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ゆで卵とソーセージ

あぁ、、また今日がはじまってしまった。
そんな言葉が毎日頭に浮かぶ。

床に敷いた万年床の敷布団と5つの枕から
体を放す時、軋む体と心の中。
何度も繰り返される、どこかが痛んでいる朝。

出窓にある小さな多肉植物。
「おはようさん」と謎の関西弁で挨拶。
お水をあげる日もあれば、あげない日もある。
あやつは強い。1週間に1回のお水でもちゃんと潤ってる。

ケトルでお湯をわかし、毎朝飲むコーヒーラテ。
本当はカフェオレの甘いのが好き。
でも糖分の取り過ぎはダメだなと思うから、
細やかな糖分への反抗でラテ。
ブラックが好きな人からしてみれば、
ラテも充分甘いらしいが。知らんけど。

そして向き合うノートパソコン。
インターネットの中にあるSNS界隈は
私にとってはリアルであり社会。
人間関係で心の病を持ってしまっている私が
唯一いろんな人と楽しくお話ができる場所。
リアルは残念ながら、挨拶程度が精一杯。

たまに近所のおばさんに「yumiちゃんおはよ」と声をかけられ
「おはようございます。今日は暑いですね~」と話をふってみる。
が「そうやねぇ」と返される「ねぇ」のとこで私は歩き出してしまう。
もしかしたら、その続きをおばさんは話そうとしているかもしれないが
私は足早に立ち去る。というか、完全に背を向ける。
きっとおばさんは、私のことを、いいこなのか感じの悪いこなのか
長年に渡って結論が出ず焦っている日々だろう。申し訳ない。

インターネットでかなり回復した病は男性恐怖症と対人恐怖症。
残念ながら完全ではないけれど、ネット上ではほぼ治っている。
私と深いところまで話せるようになる人の中に悪い人は存在しない。
優しくない人も存在しない。だからこそ、ここまで回復できた。

ネットの中には勿論悪人はうじゃうじゃいるけれど、拒否反応がでるので
出会ったところですぐ縁を切るというか話が合わないから切れる。

ネットの中の私は明るい。比較的。
強いとすら思っている人もいるみたい。
弱者極まりない弱虫なのに、ネットでは饒舌になったり
誰かを叱ったりもする。だから皆、深い部分を話さない限りは
私の本当の姿を勘違いしている。
まぁそれでいいのかもしれない。私の本当の姿を知ってしまったら
気を遣ってくれる人が増えるだろうし、変に笑えなくもなる。
知りたいと思ってくれる人が知ってくれればいいと思う。


私はもうそろそろ完全な熟女ゾーンに入る雌。
結果、絡む人達もかなりの大人が多くなっていく。
そうなってくると、女性はほぼ当てはまらないけれど
男性はある程度の年齢を超えると、話したことをすぐに忘れる。
『誰にも言わないでね』というワードは覚えてくれるけど、
何を言わないで欲しかったのかは覚えていない。謎の記憶力。
そして不幸中のラッキー。

先日、文字でのやりとり(チャットのような)で、
相手はきっと普通にスムーズな会話をしたと思っているだろうけど
私的には以前話した長いああああああいお話をフルで2回しただけだった。
結構その時の人間関係で重要な重めなお話。
そしてその時相手は相づちをして「そうだったんだねぇ」と
理解した風の返事をしていたような内容。共感もしてくれたはず。
なんだったら、アドバイスまでくれたはずの内容。
なのに、はじめて聞いた話かのように私に色々尋ねてきた。
そして以前話した時と同じように驚き、共感し、アドバイスをくれた。
勿論同じ内容のアドバイス。
「前に話したよ?」とすら言えない真剣モードの会話だから
私だけ変な空気で会話してた。ということを今だに相手は知らない。
ある程度の年齢に達している男性にはあるある。女性にはほぼない現象。

例えば私が暴言を呟く。深い話をしている女性達は察してくれる。
何かあったんだろうなとか、心にもないこと呟いてるなとか。
それが男性になると、ある程度の年齢に達している人は、
深い話をして私の性格や状態を知っているはずなのにそのままを受け取る。
こういう暴言を言う人間なんだ、性格悪い我儘なやつだな、とか。

そう。話したことを忘れているから。
私のことを大事に感じてくれている人達は勿論男性でも覚えてくれてる。
忘れる人達は、深い話をしたとはいえ、さほど想ってくれていないんだ。
と思う。というとこに、少しショックを受ける。


私の心が沈んでいるとき、励ますつもりでわざと明るく
楽しく接してくれる人がいる。ありがたい。
けれど、全く過去に話した深い話を覚えていない人は、
心が沈んでると把握しているのかしてないのか、そんな時に限って
私が確実に嫌がるワードを連呼してくる時がある。
確実に悪気はない。そういう人じゃないと知ってる。のに、
私が話してきたことを忘れているから、楽しそうに話してくる。
きっとその人なりの優しさもあるのだろう。そう思うと指摘できないし
拒否もできない。相手がいい人故に。


ある日私は体調不良で絶不調だった日に実家で家事全般をする日があった。
しんどいとも言えず、休むことも出来ず、絶不調な体と戦っていた。
その内容をXで呟いたりもしていた。ふわっと。
調子が悪いのは確実に伝わるような文章。

そして家族全員の昼食を作るとき、家族に作らなくちゃってのが頭いっぱいで結局私は自分の昼食を作るのを忘れ、家族のぶんしか作ってなかった。
そんな私の目に入ったのは、煮物の中にあったゆで卵と家族のために炒めたソーセージ自分の分2本。だけだった。
頭が割れそうな頭痛と首肩凝りと少しの腹痛の中必死で作ってこれか、、
と思うと泣けてきた。悲しすぎるオチ。

半泣きで食べたゆで卵とソーセージ。完食したらどこからかメッセージ音。
例の、過去話してきたことをすっかり忘れている民族からの問いかけ。
内容は、絶対に今じゃないだろと言わんばかりの、お下品な話題。
それをぐいぐい話しかけてくる。
私のその時の状態を知らないとはいえ、そんなことは私には関係なく
とても冷たく返信をしたと思う。感じが悪かったと思う。
・・・全てが無理だった。

この頃からその男性は、私への対応が冷たくなった。
仕方ない。何も知らないのだから。呟きも読んでいないのだろう。
そう思えば、ただただ私が感じ悪いだけの話だし。無理もない。
だからといって、私も反省はしていない。私も仕方なかった。うん。

だけど複雑。その人は私とした約束、、めいたことすら完全に忘れ暴走。
その光景を景色を見れば、確実に私が不快になるであろうことを繰り返す。
不快になることは把握しているだろうけど、それが約束めいたことなのは
すっかり忘れているのだろう。

これを本性というのか、覚えている覚えてない以前に
私が不快になることは把握している言動だから、嫌がらせのつもりなのか
私は悪意を向けられているんだと思う。
すごくすごく好きな友人だったけど、結果は悪意を向けられる関係
になってしまった。とさ。

心が通っていたようで、本当は通ってなかったと思うべきか、
覚えていなかったのだから仕方ないと思うべきか、
どう思えばいいのか、長い時間考えているけど、今だ答えは出ていない。

って、、なんでこんな文章書こうと思ったんだろ?
わがんね。
※東北人ではありません。



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