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アーサナとエクササイズの違い?

先日、講座中にとても良い質問を頂いたので、シェしておきます。
”ヨーガのアーサナとフィットネスのエクササイズの違いって何ですか?”
確かにフィットネスやピラティスでもプランクや、チャトランガ、
ハイランジやヴィーラバッドラーサナなどなどほぼ同じ形、ポーズがありますよね。


結局、体に影響を与える為には、効果的な形ってのがあって。

エクササイズとは?wikiでは
「英語で運動の意。肉体能力の維持・強化や健康保持などを目的とした肉体的な運動の総称.........」
ちなみに
アーサナとは?wikiでは
「ヨーガの座法・体位のこと。今日のアーサナ重視のヨーガはインドの伝統とは異なる........」

...でもさ、ヨガスタジオでさ、アーサナって色々体動かすでしょう?

そして、サンスクリットで、アーサナは
”座、座る場所”って使うときもあるし、ただ”座る"ってことをアーサナて言ったりします。

そして先生たちも
「座るための体を、しっかりした体と心を作るため」
そう!それもそう!そうなんだけど...だけど、イマイチ、何だかしっくりこなかった。

そして何年か過ぎて、ようやく私的に腑に落ちた答えは...

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視点の違いです。

どう見るのか?

体を動かす その行動は変わらない。

フィットネス的エクササイズは、

”体と一体となって私が運動している”      という視点

ヨーガ的エクササイズ(アーサナ)は、

”運動を体をツールとして使っている”とゆう視点

ヨーガはその視点を持つことで、
本当の私は、この体ではない、この心ではない、この思考ではないって 
「あれでもない、これでもない」
ヴェーダーンタのネーティ・ネーティ(否定の手法)を使って、
まずは真実ではないものを除いていって、
最後に残ったものが真実だと悟るためのプロセス。

それをアーサナで実践していく
その時間は、エクササイズであり、内的な静けさによるリラクゼーションと集中している、この瞬間を感じる時間になります。


プルシャとプラクリティ 主観と客観 見るもの見られるもの

その視点をヨーガで育てること。

ヨーガが、自己を知る手段、ツールだと言われるのはこの視点を自分の中に持つこと。

外側と内側の両方を知ること。

そうすることで、初めてわかることがあるから。それが気づき。

そして必ず、最後には全て放棄してまた違う世界に入っていく。

”気づき”

は、まだまだほんの入り口、そこからエゴ丸出しで勉強して、最後は手放す!



* 最後に

いつもクラスでもお話させてもらってますが、必ず、実践して、自分でよ〜く考えて、時には聖典を紐解いて、自分自身の答えを見つけること。

誰の答えでもなく、自分自身の答えを見つける。
何年かかっても、たまには休んでも良い、マイペースに ॐ





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