白いページが埋まるまで

今日は久しぶりに手帳にとっぷり浸かっていた。
7時間は机にむかっていたと思う。

執筆もこれくらいできるということだ。
書くということを生業にしてしまえばいい。

思考し、文字化し、振り返り、まとめる。
ポイントや気づきを書き出して
またそれを練って文章にする。

こうして本が作られていくのだと思うから。

人の本を読むのも少し飽きてきたころだ。
自分の書く文章を味わい、それに浸ってもいい。
それくらい、時間もできてきた。

ゆったりJazzを聴きながら、
文字に向かっていく。
その時間は優美で、美しいと感じる。
現実の問題はあくせくと、忙しいものだが
思考の空間では時間の流れが自由自在。

過去を引っ張ってくることも、
まだ来ていない未来について考えることもできる。
今から離れられるのも文字の魅力だ。

それでも、人間は今に立ち向かっていかなくては
いけないわけで。
やっぱり今役立つ情報がすぐに欲しいんだよね。

欲しがりさんが出てきてしまうと
味わいや風情も台無し。
欲求を捨ててこそ、深い文章と向き合えるのかもしれない。

何気ない一節が、心を満たすときもある。
そんな文章が書けたらな、と思うのです。

上手いようにとは思っちゃいない。
ただただ素直に、書いていくのです。
白いページが埋まるまで。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?