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行動心理学 その20 吊り橋効果
こんにちはこんばんは yumenohi です。
吊り橋効果とは、ドキドキ、ハラハラなど身体的および感情的に興奮する経験を一緒に経験した後、誰かが他の人に対する魅力が増大したときに起こる心理現象です。
一般に感情は「出来事→その出来事への解釈→感情」という経路で発生すると考えられています。
恋愛で例えれば、「魅力的な人物に出会う→魅了される→ドキドキする」という経路である。
心理学者のスタンレーシャクターは、実際には「出来事→感情→その感情への解釈」という事もあるのではないかと、情動二要因論という説を唱えた。
この方の考えを恋愛で言えば
「魅力的な人物に出会う→ドキドキする→これは恋?」という流れとなる。
つまり錯覚、誤認です。
そこで社会心理学者のドナルド・ダットンとアーサー・アロンは、感情が認知より先に生じるのなら、間違った認知に誘導できる可能性があると考えて
恋の吊り橋実験を行った。 実験は、18歳から35歳までの独身男性を集め、高さ70メートルのつり橋と、揺れない橋の2か所で行われた。男性にはそれぞれ橋を渡ってもらい、橋の中央で同じ若い女性が突然アンケートを求め話しかけた。その際「結果などに関心があるなら後日電話を下さい」と電話番号を教えるという事を行った。結果、吊り橋の方の男性18人中9人が電話をかけてきたのに対し、揺れない橋の実験では16人中2人しか電話をかけてこなかった。実験により、揺れる橋を渡ることで生じた緊張感がその女性への恋愛感情と誤認され、結果として電話がかかってきやすくなったと推論された。
あなたと友人が、深い峡谷にかかる長くてぐらぐらする吊り橋を歩いて渡っているところを想像してみてください。 歩いていると、二人とも心臓の鼓動が速くなり、手が汗ばむのを感じます。 この体験中に感じる恐怖は、興奮の感覚を生み出します。
さて、二人で橋の反対側に到着したら、峡谷の美しい景色を一緒に見たとしましょう。 感情的および身体的興奮が高まるこの瞬間、あなたとあなたの友人は、その経験をする前よりもお互いに強いつながりを感じるかもしれません。 この魅力の増大の感覚は、吊り橋効果として知られています。
ホラー映画を見たり、ジェットコースターに乗ったりするなど、人々が一緒に怖い体験や刺激的な体験をする他の状況でも、同じ効果が発生する可能性があります。 人は強い感情を感じると、その感情が周囲の人々のせいであると誤って認識し、つながりや魅力の感覚が高まることがあります。
吊り橋効果は一時的な感情にすぎず、必ずしも真実の愛や長期的な相性を示すものではないことを覚えておくことが重要です。
番外編
「メリーランド大学のグレゴリー・ホワイトは、吊り橋効果の実験を行った際の女性が、美人だったからこの様な結果になったのではないかと考えました。
実際にメイクで魅力を低下させた女性で同様の実験を行ったところ、美人ではない場合には吊り橋効果は逆効果になってしまった。」
「魅力的な男性、魅力的な女性」であるという事は言うまでもありません。
吊り橋効果を恋愛に応用するなら、恋愛スタートに一緒にハラハラドキドキを体験するのが効果が大きい、繰り返しているとだんだん冷静になって感情が冷めてしまいます。
なんだ、よく見ればと、「チッ!」っと舌打ちされるかもしれません。
おろそかにしてはいけません。自分磨きも忘れずに。
私は毎朝ちゃんと生きて目が覚めるかハラハラドキドキ体験しております。
吊り橋効果は得られませんが、、、、。「わっしょい!」。
地球がへいわでありますように。
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