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『おんせん ぽかぽか(岩崎書店)』ー 親子で声をだしてあそべる、ピクトグラム(絵文字)とオノマトペの絵本 ー

海外で、日本の温泉絵本が大人気!

日本が大すきなチリの絵本作家パト・メナさんが、長野県の地獄谷温泉のさるたちを主人公にして温泉のおはなしをつくりました。この絵本はスペインで刊行されると、地球の裏側のチリでも話題をよび、今や海外で大人気!フランス語、韓国語、中国語に翻訳され、この度、日本での凱旋出版となりました。

内容紹介(岩崎書店 HPより)
雪山で温泉にぬくもりをもとめてくらす、さるの家族。ぱちっ とっとこ ぽかぽか。オノマトペとピクトグラム(絵文字)で描く、温泉好きな、さるの一日をのぞいてみよう!

日本が大好きなチリの絵本作家が、長野県の地獄谷温泉のさるたちを主人公にして温泉のおはなしをつくりました。冬の終わり、コガラ、野うさぎ、リスも登場します。

★2021年 NY公共図書館ベストキッズブックス選定★2022年 マルタ・ブルネットチリ国民賞(幼児部門)

『おんせん ぽかぽか』岩崎書店
日本語版

スペイン版元さんの内容紹介(Abuenpaso HPより)
「この本の主人公は、雪山の上にくらし、その温泉に温もりをもとめるさるたちです。読者は彼らの一日に同行しながら、さるにも人間にも必要なことは、食事、睡眠、そして...なにより遊びをすることなのだと気づくでしょう。特に、遊ぶことはとても大切なことなのです。パト・メナは、共感できるキャラクターを作り出しただけでなく、さるたちが必要としていることを絵文字で表現するなど、読者と言語的なゲームもしています。かんたんに分かるものもあれば、そうでないものもあるでしょう。ちいさい読者の心と好奇心を呼びさます、やさしくて楽しい、光り輝く一冊です。」

Onsen スペイン語版
A buen paso

親子で声をだしてあそべる、ピクトグラム(絵文字)とオノマトペの絵本
日本語はオノマトペが豊富な言語で、辞書に載っている言語だけでも2000語以上あります(国立国語研究所より※)オノマトペを見たり聞いたりするだけで、どんな状況か分かるのは日本人ならではだそうです。

今回、日本語版の刊行にあたっては、作者と相談して、日本固有のオノマトペを豊富につかっています。ストーリー絵本がオノマトペで展開していく中に、ピクトグラム(絵文字)が盛り込まれた絵本はめずらしく、海外の作家が描いたにもかかわらず、日本の動植物の特徴もよくとらえていてます。

子どもはオノマトペがだいすきです。豊かな日本語のオノマトペを楽しみながら、親子がいっしょにあそべる絵本として、そしてピクトグラム(絵文字)の絵本として、赤ちゃんから大人まで楽しめる作品です。



なぜ海外で人気なの? 作者のコメント

「もちろん、さるが温泉に入るということは、海外のぼくらにとってはエキゾチックでおどろくべきことです。ただ、この作品がアメリカ、フランス、韓国、中国などで評価されているのは、さるも人間と同じように群れのなかでくらし、朝起きて、ごはんをたべて、うんちをして、なにより楽しくあそぶという日常をおくっていることに、子どもたちが共感を持ってくれたからではないかな。」

★著者パナ・トメさんからの日本語メッセージ★はこちら



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