それってほんと?が止まらない
私がnoteを書くきっかけと、書き続けるためのアドバイスをくださったのは、イイダテツヤさんという、様々なビジネス書や記事の執筆をされるライターで、かつ、熟練のキャリアコンサルタントの方なのだけど、
(※初回のnoteでもこっそり触れている)
最近、朝シャワーを浴びながら、考察の鋭いイイダさんが毎日深夜にアップするラジオ(なんとすでに800回超え!!毎日ってほんとにすごい!!)を聞くのが密かな楽しみになっている。昨晩UPされていたこの回を聞いていたら、私の何かが刺激されて、今日の記事を書くに至った。
イイダさん、改めてありがとうございます・・!
詳しくはぜひラジオを聞いてみていただけたらと思うのだが、私のAha!が誘発されたのは、人と対話をする上で「興味があるから相手に問いかける」という流れだけでなく、「問いかけのスキルを磨くことで、だんだん興味が育つ」という、順番が逆になることも起こりうる、という話だった。
世の中では、当たり前の方程式のようなことを、皆が疑問も持たずに遂行している(何ならそれを知っていて遂行できるのが大人と思われているような)ことがままある。昨日のイイダさんのラジオのネタを拝借すれば、「コミュニケーション上手になるには、相手に興味を持つことから」とか、もっと言えば、「相手に興味が持てない人はダメ」みたいなことってよく聞く。何なら自分も当然のように言ったり同調していたことがあると思う。
でも、最近、様々なシーンで、こういう「一見常識みたいになってるけど、それってほんとにそうかな?」という感覚が湧きやすいというか、そこに違和感を持つことが増えていて、場合によっては多少面倒くさい人間になっているのではないかとすら感じている。
これは、今携わっている、“ダイバーシティ推進の支援“においては、アンコンシャスバイアスを扱うことも多く、ある種、職業病のようにそのあたりが敏感になってきているのかもしれないが、裏を返せば、今までなかなかに自分も思考を深めるのを放棄して、適当にしていたことも多かったんだろうなあと。
世の中の常識、というだけでなく、相手の話をきちんと聞かずに、自分の思い込みで話をどんどん展開してくる人に対しても、私はキツく対応するようになってしまっている。(私のことをご存知の方は目に浮かぶことかと・・・特に年配の方のそういう発言に容赦なく物申してしまうのが私の特性なのだけど、最近そこがますます強まっている。。)
先日も一緒に食事をしていた方が、「スポーツをしない人間は話が面白くない」ということを言っていて、あなたのまわりはそうなのですかね?という感じで受け流していたのだけど、それがあたかも一般論のようにあまりに強調されるので、私のまわりではそれは法則になっていない、とキッパリ伝えた。別にスポーツしなくても魅力的な人なんてたくさんいるし、何ならスポーツをするあなたのその話自体が面白くないではないかと。→ご本人にも伝え済
世の中の真理を捉えて言語化しようとすることはそれはそれで面白いし、そこをセーブするつもりは私もない。これは少々極端な例だったかもしれないけど、何かを固定的に捉えることで、そこにはまらず失われてしまう視野や可能性をもったいないと思う気持ちがとても強まってきている。世間が、もしくは自身がつくった固定観念によって苦しんでしまっている人を少しでも楽にしたい。もっと力が発揮できる状態になって欲しい。そんな思いが、自分のエネルギーになっている。
(一方で、営業やPRをしていたりすると、魅力をわかりやすく伝えるためにはある程度限定的に説明をしないといけないこともあるので、ここのバランスはなかなかに難しいのだけど。)
だから今、キャリアコンサルタントであったり、企業の人事の方の研修導入等に寄り添う立場であったり、そういうところで仕事をさせてもらえていることは、やはり幸せだなあと感じている。
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