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料理の美味しい温泉(女将さんの手料理限定)⑥

好きなもの:温泉 郷土料理 お酒

私は、鄙びた温泉が好きなので、泊まる旅館はどうしてもご夫婦や親子で家族経営されているような小さな旅館になります。そのような旅館だと、基本的に食事は女将さん、たまーにご主人や息子さん、娘さんが食事を作ります。
立派な板長さんが作る豪華な懐石料理にも憧れますが、私は郷土料理が好きなので、その土地の旬な物や名産を使った家庭料理がうれしいです。初めて見るもの、食べるものはワクワクします。

私の独断と偏見による温泉もよくて、女将さんの手料理が美味しい温泉を紹介します。

⑤はこちら

長野県 安代温泉 安代館

渋湯田中温泉郷の渋温泉の手前にある安代温泉。渋温泉の方が有名なので、安代温泉はひっそりとしています。湯田中駅から歩きました。
安代館は明治35年創業。木造3階建ての古い建物です。ご夫婦で経営されています。

女性は浴衣が選べます。かわいいのばかりで迷いました。
女将さんが、お酒が好きなら地ビールのお店があって種類がいっぱいあるからそこに買いに行けば?って地図にマークしてくれました。別にウチで頼まなくていいよ、お酒で儲けようと思ってないからって。

夕食。1泊2食12800円でした。1人泊だったので少し割高でした。(GoTo利用で実際はもっと安くなりました)
部屋食です。こたつで食べるのは最高です!
とにかく品数がすごい。数えたらおかずが19品。
ステーキや馬刺しまでありました。ビックリ!

出張終わりで行ったので、疲れと時間がなく地ビールの店まで行けず(徒歩で15分と言われて)もう一軒教えてもらった近所の酒屋に行きました。ビールと長野ワインを購入。ビールは湯上がりにすでにいただいてます。

りんごで育った信州牛のステーキ、お鍋、お刺身、山菜やキノコ、馬刺しなどなど、お酒のつまみ系がたくさん。ちょっとずついろんなものを食べれるのがいいです。
料理は女将さんとご主人、お二人で作るそうです。

この都々逸好き。笑

朝食。左、りんごの上の小鉢は長野県の郷土料理「やたら」です。やたらご飯が食べれるからこの名前がついたそう(女将さんより)
山形のだしに似てるかも。味噌味で少し味が濃いめです。確かにごはんがすすむ!


温泉もとてもいいんです!
熱めの硝酸塩泉。芒硝キシキシ系で湯上がりさっぱりです。
浴室は2つあって朝に男女入替ですので、泊まると両方入れます。

館内なのに橋があります。渡るとお風呂です。
溶室⁈間違えたんですね、ちゃんと消してあります。浴室です。笑

昭和な雰囲気の窓や大理石風の色タイル、かわいいんですよね…。浴槽は二つあります。木のお風呂とタイルのお風呂。どちらも掛け流しで小さめですが投入量と見合っていい感じです。
ですが、熱いので水で埋めて入りました。

もう一つのお風呂、龍宮風呂。タイルがいい感じ
なぜ龍宮風呂なのかはわからずです。
源泉掛け流しです。浴槽が大きいので加水なしで入れました。

個人的には脱衣所のムーディーな昭和レトロライトが気に入りました。

安代温泉には2箇所共同湯があります。
安代温泉の旅館に泊まると宿てま鍵を貸してくれて、無料で入れます。共同湯は外来入浴は受け付けていないので、泊まらないと入れません。
女将さんから「熱くても水でうめちゃダメ。叱られるから。ウチのお風呂は好きにうめていいからねー」とアドバイスあり。

安代大湯。
源泉が絞られていて、適温でした。

開花湯。こちらもなぜか適温でした。
渋温泉の共同浴場もかなり熱めなので覚悟して行ったのですが。

女将さんもご主人も料理が大好きで、いろいろ試作するんだそうです。春は山菜が豊富だから一番おすすめだなー!と言ってました。
また、上田からのレンタカー無料プランを紹介してくれたり、小布施に寄ったらどう?とかいろいろ教えてくれて、とてもかわいくて働き者の楽しい女将さんでした。

古いので、昭和の香りプンプンで突っ込みどころ満載の館内なんですが、こういうのは嫌いじゃないので楽しめました。
ちなみに、部屋にトイレ付いてます。

また、出張終わりだったので、部屋で少し仕事をしたのですが、古い旅館なのに(失礼!)Wi-Fi環境バッチリでした。リモートワークも出来ます。
女将さんに聞いたのですが、渋湯田中温泉郷の旅館には観光事業活性化の為、市からWi-Fi整備の補助金が支払われたので、ほとんどの旅館にWi-Fi環境ありとのことでした。

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