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キャリアコンサルタントはなろうと思ってなる者じゃない、なるべくしてなる者だ。

「キャリアコンサルタントはなろうと思ってなる者じゃなく、なるべくしてなる者だ」当時25歳のわたしに先輩が投げかけた言葉です。当時は理解が出来なかったこの言葉もいまでは「なるほど」と思えます。

国家資格になるまでに、わたしは何度かキャリアコンサルタントの資格取得を目指していました。結果的に国家資格になるまで着手はせず、今に至ります。最終的には、国家資格になったし、取得目指して今度こそやってみよう。それが資格取得のきっかけとなりました。しかし、「キャリアコンサルタント」という職に興味をもったのは学生時代に社会人への進路を、"教員採用試験"から"就職"に変えた時だったように思います。

教育実習に行って気づいたこと

大学時代にとれる資格として教員免許がありました。ものごごろ着いた時には「体育の先生」になることが目標になっていた私は迷うことなく体育大学へ進学し教育実習に行きました。その時の出来事がきっかけでわたしの教員に対する考え方、そして生徒との関わり方に違和感を抱きました。

「このまま教員になってこの子たちと接することは、この子たちの為になるのだろうか」

わたしが生徒と接することで実現したかった事は生徒たちの未来を一緒に切り開くこと。それなのに、大学卒業後の"社会"の事を知らないわたしは22歳までの生き方しか伝えられない。それはわたしと関わる生徒の未来を狭めることにつながるのではないかと考えました。悩んだ末にでた答えは"就職"でした。

学校社会以外の"社会"を知りたい、そして伝えたい

学生時代には、大学卒業後の"社会"がこんなにも楽しい時間になると思っていませんでした。あらたな発見のある楽しさも、辛い楽しさも様々ですが、今ではこの11年で得た知識や経験を使ってアウトドアブランドのマーケティング職について楽しく仕事をしています。
「学校以外の社会を知りたい」当時そう思って就職を選んで、本当によかったと思います。あの時、大学卒業後、教員の道を選んでいたら伝えられなかった楽しさを、同じ思いを持って今は「楽しくない」と思う人や「不安」に思う人に気付きを与えるキャリアコンサルタントを目指していきます。
25歳の時に言われた先輩からの言葉、"なるべくしてなる者"の条件は当時のわたしには足りない『経験』や『知識』のことだったのだと思います。

国家資格を取得したことは一定の"学び"が終了しただけ。いままでの経験、そしてこれからの経験を積み上げることで「わたしにしか出来ないキャリアコンサルタント」を目指します。それは知識や経験ではなく『信念』をもって実行します。

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