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【夏旅】3日目・8/10 〜カシスで海遊び〜

カシスまで1000キロを超える道のり、2日間をかけてきました。もしこれがコロナ禍でなければ…飛行機が使えるので、デュッセルドルフからパリで乗り換えそしてマルセイユへ、約5時間ほどで来られるはずでした。

まぁワイン畑を見れたことは良かったですけどね、長かった〜!!それもこれもこの日のためにあったという物です。実にカシスは素晴らしい所でした。

【カシス】

まずはカシスがどこかご説明します。引きの地図は…

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近寄ります。

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更に…

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マルセイユの南東側にはカランク国立公園とありますが、この公園はラ・シオタの海岸沿いの緑の辺りも含まれています。カシスはラ・シオタの西側の赤い線で囲まれている部分です。

このカランク国立公園の地形は地面が隆起して出来上がっていて、海沿いは断崖絶壁になっています。昔、地殻変動の授業で隆起と沈降ってやったのを覚えていますか?当時はいやいやそんな事言われても良く分からんよ〜と思っていましたが、これが隆起か!ってハッキリと分かるような地形でした。

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(カランク国立公園のラ・シオタ側からの景色。隆起したのがはっきりと分かります。)

話がずれてしまいましたが…カシスという街は隆起の激しい所ではなく、崖の間の比較的穏やかな土地にある小さな湊町です。

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私が持っている2010年の地球の歩き方・フランス版に、カシスは載っていませんでした。きっと車が無いとアクセスの悪い所だからだと思います。マルセイユからのアクセスは電車で20分、降りてから4キロ程歩くか、マルセイユからUberを使うか(70€程?)という感じです。それでも、行って絶対に損はしない所だと思います。その素晴らしさをお伝えすべく紹介していきますね!

・海へ向かう

先ほど説明したようにこの辺りは地面が隆起してできた場所です。断崖絶壁は海に向かって登り坂になってますが、人が住んでる所は海に向かって下り坂になっています。

・旧市街

海への行きはずっと下り坂で、住宅地の細道を歩き旧市街へ向かいます。歩くこと1.5キロ、旧市街に到着しました。旧市街であるかどうかの特徴の一つは石畳になっているか?がその一つです。

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戦後、新しく作られる道はコンクリートやアスファルトまたはタイルですが、古くに栄えていた中心地は立派な石畳が敷かれている所が多いです。

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例えばこちらはドゥブロヴニクの石畳。つやつやでした⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎

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【カランク国立公園】

とりあえずは情報収集を。観光案内所は湊の中央部にありました。例の新コロ問題で室内への入場制限がかけられており入り口には列がありましたが、5分程で順番が来ました。

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観光のメインはもちろんカランク国立公園。国立公園の職員さんも案内所にいて、詳しい説明を受けることができます。カランク国立公園は大地が隆起して出来た大変複雑な地形で沢山の入江ができています。そこにはビーチがあったり、洞窟があったり…これら絶景ポイントへは陸路と海路があります。

・カヌーをレンタル

今日は海路を選択、人気アトラクションはカヌーです。その日に行って、誰でも簡単にレンタルする事が出来ます。

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女性が左手に持っている白いバケツは貴重品入れで、カヌー1台につき1つ付いてきます。

カヌーの航路図です。複雑な地形になっていますね!

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・出発

いざ出発!周りの人めっちゃ速い…どんどん抜かされました笑 私が指差しているPort-Miouはボート様の湊の様なので、まずはport-Pinを目指します。

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・Port-Pin

多分2キロくらい進むとPinに着きました。2時間くらい漕いだと思います。

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お昼休憩。

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おにぎり作ってきました。最高です。水筒にはインスタント味噌汁を!これも最高でした…

シュノーケリングする人。高台からの飛び込みする人、ビーチは賑やかでした!初カヌーで知らなかったんですが、ロープを持っていると岩などにカヌーを固定できたんですね。持ってなかったから徐々に流されていきました。

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では再出発!次のビーチに向かって進まみます。次のビーチが1番の人気スポットの様です。Calanque d'En-Vau目指して。カランク・デン・ヴォと言っている様に聞こえました。

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・洞窟探索

この辺りから洞窟が沢山出てきました。カシスの港から離れるにつれ断崖絶壁の迫力も増してきます。

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洞窟の中にはカヌーのまま入ら事ができます。

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最も美しかったのは…

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まさに青の洞窟!入り口の狭い洞窟の中は暗いのですが、海を伝わってきた空の色が幻想的に。夫はまるで光の中を泳いでいる様でした。

インスタグラムに動画を上げています。良かったら見てください。

海を上から覗いて見ると、海水の色に見え方の違いがあって青い所と緑の所があります。その違いは海底の違いで海藻類の有無です。海藻類の無い所では、海底が空の色を綺麗に反射させ海水を青く見せるのです。


この洞窟は入り口は小さいけど、中は広い空間が広がっていました。そして洞窟中には光が届きにくいせいか、海底に海藻類があまりありません。そこに天気が良い事や洞窟の入り口の方位などの条件が重なった時、青の洞窟はできるんだなぁと地球の奇跡を見たようです。

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・Port-Envau

そうして2つ目のビーチに到着!

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一つ目のビーチPinよりも入江が深く、断崖も高く迫力があります。この時点て17時位だったと思いますが、高い崖に遮られすでに陽が入らなくなっていて濡れると肌寒いくらいでした。

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入江が深いせいか、水は少し濁りがち。でもとても美しいビーチでした。写真には残していませんが実はビーチはとても混雑していました。その様子は明日の記事にてお伝えします。

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海路からのカランク国立公園はこんな感じでした。カヌーレンタル6時間!みっちり遊び、もう腕と肩がパンパン、足もふらふらです。ちなみにカシスの港には公衆のシャワーがありますので、ご安心ください。(温水は出ません。)

港近くのビストロで夕ご飯を食べ、いつの間にか辺りは夜に。町の広場ではマルシェが開いていたので、帰りがけ立ち寄ってみました。マルセイユ石鹸を発見!店員のお姉さんがフレンドリーな上めちゃめちゃ美人だったので、引き寄せられついつい購入…

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お土産にするならぜひトラディショナルな四角いオリーブ石鹸を、オリーブを72%も配合してるそうです。使ってみましたが、洗い心地が優しくて朝の洗顔にぴったり良さそうです。あとアフターサンローションもあったので購入、ありがたい!

この後は1.5キロの上り坂を歩いてお宿へ帰りました…ヘトヘトになった体にはきつかった!それでは明日は陸路からビーチに行きたいと思います。

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