ピラティスその後、と、新しいことを始めた話

この記事は、だいぶ前に書いた記事の続きのような話です。
こちら↓

これ書いたのいつだっけ?と思ったら2022年の夏でした。
ずいぶん時間が経っていました。

これまでのまとめ

上記記事を読み直していただくのも大変なので、これまでの内容をまとめておくと、

  • 2022年春からマシンピラティスを始めた(理学療法士の指導付き)

  • 体幹を鍛え直して不調を改善するのが目的だったが、身体が硬すぎてうまくいかない

  • 結局、マシンを使わずに身体を緩めながらまずは呼吸の練習をする、という状態になった

という感じです。

補足で一応書いておきますと、保険で通える病院で、予約制でピラティスをやっているところがあるので、そこに通ってやっていた、という感じです。
なのできちんと理学療法士の先生(ピラティス指導を専門にしている先生だと思う)がピラティスを指導してくれている状態であり、かつ、月1回は医師の診察もあったというような状況です。
一応自分が発達障害であることは、理学療法士の先生には言っていたかな?うろ覚えですが、ピラティスをやりに来ている患者さんの中には、私よりもお年を召した女性の方も多かったように思いますので、まぁ「状態の悪い」(筋力が衰えていて日常生活にも支障のある状態)人も相手にしているでしょうから、きっと大丈夫かな、と思って続けていたのですが・・・
(ちなみに当時は求職中で、週1回、平日に通うという事が問題なくできていました)

一向に緩まない

なんと、一向に、身体が緩んでいかないのです。

もちろんピラティスに行って、先生にまずは身体をほぐしてもらって呼吸の練習をする、という風にすると、一時的にはほぐれるのです。
が、翌週のピラティスの時にはまた元に戻っている、もしくはさらに硬くなっている、という状況が続きました。
なので、呼吸の練習ばかりで、その先にさっぱり進めないのです。

週1でマッサージを受けているような状態なのに、その効果が持続しない。
そしてだんだんと、「ほぐす時間」の方が長くなっていき、1回の予約時間内では、呼吸の練習すらできない感じになっていきました。

そしてピラティス終了へ

そうなってくると、もはや、ピラティスをやっている意味、が分からなくなってきます。全く「ピラティスらしい」ことができていないわけですから。
私の場合、体感を鍛えるとかそういうレベル以前の問題が何かある、としか思えなくなりました。

そんなこんなで、時間だけが過ぎていき、気が付いたら年が明けて2023年になり、今の会社への就職が決まって、週1ペースで平日通い続けるというのができなくなりました。
なので、今の会社に勤め始めたタイミングで、ピラティスを終了しました。
・・・「ピラティスを終了」っていうか、「ピラティスらしいことができないまま」という方が正しい気もしますが、

やはり発達障害が影響しているのか

こうなってしまったのは、絶対私の側の問題です。
多分発達障害があるという事も大きく関係していそうに思いました。
指導する先生の側に落ち度があったとは全く思えませんでした。
私の身体が「予想以上に硬い」とか、「脳から正しく指令が伝わっていなくて、先生の予想外の動きになってしまっている」等、私の側に何か大きな問題がありそう、という事しか考えられませんでした。

さて、その後どうしたかといいますと、実は、以前からお世話になっている理学療法士の先生(ピラティスの先生とは別の人です、わかりにくくてすみません)から過去に言われた言葉をもとに、新しい対策を考え始めました。
それは「筋膜リリースを受けたらいいのでは」というものでした。

その理学療法士の先生曰く「まずは固まってくっついているところを剥がさないとダメなのではないか」という事でした。
(ちなみにこの先生は、ピラティスがうまくいかなかった過程も全部知っています)

というわけで、今度は、筋膜リリース、で、色々さがし始めました。

たどり着いたのがロルフィング

そうしてたどり着いたのが、ロルフィングというものでした。
こちらが参考になれば↓

筋膜に働きかけるもの、という事で、筋膜リリースのようなことをするのかな?と思いました。
それで今度は「ロルフィング」をキーワードに、施術してくれる人を探しました。

ここで意外な壁にあたります。
ロルフィングの施術者を探していると、「精神疾患がある人」や「精神安定剤、睡眠薬を使用している人」は避けた方がいいとか、お断りしている、と書いているところを見かけました。
(これにはちゃんとした理由があります、最後に書きます)

私の場合、服薬こそしていないものの、一応精神科への定期通院があります。
なので、それが引っかかる可能性がある気がしてきました。

が、根気よく探していると、見つかるものです。
HPに、そういった、精神疾患お断り、的なことを書いていない方がいらしたのです。
それで、メールで問い合わせをして、その段階で発達障害がある事、服薬はしていないが精神科への定期通院があることなどを説明し、それでも受けられるかどうかを確認しました。

そうしたところ、OKだったので、まず体験してみたい旨伝えて申し込みをしたのです。

ロルフィングは、10シリーズという、全10回のセッションで構成されているようです。
で、なんか色々調べていると、その10シリーズは、1~2週間の間隔で、受けるとよい、みたいなことが書いてありましたが、1回目だけを単発お試しでうけることもできるみたいでした。(私が体験として申し込んだのもこの1回目のセッション単発でした。やってみて、合うな、と思えば、2回目、3回目と続けることができます)
そして、3回目と4回目の間、7回目と8回目の間は、ある程度間隔があいてしまっても大丈夫みたいな情報も見ました。
また、これも施術者によるみたいですが、1か月に1回くらいのペースでも大丈夫みたいな情報もありました。

まぁ、身体に余計な負担を書けないよう、無理のないペースで、という事なのでしょう。

保険のきかないものなので、1回のセッションの金額も高いです。施術者(ロルファーと呼ばれています)によって多少幅がありますが、1万数千円くらいです。
なので、続けるとしたら、1か月に1回のペースになるだろうな、とこの時点で思っていました。
こうして、私はロルフィングと出会い、試してみることになったのです。

ちょろっと体験談、そしてまとめ

実際に試してどうだったか等については、改めて何回かに分けて書いていきたいと思いますが、現在すでに10シリーズの半分くらい終わったところです。まだ全部終わったわけではないのですが、1回目からすでに身体の変化を感じ、さらにマッサージのように1週間で元に戻るという事もありませんでした。これには驚きです。
ただ、「セッション」という名で呼ばれている通り、一方的に施術を受けるだけ、という感じではなくて、ロルファーと、受ける側(クライアント)との共同作業という形になります。
具体的には、ロルファーが施術し、それに対して、クライアントはどう感じるか(痛いとかくすぐったいとかそのほかいろいろ)、というのをロルファーに伝えて、ひとりひとりの身体の反応に合わせて微調整しながら施術が進んでいく、というような感じになります。
精神疾患の方や精神系の薬を飲んでいる方は避けた方がいい理由、というのはここにあるのだと思います。
私も一時期精神系の薬は飲んでいましたが、飲んでいると身体の感覚などが、やっぱり少し変わってしまうんですね。
自分の身体で感じたことを、きちんとロルファーさんに伝えることができないと、微調整も難しいです。
なので、いち経験者として「その状態でセッションを受けていても、効果が薄くなるとか、逆効果になりそうだな」という風には感じています。

あとは、ロルフィングはカウンセリングとかそういうものではなく、身体に働きかけるものではあるのですが、ロルファーとの信頼関係がまず非常に大事で、セッションが進むにつれて、精神にも変化をもたらすというような体験談をいくつか読みました。なので、精神疾患がある場合、予想外に疾患が悪化する可能性も無きにしも非ず、なので、そのあたりが、避けた方がいい、とされる理由なのだと思いました。
ちなみに自分自身は、今のところ、ロルフィングによってメンタルが悪化した感じはないですが、このままセッションが進むにつれて、何かのきっかけで、感情の大解放が起きそうな気配はあります。

そんな感じなので、もしこの記事を読んで、試してみたいと思われる方がいらしたら、その辺も考慮に入れて、決めていただけたらなと思います。

以上、いち経験者として、ロルフィング体験談をちょっとだけ書かせていただきました。
これ以上の深い話は、また別の機会にまとめていきたいと思います。

発達障害者が少しでも生きやすくなりそうな情報(本、ネットの有料記事等)の購入費用に充てますのでよろしくお願いします★