毎月の読書記録。
2023年12月の振り返り。
12月はこちらの3冊
成熟スイッチ / 林真理子
世界の一流は「雑談」で何を話しているのか / ピョートル・フェリクス・グジバチ
五年前の忘れ物 / 益田ミリ
この3冊について感想を。
■成熟スイッチ/林真理子
お初の林真理子さん。
最近は何かと騒がせているニュースに出てくる方だけれど、実績・経歴とともに本来はすごい作家さんだということを忘れてはならない。
とても素直で正直に、自分の心のうちをさらけ出している文章だったので、林真理子さんという人がどんな方なのかがよくわかった。
嫉妬心剥き出し、自身の超ミーハーな部分を認め、モヤっとした部分は徹底的につついてきた。年齢と経験をじっくり重ねて成熟された今の彼女がわかる、痛快なエッセイ本です。
心に留めておきたい部分をメモ。
一大ブームを巻き起こしたというデビュー作「ルンルンを買っておうちに帰ろう」も読んでみたくなった。
小説よりも、やはりエッセイの方が気になる作家さんだ(笑)
■世界の一流は「雑談」で何を話しているのか/ピョートル・フェリクス・グジバチ
ビジネスの場で武器になる雑談の中身を分かりやすく解説されている。
同時に、日本人の癖や残念なところを、海外からの目線で指摘しまくってくれている本(笑)。
ズバズバ斬ってくれているところをメモ。
ちょっと話は反れるのだけど、ジャニーズの性加害問題に切り込んだのが外国人記者だったように、外の人からズバッと言ってくれるほうが日本人は変われるのか、なんてことを読みながら考えた。
島国の中で意見を言い合っていても解決しないことが、外からの一撃で変わることが、大なり小なりきっとたくさんあるんだろうな。
■五年前の忘れ物/益田ミリ
疲れたからミリさんの本で癒されようと開いたら、「おや?いつものミリさんと違う……!」ってなった本。
降り幅がスゴイ。
破廉恥なお話から、何気ない日常の一部分を切り取ったほっこりするお話まで、いろいろ味わえる短編集。
最後にはお話の続きを漫画で描かれているものがあって、ほのぼのしたミリさんの絵で締めくくられていたことになぜか安心した(笑)
2024年も本との出会いを大切に
2023年に読んだ本は83冊。
2024年はどのくらい読めるかな。
今年も読書生活を楽しみます♪