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冨樫由美子
2024年6月19日 15:14
太宰治が最後に書いた短編小説である「桜桃」を、2021年の桜桃忌、つまり6月19日に読み返しました。 桜桃忌、というのは太宰をしのぶ日です。1948年、玉川上水で遺体が見つかった日であり、1909年に彼が生を受けた日、誕生日でもあります。 この「桜桃」という小説は、「子供より親が大事、と思いたい。」という書き出しが有名で、久しぶりにインターネットの「青空文庫」で読もうとしたわたしも、その一