経験も能力も背景もみんな違う。やりたいことも違う。だから、誰も否定したくない
皆さんには、新しいことを始めようとしたとき、背中を押してくれる人はいますか?
また、家族や友達が新しいことを始めようとしているときに、背中を押せますか?
春からベトナム語を再(再々)勉強することにした。
みなさんはベトナム語の単語をいくつ知っていますか?
英語などに比べて、日本ではマイナーなベトナム語ですが、日本語と同様に中国のルーツがあるので、漢字を音読みしたときと似ている響きの単語がいくつもあります。
「読む」は「đọc」(ドク)、「大学」は「đại học」(ダイホック)など。
ベトナムの料理なら一度は食べたことがある人が多いのではないでしょうか。
2012年に初めてベトナムを訪れて以来、すっかり夢中になっているベトナム。言葉の柔らかさ、気候、食文化、自然、歴史。全てが私を虜にしてしまいました。ホーチミンでは毎朝バインミーで。ハノイではもちもちのフォークオンを毎晩食べても飽きない。幸せ。
米粉の麺のフォーが有名ですが、ハノイのフォークオン、食べたことない方はぜひ、一度食べてみてほしい。↓
そして、何度かベトナム語を学ぶ機会があったものの、毎回中途半端にやめてしまい、気づけば2022年。10年経っても身につかず。しばらくは渡航もできなさそうです。
ちまちまと独学をすすめたりベトナム人の友人とSNSで連絡を取り合ってはいましたが、もっとベトナム語を使ってコミュニケーションをとりたい!という気持ちが再燃。一度基礎を教えてもらってステップアップしようと4月からの某外国語大学の(去年は定員オーバーで受講できなかった)オンライン講座に申し込みました。
言語聴覚士の養成課程で、言語学・音声学を学んだので、この度は、もう少し発声や構音が上手くできるんじゃないかな、と思いながら。楽しみ。
「今それやって、何になるの?」
さて、今のところ、現職ではベトナム語を使う機会はないし、すぐに海外勤務の予定もない。
キャリアアップにもならないし、「思考が分散してるんじゃない?」とか時間と労力の無駄と言われてしまうかもしれない。
ただ、その行動が無駄かどうかは、自分自身が判断すること。
「今の自分に必要!」「やりたい!」という直感があって、家族や仕事や金銭的時間的制約を考慮しても実現できる!という形になったから始めるのです。
命に係わることや犯罪でなければ、直感を信じてやってみることで、幸せな時間を生み出せるかもしれません。
大きな石は、人それぞれ。
当然、何かを始めるためには、何かをやめなければいけない。
時間は有限。身体も一つ。
でも、優先順位を決めて、自分でコントロールできることはきちんとコントロールしていけば、望む未来は作れるはず。
「7つの習慣」でいう大きな石(=優先すべき重要事項)から、きちんと入れていく。
この、大きな石は、人それぞれ。
他人からしてみたら、小さな砂のように思えることも、その人の今置かれている状況や経験・能力・歴史的背景によっては大きな石になりえる。
そういう想像力が、「優しさ」なのかもしれません。
逆も然り。これは大きな石でしょ!と思うことも、意外とそうじゃなかったり。
何であれ、自分の知らないこと・新しいことを学ぶ意義は、豊かな想像力をもって他人と接することができるようになる、ということなのかもしれませんね。
今年は平年より寒いようですが、少しずつ春の気配を感じます。
春は別れと始まりの季節。この春もまた、変化に寛容でいられますように。