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とぅるーらぶ・るーぷです 二

彼女との付き合いは、うんと長い。
小さい頃、彼女が僕の家の隣に引っ越してきてから、およそ8年。
両親たちの気がとても合ったことから、僕らはほとんど毎日を共に過ごしていた。
彼女の母親がこの前、「あなたたちならきっと良い夫婦になれるわ」と言われたとき、僕は結構本気で動揺した。
でも、僕もそんな気がしていた。
きっと僕らは、これからも共に人生を歩むために出会ったんだと、信じて疑っていなかった。
彼氏となった人は、知人の先輩だった。
人当たりの良い、同じバトミントン部の先輩。
顔立ちは決して良いとは言えないけれど、優しいと思えるそんな素朴な人だ。

「それでね――」
「知ってる」
「あとはね――」
「聞いたさ」
「それから――」
「……別に」
「どうしてもゆうくんに伝えておきたくて――」
「もうどうだっていい」

――死んでくれ。

恥ずかしそうに告白のシーンを語ってくる彼女はまさしく恋する乙女で。

――死んでくれ。

頬を赤らめて、102回目の初めてを僕に見せてくる。

――死んでくれ。
死んでくれ、死んでくれ。死んでくれ。死んでよ。死んでしまえ。死んじゃえ。死ねよ。
1人で勝手に、僕の知らないところで、誰にも知られずに死んでくれ……。

……頼むから、もう、これ以上、君の死に、僕を、付き合わせないで。

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