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2021年5月の記事一覧
爆弾に結んだリボン(フリーダ・カーロの日記#4)
1938年にメキシコを訪れたアンドレ・ブルトンは、フリーダの絵を絶賛し、彼女の芸術を「爆弾に結んだリボン」と評しました。
ブルトンは、フリーダにニューヨークとパリでの個展を企画すると約束をし、フリーダはニューヨークでの個展終了後、1939年にパリに渡ります。しかし、パリで個展の準備は一向に進まず、フリーダはブレトンのいい加減な人柄に嫌気がさしてブルトンの家を出てしまいます。
その後、マルセル・
日記の自動描画に見るシュルレアリスム的要素(フリーダ・カーロの日記#3)
フリーダ・カーロの日記には、絵画の下絵やいたずら書き等、数々の素描が描かれています。彼女の線画に描かれる宇宙観や思想感は不可思議で目が離せません。
たとえばこちら。
P.38 EL DIARIO DE FRIDA KAHLO:UNA NUEVA MIRADA, La vaca independiente
青インクで描かれた複数の点と線の結合からなる暗示的な描画。点