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こころの処方箋

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色と香りが織りなすカラーボトルカウンセリング「和み彩香」 思わず出てくる本音にそっと寄り添います
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2021年7月の記事一覧

泣き虫

泣き虫

まだ10代の頃
悩み相談室に寄せようかと思い悩むほど
泣き虫だった

悔しくては泣き
嬉しくても泣き
驚いて泣き
情けなくて泣いた

自分の感情を持て余すだけでなく
隣の友の思いまで馳せて泣き
喧嘩した相手の彼の気持ちを考えて泣いた

しかも泣き出すと止まらない
予測不可能でいきなりじわっと涙が触れてくる
そのくせ 芝居で泣けと言われても
体が感情移入できていないと
涙のひとしずくもこぼすことは出

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「二人の神さまからの伝言」

「二人の神さまからの伝言」

私が敬愛する精神科医 佐々木正美先生の訃報を知ってもう4年が経ちました。
生前一度しかお目にかかったことの無い先生に
もっと直接お会いして学びたかったとつくづく後悔します
そして何故こんなにも佐々木先生に惹かれて止まないのかと思うと
私の大好きな義父に似ていたからだと気が付きました

しかも、義父が生前佐々木先生とは先輩後輩の間柄で
同じ合唱部だったとちらりと聞いたことがあり
その真偽を確かめる術

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ラタトゥイユ

ラタトゥイユ

「ラタトゥイユを美味しく作るコツを知っているかい?」
あなたは、そう唐突に聞いてきた
え?料理は得意だった?
そんなそぶり見たことないわ

私の小さな驚きなど意に介さないかのように
ちょっと自慢げに言葉を続ける
「Suer(シュエ)することなんだ」

【Suer(シュエ):
野菜などを焦がさないように弱火で水分を出させながら
透明感が増すまで丁寧に炒めること】

「その本来の言葉には
汗をかかせる

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似顔絵

この似顔絵を見てこれが私たち親子だと何人が気付くだろう。
もちろん15年前の写真ということを差し引いてでもある。

衝撃だった
人が聞く自分の声や印象に多少の認知のゆがみや、誤差があることは分かっている。
写真を撮られてこんな私は私じゃない、そう想うことも多々ある。
それでもこの似顔絵は、私が思う私、そして息子とあまりにもかけ離れていると思った。

この似顔絵を描いてもらったのは、パリのモンマルト

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水のやり過ぎ肥料のやり過ぎ厳禁、一人っ子に育てるな⁉︎

水のやり過ぎ肥料のやり過ぎ厳禁、一人っ子に育てるな⁉︎

いつものあさんぽ仲間のおじ様がナスやトマトの苗を世話しながら教えてくれました。

確かにトマトは「生かさず殺さずの極意で肥料も水もギリギリに」という話しをよく聴いたことはありました。

肥料のひとつである窒素が多すぎると、葉っぱばかりが大きくなって、実が育たないとのこと。水も多いと、これまた実に水分を溜め込み過ぎて、実が弾けてしまうのだそうです。

今日、大雨が上がったばかりのトマトは
「ほら、こ

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