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最東端に惹かれて納沙布岬へ

どうも人間は最北端とか、最も高い山とか、大好きである。日本の最東端である納沙布岬(のさっぷみさき)は北方領土も近く晴れていなくても見える距離。泊まっている釧路市内からは、145km、2時間半ほどで着くらしい。十分日帰りができそうなので、行って見ることに。なお北海道の方は、100kmくらいなら普通に移動すると言っていた。確かに混んでいないし、信号も少なく、全く苦にならない。真っ直ぐで平らな景色が物珍しいので、とても楽しい。

ナビで初めて見た「98kmまっすぐ」
納沙布岬をゴールに iPhone で Google Map を設定して、釧路市街地を抜けて国道に入ると「98kmまっすぐ」とでる。しかも有料道路使わない設定である。北海道の道は本当に分かりやすい。しばらく走ると、前も後ろも誰もおらず、対向車もまれな状態に。野生動物には気をつけて北海道を満喫すべくのんびり走る。なお、納沙布岬はやはり人間が行きたがるようで、キャンピングカー、ライダー、自転車、はたまた徒歩など多種多様な旅人がいる。

北方領土はやっぱり近かった
風力発電機が見えて、岬が近いなーと思っていたら到着。意外だったのは、灯台があるすぐ横にも工場、民家があること。ここは昆布などの水産資源が豊富らしい。とったらすぐ加工だからかな。ちなみに、家がある千葉県の灯台はどこも人家からは離れていて、ぽつんとある。このイメージが強かった。

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近いので、誰にも言われなくても、あれが北方領土。歯舞諸島(はぼまいしょとう)で、遠くが国後島か、とすぐ分かるレベル。そして、かもめが多い。北海道のかもめは大きくて、あの口ばしで突かれたら嫌だなぁなんて思ったけれど、ゆず(コーギー、メス、2011年生まれ)が蹴散らしてた。ただ多すぎてかもめを追いかけるのも飽きたらしく、最後は気にしていない風、をお互いに装っていた。かもめと犬でどんな話をしたのか、気になる。

かもめに次いで多いのが、記念碑。大抵は返還を願ったものですが、とにかく乱立している。ここは私有地なのか?納沙布岬は最東端という立地だけで、人が来るきっかけになる。自然をもっと楽しめるよう人工物を排除した方が良いと思うのだが、どうなんだろう。ひしひしと感じるのは、いろいろな人の思いが詰まった土地であること。

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行き帰りに寄った道の駅
国道44号線沿いにあるから「スワン44ねむろ」という名前の道の駅に、行きも帰りも立ち寄りました。他に立ち寄る場所が少ないのもあるけれど、北側が湖で開放感抜群。カニをはじめ海産物やお土産も豊富で、毛ガニのボイルが剥き身になってカニ味噌付きで売っていたので買ってしまった。大変美味しゅうございました。幸せ。家にも保存が効く缶詰中心にお土産を買い込む。千葉は猛暑なので涼しくなったら日本酒と一緒に楽しむ予定。

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納沙布岬が日帰りできたなら、次は野付半島
釧路に行く前は納沙布岬は行くには遠いか、と思っていけれど案外行けてしまった。それならば、日本地図では記憶が定かではないが小学生の頃から気になっていた野付半島もぜひ今回の旅行で行きたいと思うように。

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