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デイサービスとデイケア 何がちがうの(1)


「デイ」と略すと同じだけど

いわゆる「デイ」には「デイサービス」「デイケア」があります。
それぞれ、「通所介護」「通所リハビリテーション」と言います。

デイサービスにはいろいろなバラエティがあります。
このことは(2)以降で、書く予定です。
通所リハビリテーションは開始時の手間がかかるのですぐに開始できないかもしれません。ケアマネがのろいからばかりではありません。
このことも(2)以降で。

まず、ざっと制度の違いから説明します。※ 私見が入ります。

通所介護(デイサービス)

要支援では

要支援のデイサービスは介護保険から切り離され、
総合事業の通所型サービスとして保険者がそれぞれ決めています。
例えばB保険者では、という説明になります。

保険者によって月単位の定額があるかもしれません。K区でははじめ月単位でしたが、1回ごとの単位に変更されました。※多分不評だったのかも。
月単位では、利用開始が月途中なら日割り計算になりますが、入院や都合で休んでも、1回でも利用していれば月単位の料金を取られます。

A区では
要支援1では週1回しか使えません。要支援2では2回まで。他の区でも同じかもしれません。
入浴の別単位は付いていません。つまり入浴サービスをするとデイの持ち出しになります。利用者の福祉のために入浴を実施してくださるデイも少数あります。これも、他の区も同じかもしれません。
※「要支援くらいなら、自宅で入浴、普通できるでしょ」と言うことでしょうか。

要介護では

時間数(例えば半日型、3時で早帰り、夕方まで、延長等)、要介護度によって単位数が異なります。

入浴はオプションです。基本単位数に単位を40とか50とか足します。
要介護では週3回~週7回利用される方の入浴が週2回の場合もあるからと、入浴は自宅でしますという方もいるので。

加算がいろいろあります。基本単位にプラスされます。

通所リハビリテーション(デイケア)

通所リハビリテーションをできるのは医療法人です。
多くのデイケアをしている介護老人保健施設も母体は医療法人です。
デイサービスより手続きや調整に手間がかかります。

通所リハビリテーションでも要支援対象と要介護対象で利用単位数の使い方が大きく異なります。

デイケア要支援では

月単位で一定単位になっています。利用時間や利用回数が違っても単位数(料金)は一定です。
※ よく休む方、短時間のリハビリ希望の方は了解の上利用してください。

デイケア要介護では

デイサービスと同様、利用時間と要介護度で単位数が異なります。
退院時のリハビリの加算等、基本単位に加算がプラスされます。
デイサービスと比べて、加算された場合相当単位数増えます。

共通留意点

全部に共通なのが、送迎は基本料金に入っています。基本送迎が付きます。
送迎を頼まない場合は「送迎減算」で単位数を引いてくれます。

【注意】この4月に報酬改定が行われました。数値が古いものがあるかもしれません。そんなに大幅には違いません。ご理解ください。

加算については、入浴加算・送迎加算以外ほぼ今回説明していません。
デイサービス・デイケアの担当者やケアマネさんに聞いてください。

ケアマネの独り言

※ 通所リハビリテーションはできれば使いたくない。

入院していて退院後にその系列の通所リハビリテーションを紹介されて使うなら良いけれど。

このことについては、また、書くかもしれません。
ケアマネも面倒、利用者(家族)も面倒な部分があります。

※ 区分支給限度額を超えると全額自己負担になります。

 限度額を超えないように調整する(たとえば月5回目のデイを休んで単位数を減らす)役目が、ケアマネにあります。「たまにちょっとオーバー良いですよ」「必要なサービスは数字を気にせず使います」という方ばかりだと良いのですが。また、オーバーするとケアマネの事務量も少し増えます。

限度額単位表、全国共通です。目黒区で見て。  

➀ 生活保護受給者は、原則として、基準限度額をオーバーできません。

② 1単位でもオーバーしたくないという利用者や家族があります。1万単位の限度額だとして1万単位使うと総額10万円のうち自己負担が1割なら1万円 介護保険9万円。100単位オーバーすると(範囲内なら100円負担なのに)1000円負担です。(実際は、福祉用具以外は、10~20%多くかかります)になります。
 オーバーすると違反と思い込んでいる場合と、1割負担の権利を絶対超えたくないと思っている場合が考えられます。

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