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禁止ではなく、尊重を。子どもが主役の遊び場づくり。

「自分の責任で自由にあそぶ」

これは私たちが実施している「木場プレーパーク」で大切にしているコンセプトです。

「危ないからダメ!」と禁止することは簡単。
でもどうやったら安全に遊べるかな?と考えたり、工夫したりする部分に、たくさんの学びがあります。

今日は「プレーパーク」についてご紹介していきます!

そもそも、プレーパークとは?

プレーパークは、全国的各地で展開されている子どものための遊び場です。「日本冒険遊び場づくり協会」のホームページには、このように記載されています。

禁止するのではなく、いっしょに考えてやってみる。
のびのびと思いきり遊べるこの場所は、
子どもが生きる力を育むことを支えています。

※冒険遊び場づくり協会ホームページ「冒険遊び場とは?」より引用
https://bouken-asobiba.org/play/about.html

かつて公園や空き地は、子どもにとって大切な遊び場でした。

しかし都市環境が整備されるにつれ遊び場は縮小し、人々の価値観が多様化するにつれ子どもの遊びを「迷惑」に感じる人も増え、公園では「○○禁止」と書かれた看板があちこちで見られるようになりました。

ときどき、「ゲームばかりしている子どもが増えた」という声が聞かれますが、それは子どもの責任なのでしょうか。

子どもの遊びには、「時間」「空間」「仲間」という三つの「間」が必要だと言われています。子どもたちは遊びを通じて、人と関わり、様々なことを感じながら生きる力を育みます。

子どもの遊びを保障することは、大人の責任。

夢職人は「都立木場公園」の中で、毎月第二土曜日にプレーパークの活動をしています!

特徴は?

*思い思いに遊べる!

木場プレーパークでは、主にこんな遊びができます!

・のこぎりやトンカチを使った木工工作
・絵の具でアート
・泥遊び
・手芸遊び
・モンキーロープ…etc

もちろんこれらは「主に」なので、ここにない遊びをしてはいけない、というわけでは全くありません。

あくまで子どもの「やりたい」気持ちを大切にしています。

*年齢制限はなし!

入口に立っていると「このくらい小さいとまだ入れないですよね…?」と質問を受けることがあります。

大丈夫です。木場プレーパークは、年齢制限がありません。

小さいお子さんでもOK!

もちろん一人では危ないところ、難しいところがあると思うので、保護者の方に手伝ってもらったり、プレーリーダーがサポートしたりします。

*プレーリーダーや地域の大人の存在

木場プレーパークには「プレーリーダー」と呼ばれるスタッフがいます。

プレーリーダーは、場の安全管理はもちろん、時に子どもと一緒に遊び、時に子どもに道具の使い方を教え…と、子どもの遊びをサポートする役割を担っています。

子どもの「やりたい」を引き出し、実現していけるかどうかは、プレーリーダーの腕の見せどころ。

プレーリーダーの他にも、ベーゴマの達人、アートの達人など、開催ごとにおもしろい大人がたくさん!いわば「遊びの達人」。

近隣に住む方々が、プレーパークの趣旨に賛同して協力してくださっています!

子どもの遊びは、地域の大人によって支えられています。

木場プレーパークのこれまで

木場プレーパークは、「木場プレーパークぼうけん隊」の主催事業であり、夢職人は「プレーリーダーを派遣する」という形で参画し、協働して運営しています。

木場プレーパークぼうけん隊が発足したのは2007年の7月。この前身は、2003年9月に発足した未就園児が対象の自主保育サークル「深川あそび隊」でした。

木場公園の豊かな自然や環境を もっと活用できる方法はないだろうか。
子どもたちを、もっとのびのび遊ばせてあげたい。
子どもたちの心の中に、大切な何かを残してあげたい。

そんな想いで発足したぼうけん隊、そして始まった木場プレーパークの活動。

今では多くの子どもたちが遊びに来てくれるようになりました。

プレーパークは、子どもの生きる力を育む遊び場。

これからも地域の大人で協力し、守っていきたいと思います。


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