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意味は自分で探すもの

コラージュ療法というのを学んだ時のこと。

コラージュ療法とは
写真やイラストを切り貼りして
心理を探る参考にするというものだ。


その時の受講生がそれぞれに
雑誌などを持ち込んで
自分の作ったコラージュから
心理を探ってみましょうという講義だった。



私のコラージュを眺めて
講師の先生はこうコメントした。

「人が写ってないね」


自分では気づいてなかったから
ハッとした。
本当だ、一枚も人が写ってない。

他の人のを覗いてみたら
観光地だとかモデルさんだとか
誰かしら人物が写っている。

なんだなんだ?
どういう心理を意味しているのか
是非とも教えて欲しい。

そう思って先生に質問した。


先生の回答はこうだった。

「意味は自分で探すんだよ」


人が写っていない、
その特徴がわかったら
そこに自分が何を感じるのか、
それが自分の中にある”意味”なんだよ。

そういうことだった。


コラージュ療法に限ったことではない。

自分が何を感じるのかは
当たり前だけれど
自分にしかわからない。

自分が感じたことの中に
自分の意味のヒントがある。

自分の中では
忖度も気兼ねもいらない。
自分が好きなように解釈して
自分が好きなように考えたらいい。


そして、
人の心は移り変わってもいるから
いつも必ず同じように
感じるわけでもない。

意味も移り変わっていくものでいい。


私の場合なら
人が写っていないということから

孤独という意味を感じる時もあり
自立という意味を感じる時もあり、
ただ単に人が写っていない景色が好きなんだ、
そう感じる時もある。


どれもが自分の感じることであって
そこからその時点の意味を受け取るのだ。


もしも人から”答え”らしきものを
聞いてしまうと

それに寄せるように
考えたり行動したりしてしまう。

人から受け取るのは
あくまでもヒントだけでいい。



自分で感じて
自分で意味を探って
自分で考える。

そうすることで
自分にちょうどよく
生きられるようになる。



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