キャパシティ。
少し暑さがましになってきたようですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。私は今日も軽快に愛車を転がしています。
今日はお盆明けで業務が立て込んでおり、あっという間に一日が過ぎてしまいました。私は相変わらずマイペースで仕事をしていましたが、周りの人は仕事が片付かなくて少しイライラしていたようです。みんな仕事が終わらないと言ってサービス残業をしていたので、私も一応お付き合いで残業をしました。しかし、正直心の中ではこの仕事ができなかったといっても地球は回るし、おそらくお客さんはそんな事情ほとんど関係ないだろうと思いながら、単純作業に勤しんでました。まわりの人たちはブラックな職場だなんだとぼやいていますが、私から見ると大学教員時代の方がもっとブラックだったので、今の仕事はとても楽に思えてしまいます。一応周りに合わせて大変そうなふりはしていますが、単純作業でお金もらえるのは本当にありがたいことだと思います。このように今の職場にいると、大学教員の時にいかにキャパシティが拡張したのか、本当に実感しました。
ちなにみ大学教員の時はほぼ毎日朝から晩まで学生が研究室にいたので、気が休まる時間はほとんどなかったです。そして、一歩研究室の外に出れば他の教員や事務局職員と対峙しなければならないので、常に強いストレスにさらされていたと思います。家に帰っても電話やメールがひっきりなしに来るので、ほぼ24時間365日仕事でした。こんなペースで仕事をしていると自ずとキャパシティが広がりますよね。その時に比べると今はちゃんと仕事のオンオフが切り替えられるので、それだけでも精神的ストレス強度はかなり違うと思います。こんなことを考えはじめると、だんだんとこのまま名もなき公募戦士で人生終わるのも悪くないのかなと思うようになってしまいます。でも、どこか物足りなさを感じてしまうから不思議ですね。あんなに辛い思いをしたから、もういいでしょと考えるのが普通だと思いますが、なぜか心と体が自動反応しているのです。やっぱりまだどこかで大学教員になることをあきらめられない自分がいるのでしょうね。大学教員がどうしてそんなにいいのか自分でもよくわかりません。なので、今はどちかの仕事を選択するのではなく、今の仕事を続けながらも大学教員の道も模索することを続けていこうと思います。そして、もし大学教員になれるチャンスが巡ってきたらその時に立ち止まって考えようと。それまでは、今の職場に感謝の気持ちを持ちながら、日々過ごしていこうと思います。
これから大学教員になるひとには、常に自分のキャパシティを拡張できる人になってほしいと思います。そして、その拡張したキャパシティで自分と自分が大切にしたひとを笑顔にしてほしいと思います。
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