていくので、脳内でイメージしやすくなるよう工夫されていますよね!
説明しやすく、理解されやすいメソッドだと思います。


なかよしプロジェクトの講義や仲間との活動の中で、よしまささんの心に一番残っていることは何ですか?

ーこれまで、なかよしプロジェクトの講義を受けたり仲間と活動したりした中で、一番心に残っていることを教えてください。
 
全体を通して、心の4大栄養素は対処療法ではなく、「原因療法」だと思っています。
例えば、一般的な学校や家庭では、子どもが宿題を忘れたときに、無理やり宿題をやらせたり、「勉強していないから、〇〇しちゃだめ」という罰や制限を与えたりするイメージがあります。

けれども、《心の4大栄養素》は表面的なことを制限するのではなく、その奥にある「勉強できない理由は何なのか?」を探っていきます。
例えば、勉強ができないから「可能感」のコップの水が減っているとか、他の兄弟ばかりに注目しているから「仲間感」のコップの水が減っているとか。

人間の奥底にある部分を調べて改善していくことで、表面的なマイナスの部分が直っていく、成長していくイメージがあります。
そこが、「小手先だけの技術ではない、人間の奥の部分に響く教育方法だな」と感じています。

ーそうですね、潜在意識の部分を呼び覚ます効果があるのかな、とわたしも思います!


大学生や新任の先生にこういうメソッドがあると知って欲しい

―あっという間に時間になってしまいました。これからもますます活躍していただきたいと思います。最後に一言、みなさんに向けてメッセージをお願いします。
 
《心の4大栄養素》の受講者の中では、自分が最年少だったと思います。
こういう学びをするのは、教育に携わる方とか子育てで悩んでいる方が受講する印象があるかもしれませんが、若い人、大学生や新任の先生にこそ、こういうメソッドがあるということを知っていただきたいな、と思います。

これを知っているとだいぶ違います。大学で授業のやり方を習うのも大事ですが、プラスアルファで自分の武器になるものを持って欲しいと思います。

大学に行って免許を取り、試験さえ受ければ教員にはなれますが、それは必要条件。「子どもたちに何をしたい」という思いをどう表していくか、というときに、《心の4大栄養素》は強力な武器になると思います。また、今学べば、今後教えることもできるので!
 

―若い方だからこそ、子どもの気持ちが理解できる。また、大人として親の視点にも立つことができる。両方の視点に立った時、どのようにこころのコップを満たしていけばいいのかを視覚的に捉えていくので、若い方にもおすすめですね。

今日は短い時間でしたが、本当にありがとうございました!



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