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私の活動の原点 親子で自信を失っていたからこそ

子どもも自分も受けいれられない自分 

ヨガに出会い、ヨガ哲学に支えられ、以前よりはるかに人生が楽しくなりました。子育てが楽になりました。でも、ある子育ての悩みは続いていたんです。

それは、長男との関係性。

赤ちゃんの頃からよく泣いて、とても傷つきやすく、やってみよう!という気持ちが低く、疲れやすい。小学校に入ってからは、学校に行きたくない。休みがち。勉強の意欲も低め。幼稚園の頃から小学生5年生ごろまで、帰ってくると、よくゴロゴロしてました。

当時、長男のことを全くわかってあげられず、完全に自分の子供時代やまわりとの比較から、やる気のない子だ。やらないからできるようにならない。と子供を責め、子育ての仕方を間違った、と自分も責めました。

私が勝手に作り上げた理想の「あるべき」子供像とはかけ離れていく長男を受け止められない自分。嫌い。という感情さえも出てくる自分を疑いまくりました。

「親なのに自分の子供が愛せないってどういうこと? 私にどこか欠陥があるんだ。」今思えば、苦しいのは長男なのに、その気持ちに寄り添うこともなく、自分にばかり焦点を当てた考え方をしていました。

本やネットで調べたり、カウンセリングにも通ったけれど、何かが変わる感覚は全く得られず、カウンセリングは途中でやめてしまいました。

自己嫌悪の毎日。自分でもどうしたらいいかわからなくて、どんどん気持ちが沈んでいく。「私は母親失格」。気持ちも自己肯定感も下がるところまで下がりました。ヨガ哲学が教えてくれたこと(アヒムサ=非暴力)がすっかり実践できなくなっていました。

どん底からの光

あるとき、あることがきっかけで、長男の抱える問題、そして特性について知ることができました。

この時、長男のこれまでの困難な理由がわかって少しほっとしたのと同時に、これまでの自分の感情やしてきたことを悔やみまくりました。長男にごめんねの気持ちが溢れ出す。一番近くにいる私が、ありのままの長男を受け止めてあげられなくてどうするんだよ・・・。

クラスメイトにも度々バカにされたことも理由で学校が嫌になった長男。
母親にも受け止めてもらえない。想像すると、胸が締め付けられました。長男の自己肯定感もどん底でした。

区の支援センターや学校のサポートの先生にも恵まれ、長男に少しずつ笑顔が多くなってきたころ、主人の転勤でオーストラリアに引越しました。

自由な空気、ゆったりと流れる時間。多民族国家のためか、日本よりも違いを受け入れてくれる風を感じました。そんな空気が、長男の気持ちをやわらかくしてくれ、日本にいたときよりも、笑顔が増えました。元気が戻ってきました。

”親子で”育もう

それでも、はじめての英語環境、特性や気質から、まだまだ困難を感じていることが伝わってきました。なかなか覚えられない英語で、また自信も失っていました。
他の3人の子供たちも、新しい、未知な環境に困難を感じ、また、容姿の違うまわりの子と自分たちを比べ、自信のない発言が多くなっていました。

私は私で、日本で軌道に乗り始めたヨガ講師としての活動の見通しがつけられず、新生活は思い描いていたようには進まず、引越しして8カ月経ったころ始まったロックダウン中、ぷつん、と自分の中の糸が切れたかのように、家族と離れたい。部屋にこもって涙を流す。そんな状態に陥りました。

そんな時に、「親子で育む自己肯定感 self love kids®︎」の講座に出会い、藁をもつかむ思いで講座に申し込みました。子どもたちも私も一緒に自信を取り戻したい!毎日を楽しみたい!

ヨガとの出会いの時のように、救われたと感じました。

子供の本質を見てあげることを教えてもらいました。
子どもとのかかわり方をもう一度見直すきっかけを与えてもらいました。
子どものありのままを受け入れる感覚がようやくわかりました。
これまで自分のしてきたことを責めてきたけれど、それも「すべて子供への愛があるから」と気付かせてもらいました。

私も、子供たちも、きっと「大丈夫」。

ヨガ哲学と重なる部分もありましたが、親子で育む自己肯定感の講座は、

  • 子育てに焦点をあてている

  • 自己肯定感という観点からの学びである

  • 「親子で育む」

ということが、私の中でより響き、今悩んでいる子育ての中で実践しやすかったのです。

「子供たちがもっと小さい時に知っていたかった」と切に思いました。「昔の私に教えてあげたい。お母さんたちに伝えたい。子育てにかかわるすべの方々に知ってもらいたい。」その思いから、自分が「親子で育む自己肯定感 Self love kids®」を伝える側になる決意をし、学びを深め、2023年2月より開講する予定です。

私の活動の原点

私の活動の原点「自分にやさしく」の思いは、ヨガと「親子で育む自己肯定感 self love kids®」に出会い、体も心も軽くなり、やわらかくなり、生きやすくなった私の実体験から来ています。

忙しいと忘れがちだけど、自分のケア、自分を満たすことを、意識的に時間を作って、何よりも一番に大切にしてほしくて、伝えています。それが、身近な家族、まわりの人たちへのやさしさ、そして、社会へのやさしさにつながっていくと実感しているから。

「自分にやさしくすること」
実は、もともとみんなが知っていたことなのかもしれない。大人になるにつれて忘れてしまっていた感覚を、もう一度取り戻すように。

時間が必要かもしれないけれど、ゆっくりと、少しずつ。ふと気が付いたとき、その変化に気が付くときが来る。

私の経験、学びが、必要な方に届きますように。

お読みくださり、ありがとうございました。


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