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匂いの重要性。

営業先のオジサンと、その元不倫相手の女性と話した話である。


「匂いって大切だと思いませんか?」

そう尋ねると、女性は凄く分かると頷いてきた。

「顔が凄くタイプでも匂いが受け入れられなかったら、距離置くし、逆も然りよね」

そして彼女は、オジサンを見ながら続ける。

「例えば、全く見た目が好みでなくても匂いを感じとってみた時に、好い匂いと感じたら、もう好きになるもの」

「そうですよね、匂いを受け入れれたら全部許せますよね」

その返答に激しく同意され、なんなんだろうねと付け加えられた。

その場が居づらくなった私は逃げ、改めて考えた。



匂い。

私にとってはフェチでは無いが、条件の一つである。

と言うのも、
数年前に出会った、全く見た目も顔も性格も、そんなに好きじゃない男性の匂いを感じ取ったときに衝撃を受けたからだ。


「…匂い、しなくね?」

その日は暑い日だったので汗もかいてるはずなのに、匂いがしない。

え、汗かかないの?匂いしないんだけど。え?
むしろ自分の汗のにおいが臭いんだけど、え?


若干冷や汗をかきながら、そんな人と出会った事が無かったから聞いてみた。


「ねぇ、私の匂いする?体臭的なやつ」

「…質問の意図が分からないけど、匂いは全くしないけど。え、もっと近づけってこと?」

やっぱりそうか。私が匂いしないと思った相手からも、私の匂いはしないのか。

それをはっきり自覚した瞬間だった。
その後、首の後ろの匂いも匂ったが、無臭で、本当に驚いた。



好きな匂いは遺伝子が遠い。

というのを聞いた事がある。

女性は子孫を残すために、遺伝子的に遠い人を良い匂いと判別するらしい。
そして、遺伝子的ににみても相性が良い。

どの相性の事かは記載されていないが、
好い匂いとなると、そもそもが惹かれる一つだと思う。


確かに、好い匂いの男性と出会った時、一番に思い出すのは
「彼の匂いは最高に好きだった」と思い出すが、残念ながら、どんな匂いかは思い出せない。

この人とは遺伝子的に遠いんだなーと思ったくらいで、
だからといって恋愛に進んだわけでも無い。

でも匂いが、その男性を10割り増しでカッコよく見えるのは間違い無かった。

それほどに、匂いは大事なんだなと。


といっても、匂いを変えることは難しいし、
どんなに好きな人でも匂いが嫌なら嫌だし
好かれたくても、嫌な匂いだと言われたら話は終わる。

そう思うと、人間的に持っている"遺伝子的に"というのは怖い気がするが、役にも立ちそうだ。


匂い、気をつけていこう。



チョコレートに牛乳



好い匂いの人と出会った時には、さすがに
ねぇ、私の匂い、いい匂いする?

とは聞けなかった笑



ちなみに、遺伝子的に遠い匂いの方との子供を産むと、丈夫な健康的な子供に育つらしい。

逆に、匂いが好きじゃない近い遺伝子の場合は、身体が弱い子供らしい。


事実かどうかは分からないが。科学的に?


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