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Web編集者の読書癖

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本がないと生きていけない。
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2021年3月の記事一覧

わたしたちは「他人とわかり合うなんて不可能」をどう受け止めるべきか

なぜこの本を購入したのか、今となっては思い出せない。だけどきっと「他人を知りたい」(理解したい/悩みたくない/うまく関わりたい/誤解されたくない/誤解したくない)という気持ちで購入したのだと思う。 だけど買ったが最後、パッと見の男くさい表紙(失礼)や「話せばわかる」はやっぱり大ウソ!という絶望的な帯などが作用して、長い期間本棚で眠らせてしまった。つまり殿堂入りの積読本だった。 だけど一度読み始めて10ページを超えたあたりから、目が離せず考えること止まずの不思議な本となった

結果を出す書評ライターは「結果を出す書き方」を知っている

わたしは書評が好きだ。 わたしにとって「書評」と「あとがき」は完全に読書の一部となっている。 読書系のムック誌はだいたい見かけるたびに購入しているし、Amazonのレビューに関しては、購入前はもちろん購入後も見て他人と自分の感想を照らし合わせてニヤニヤする(本の話できる友達いないだけか)。憧れのさとゆみさんのコラム「本という贅沢」は可能な限り毎週水曜の更新に合わせてチェックしている。 もちろん読んでて楽しい文章は、自分もうまくなりたいと思うのがフリーライターの性。そんな

読書とは自分に会うためにするもの

ここのところずっと読書術カテゴリの本を読み漁っている。以前ブログでも紹介した「読んだら忘れない読書術」にて、固め読み(同ジャンルの本を同立て続けに読む)を推進されたこともあり、なんとか自分の読書法を確立したい一心だ。 そしてわたしの5〜6冊読んだ読書本では「読んだら忘れない読書術」と今回読んだ「精神科医が教える 良質読書」が見事マイベスト読書本入り!この記事はブログ移行に伴って1年前のものをリライトしているのだけど、1年たった今もやはりダントツで良本。 まず、最初の冒頭文

20代で夢中になった千田琢哉さんの本は、30代で読むと「名言集」だった

20代のころ「1日に10冊の本を読み3日で1冊の本を書く ボクのインプット&アウトプット法」に衝撃を受けたことを皮切りに、著者の千田琢哉さんにはまり、千田さんの本を読み漁った時期があった。 いつしか読まなくなっていたのだけど、ふと「20代のときにはまっていた本を30代のいま読むと、どんな感想を抱くのだろう」と気になった。そもそも千田さんの本は「20代で知っておきたい!」「20代のバイブル」などといった小見出しがほぼ全ての本についている「The!20代向けの本」なのだ。30代

早く読むより覚えたい。素直にシンプルに読書が楽しくなる術を知る本「読んだら忘れない読書術」

むかしから「やる目的がよく分からないことをやる」というのが苦手だった。 かつてエステシャンだった頃、上司から「上司より先に帰るな」と言われたことがあるが、自分の仕事はすでに終わっていて、手伝うこともないと言われた末に残る意味がわからなかった(と、バカ正直に言って怒られた)。 それよりも早く成長したいという気持ちがいつも勝った。出世できなくても上司から嫌われても、一刻も早く帰宅して本を読みたい。周囲にいる誰よりも仕事ができる人間になりたい。上司の顔色を伺って帰宅時間を遅らせ

好きなことで生きていくより、嫌いなことを全部やめて生きる方が楽しいかもしれない

最近まで読書術についての本を読んでいたけれど、実はわたしにはちょっと変わった独自の読書習慣がある。 それは「昨日まで読んでいた本の著者が、絶対に読まなさそうな本を読む」というもの。 わたしは最近まで3冊続けて樺沢紫苑さんの読書術や時間術を読んでいたのだが、間髪容れずプロ奢ラレヤーさんの「嫌なこと、全部やめても生きられる」を読み始めた。つまり頑張る方法をひととおり学んだ後に、頑張らない生き方を学ぼうとしている。 無駄が大嫌いで、ゲームやテレビの時間がもったいないと書く樺沢