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映画「竜とそばかすの姫」感想

どうも月渡です(=゚ω゚)ノ


金曜ロードショーにやっていたのを観ました。

最初の4分間ほど観れなかったので、そこに重要な伏線があったなら申し訳ないが、それ抜きで感想等思ったことをダラダラと語っていきます。


■率直な感想。

すごくモヤモヤするなこの映画…。

ごめん、好きな人が居るのでしたら先に謝ります。設定は面白いなと思うけど、ストーリーが見る度になんじゃこりゃってなってくの。
良かった点と言えば、今時のVRの世界観と、ベルの歌くらい。


主人公が活躍するためのストーリーではあるんだろうけど、竜と主人公の繋がりが薄すぎてそこまでグッとくることもなかった。へぇーって感じだった。でもこういう映画こそ参考にして、もっとこうしたら良くなっただろうにってところが見つかるかもしれないから見てよかったなとも思う。

あと、毎回声優がアレなのどうにかなりませんかね…。

あ、そうそう、あそこは面白かった学校のマドンナ(?)が、カヌーの部活の人を応援するってところ。あの初々しい感じ。普通ならあそこまでぎこちないのありえないんだろうけど、カヌーの人のぎこちなさったら…あそこだけは思わず声出して笑った。


この映画で評価されているのは、歌の凄さ、ASの3DCGの迫力、この世界のモチーフとなった地域の再現度、ショタみ。

レビュー調べですが。


ちょっとASの雰囲気がディズニーっぽかったのは意識して描いてたのかな。
竜とすずとの関係も美女と野獣っぽいし。


■竜とそばかすの姫問題点と、私の思うこと。(ながら見で真面目に見てないゆえ、私の言うことに問題があっても許してちょんまげ。)

・母が知らない子助けて帰らぬ人になるが、それっきりの設定。

→その母親の行動が、後のすずが顔も知らなかった兄弟を助けることに繋がったってこと?
でもそこで母親のことは触れていなかったから感情移入しづらくなってるかな。
見知らぬ兄弟を助けることで、私、母親と同じ行動をしたんだ、と何かしらの思いが込み上げてくれば良かったのかな。

・すずのリアルの人とバーチャル(ここではASの世界か)との関わりがほぼなくて、クラスたちのどよめきも別のSNSかなんかで勃発してるし、リアルの人間関係とASの世界での関係がないまま並行して進んでいって結局最後までなんの因果もなくてモヤモヤしたわ。

→例えばASの世界の秩序を守るヤツらがすずのリアルの身近なやつだったら面白かっただろうね。それか、虐待されてた兄弟の父親がその秩序守るやつのリーダーだったりしても良かったり。

・竜がすずと全く関わってないってわけでもなかったみたいだが、薄い。薄すぎる。ながらで見てたので見逃してるんだが、そこがストーリーの薄さの元凶?
せっかくタイトル通りに竜とそばかすの姫なんだから。美女と野獣みたいな感じにしてたけど、そういう話でもなかったね。

→例えば竜の正体が、忍だったらもっと面白かったかもしれないのに全く関係ない子で拍子抜けだった。
例えば竜の正体がすずの母が助けた子供だったら、とか。面白いかもね。…ちょっと無理があるか。
とにかく竜の存在がすずとどこかで繋がってる人物であればもっと深みも増すと思う。

・ASの世界も、世界規模っぽいが、結局問題の兄弟は日本在住で物語の中では小規模の世界観で終わってるから、そこまで大々的にする必要性があったのだろうか。

→ここはちょっと難しいところだなぁ。この世界は主人公にとっては必要な世界だっただろうから。ちょっと私の考えじゃまだ難しい。

・あの兄弟の児童虐待問題も、小娘の無言の威圧でへこたれる大人が滑稽だったな。そんなんで解決するんですかこの問題は?って感じだった。これも薄っぺらいと思う。児童虐待問題はもっともっと深刻な問題だと思うよ。

・敵対するものの存在が弱い。ASの世界にしろ、リアルの虐待オヤジにしろ、主人公に因縁がないのでそこまで迫力もなく。

・恋愛、児童虐待問題、近未来的な世界。歌。多分書きたいもの詰め込んだんだろうけど、伝えたいことが分からない。結局。この出来事で‪主人公は前向きに歌えるようになったけどASの世界は必要だったのかとも思えてきた。父親と仲が悪いのもなんでなん?て感じだし。

書き出してみたけど、なんかぐちゃぐちゃだなー。こうしたら面白かったかもってところは見えるんだが、やっぱりストーリーは主人公のために進んでいかなきゃね。そのためにはちゃんと主人公に関わってる人達が関連しないとなかなか面白くなりづらい。関わりがなくても、主人公が活躍するための素材になるのであれば上手く作れると思う。が、私にはまだまだ未熟だからそこまでできないのがもどかしい。


■私がこのストーリーを改善するとしたら…。


主人公がネット(VR?メタバース?)の世界で自分を変え、歌が歌えるようになるのは必須だとして。

リアルではいじめられている主人公が、VR上で歌を歌って人気者になっていく中、暴れる竜のアバターの正体は幼馴染。リアルでは親から虐待されてるのにいつも主人公を気にかけて、VRで憂さ晴らしかなんかで大暴れ。
で、ネットの秩序守るやつが幼馴染を虐待する父親で、色々話が進むにつれそのへんが解ってくる。
それでなんやかんやあって竜が幼馴染が主人公によって救われて、虐待もなんとかなって主人公のいじめもどっかで解決して、最後に2人は付き合うっていう恋愛ものになりますね。

…私の陳腐な脳みそで申し訳ないが、まだちょっと粗削りだけど作り直すとしたら私はこうするかな。

ちょっと世界観が狭くなっちゃうかもですが(;^ω^)


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あーちょっとはスッキリしたかな。すごくモヤモヤする映画だったもので吐き出さないと。この映画、参考にもなったし頭が回転して覚えてるときに記録しておかないと忘れるから。

この映画、夫君と観てたら3時間くらいは語り合ってたと思う(笑)


それでは(=゚ω゚)ノ

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