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父の教え〜親バカなほどの愛〜

私の父は温厚で、誰にでも優しいタイプですが、子どもへの愛情はさらにすごいです。

幼児の時には、逆立ちを教えてもらったり、向かい合って手を繋いだまま、鉄棒の逆上がりのように一回転する体を使った遊びを一緒にしたのが楽しかった覚えがあります。

小学生くらいまでは、先に寝ていると寝顔を見に来て手や足をツンツン触ったり。子どもからするとうざったいのですが、自分に子どもができると、この触りたくなる気持ちがよくわかります!

習い事の発表会などでは、

「一番良かったよ!!!」

というようなことを、ニコニコと言ってくれます。たまにはもっと客観的な評価を言って!と言いたくなるくらい。

勉強面では、「宿題しなさい!」などと言われた覚えはまったくないのですが、逆に点が良くてもそんなに褒められた感じではなかったです。

学校の行事などに出る時は、「自営業だから一緒に参加できるんだよ。サラリーマンだったら難しいんだよ。」と良く言っていました。少しずつ経営者のメリットを教えてもらっていたわけです。

仕事で辛い時期もあったようですが、本当に、いつ会っても笑顔で機嫌がよい、という印象が強いです。もちろん、私が怒らせたことも数回ありますし、思春期の頃は洗濯物を一緒に洗いたくないなぁと思うこともありました!ですが、私は高校から親元を離れたので、それからは両親が恋しくてしかたなく、反抗期は早々に終わりました。

大きくなってからも、「運転はお父さんがしよう。」と甘えさせてくれますし、「喉乾いてないか?」「食事にいくなら何が食べたい?」など、気遣ってくれます。ちょっとしたことですが、私たちのことを考えてくれている声掛けが嬉しいですね。

人前での挨拶はしっかりこなす父ですが、私の結婚の時、親戚の集まりでは、挨拶をしていて急に言葉に詰まり、声が出せない様子を見て、驚いたのを覚えています。いきなりだったので。

普段の生活で、父といると話が尽きません。疑問に思ったことの意見を聞いたり、世の中について教えてもらったり、話していてとても楽しいです。自分のことを飾らず、経験してきた失敗談も話してくれるので、逆に尊敬できるのだと思います。自分の考えに軸があり、マイナスな感情に引っ張られるくらいなら、人付き合いをスパッと断る面もあります。地元の人からは「ちょっと変わった人」と思われているのが、娘の立場でもひしひしと感じています。それでも、「天草は人がいい。」と言い切る父。父もたくさんの愛情を受けて育ってきたのでしょう。

経営の師匠であり、人生の師匠。

頼りながらも助けたくなる存在。

それが私の父です。

これからひとつひとつエピソードを書いて行きたいと思います。

読んでいただいた上、サポートも考えてくださるなんて、感激です!天草の学生をサポートする活動に活用したいと思っています♪