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【桜色の望郷-Playlist】ピアニスト片山 柊

ピアニストのプレイリスト第3回目、今月のテーマは「桜色の望郷」です。

4月といえばなんと言っても「新生活」。誰しもが経験ある事柄かと思います。僕も3月末で大学院の修士課程を修了し、新たな一歩を踏み出しました。(改まって進路を書くのが少し気恥ずかしいので、詳しくは文末の更新版プロフィールをご参照ください)

子供の頃、ホームシックにかかりやすい性格でした。幼稚園に通い始めた頃、両親と離れたくなくて通学バスの中で泣きじゃくったり、小学校の宿泊研修でも就寝時間が近づくにつれて勝手に寂しくなって泣くのを堪えたり…。今は流石に治りましたが、6年前北海道から上京し、形を変え「望郷」として地元を思うことは今でもあります。そこで、今回どのようなプレイリストを作ろうかと思った時、地元で過ごした思春期の頃に傾倒していた「ハウスミュージックやテクノ」の音楽でまとめてみようと思いました。もしかしたら14~17歳くらいの頃は、クラシックより聴いていたかもしれないです。

元を辿ればハウスはディスコミュージック、テクノは電子音楽から派生した別ジャンルですが、それぞれの音楽シーンが互いに影響し合い、ハウスっぽいテクノやテクノっぽいハウスなど、ジャンルは細分化しています。両者共に「ダンスミュージック」として括られます。これらの音楽における大きな特徴は「4つ打ち」であるという事です。4拍子で1小節間にキックが4回等間隔に鳴らされるのが基本で、独特のリフ(繰り返される音型などの事)やリズムパターンがあり、カラダが自然とノリやすい音楽です。所謂「クラブ」などのヴェニューに行き、大きな音で体感するのが醍醐味かと思いますが、僕はそういう場の雰囲気について行けず、家で聴くのがほとんどです…。

今回は、実際に当時、狂ったようにiTunes Storeで探しまくって聴いていた曲や、最近聴いている4つ打ちの音楽をまとめました。前回前々回よりアップリフティングな並びになりましたが、春独特の高揚感が出たのではないかなと思いますので、ぜひ楽しんでいただければと思います。Spotifyアカウントのある方は上記のリストから、無い方は下記曲目横の「♫」からYouTubeのリンクへ飛び視聴出来ます。

M1: Kelly Lee Ownes - On (

M2:The Chemical Brothers - Eve Of Destruction ()

M3:CHERRYBOY FUNCTION - Face Off ()

M4:Space Dimension Controller - Journey to the Core of the Unknown Sphere ()

M5:Floating Points - Coorabell ()

M6:Takkyu Ishino - Spin Out ()

M7:Kraftwerk - Aéro Dynamik ()

M8:Lone - Aquamarine ()

M9:Soichi Terada - Voices From Beyond ()

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片山 柊 (かたやましゅう)

北海道札幌市出身。東京音楽大学(ピアノ演奏家コース・エクセレンス)を卒業、同大学院修士課程を修了し、現在東京音楽大学演奏研究員、桐朋学園大学作曲科に在学。全日本学生音楽コンクールピアノ部門全国大会第1位、ピティナ特級グランプリおよび聴衆賞ほか受賞多数。東京フィルハーモニー交響楽団ほかオーケストラとの共演も重ね、ソロに限らず室内楽の分野でも積極的に活動している。ピアノを武田真理、東誠三、広瀬宣行の各氏、室内楽を藤原亜美氏、作曲を土田英介、加藤真一郎 各氏に師事。
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