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長らくのクラシック音楽への反抗期が終わった瞬間

こんにちは、ウチダユメミ(@yumemi_uchida)です。

山梨に移住して7ヶ月目。
ぶどう農家しながら、音楽活動しつつ、
毎日noteを更新してます。

実は、自分の親が毒親だと気付いてから
親だけでなく、
親の夢で始めてしまったオーボエクラシック音楽とも
若干の距離をとるようにしていた時期がある。
その間、仕事で勉強する曲以外、クラシック音楽は自ら進んで聴かなかったし、聴くのは全く違うジャンルのものばかり。

自分の親が毒親と気付いた時のnoteはこちら。

とにかく、クラシック音楽から距離を置くようにしていた。
知人のコンサートもそうだった。
知人のコンサートの場合は、クラシックでやってる知人たちに顔を合わせるのが怖くなったのもあったけれど、
それはまた別の機会にもnoteを書こうかと思う。

本題に話を戻そう。
「プライベートでクラシック音楽なんか聴いてたまるか」くらいに思っていた。
その当時だけれども、
「クラシック音楽をやってるのは、自分で選択してきたことではない」と思っちゃったから。

自分のやってることってなんなんだろう、って。
自分の人生ってなんなんだろう、って。

そんなふうに思っちゃってたのです。

ちょっとその辺りから葛藤というか、
オーボエってクラシック音楽の中でめちゃくちゃ輝く楽器じゃないですか?
やりたいことと、できることと、やりたくないことと、、、
精神的に乖離していくんですよね。
それはそれは、苦しいわけ。
心の中でいろんな想いが拮抗するから。

ただ、クラシック音楽やオーボエに関して、
距離を置いていたけれど、
嫌いになった訳ではなかった。
むしろ、心のどこかでは好きだったわけです。

4月に山梨に移住して、それまで住んでいたところより
だいぶ自然の多い中に暮らし始めて半年くらい経ったあたりでしょうか、
急にクラシック音楽聴きたい!って思ったのです。
マーラーとか、ブルックナーとか聴きたい熱がフツフツと自分の中で湧き上がってきたのです。

わりと高いところの畑を新たにお借りできることになったのですが、
そこから、甲府盆地が見渡したり、雪が積もってる富士山を見てたら
昔、オーケストラに乗った時に指揮者に言われた言葉がふと思い出され、

「この曲は厳しい自然の中で描かれたんだよ」と。

急に腑に落ちました。
もう10年以上前に言われた言葉なのに。

その腑に落ちた瞬間、
なんだか泣きたくなりました。

それからというもの、
頭の中に聴きたいクラシックが流れまくり。

その瞬間、
長らくのクラシック音楽への反抗期が終わったんだなと
悟った瞬間でした。。

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