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小中学生さんに勉強を教える難しさと楽しさ

こんばんは。ゆみです。
久しぶりの投稿になります。

私は、最近、ある大手の塾の非常勤講師をやることになりました。

初めは、私は足が不自由なので、そのことを生徒さんから何か言われたり、からかわれたりするんじゃないかなと、それが気がかりで、塾の講師の仕事に魅力を感じながらも、なかなか一歩を踏み出すことができませんでした。

ですけど、実際、塾で仕事をしてみると、生徒さんの質が皆さんいいのか、誰一人として、私の足の不自由さをからかったり、指摘する生徒さんさんはいません。

むしろ、この前、いいことがありました。

それは私が苦手な数学を中学生の生徒さんに教えていた時のこと。

私は、杖を使って塾の中を歩いているのですが、杖が見当たらず、困っていました。

すると、生徒さんの1人が優しく杖を私の前にそっと差し出してくれたのです。

その生徒さんは男子で、おとなしい性格の生徒さんなので、「先生、ここに杖があります」とか、なんとか、そんなことは何も言わなかったけれど、優しく、私の前に杖を差し出してくれて、私は嬉しくて、感激しました。

そして、その時、私は、「この生徒さんの力になりたい。微力ながらでも力になってあげたい。少しでも成績を上げてあげたい」と心から思うことができました。

もちろん、塾なので、細かい規定やしなければならないこともあり、先輩の先生から教えすぎです。などと指摘を受けることもあります。

それに、コピー室まで行くためには、杖を使って塾の中を歩かなければならず、私にとっては厳しいなと感じることもあります。

「昔とは教え方が変わったんだな。熱心に教えているつもりだけど、今は分からないところだけを教えて、褒めて伸ばす、教育方針なんだな」ということをつくづく痛感させられます。

また、今は AI を使った学習が塾でも進んでおり、生徒が自主的に勉強をして、わからないところだけを先生が補助的に教えるというシステムが一般的になっているようです。

「昔とは変わったな」と思いつつも、中学生の生徒さんのさりげない優しさ、思いやりに助けられている私です。

そんなわけで、塾の講師の仕事は、厳しいところもありながらも、やりがいも感じられ、それが今の私にとっては、貴重な経験となっています。

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