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こんぺいとうの夜

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気まぐれに更新される小説とか詩とか
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潮騒の窓

さわさわという音とともに、私の目はぱっちりとさめた。枕もとのスマホを探して手を伸ばすとふわっとした君の髪が肘をくすぐる。
そうか、昨日私は。
思い至ったことに青ざめる気持ちと、うれしさに似た高揚感で本格的に目が覚めてしまった。
朝五時の海辺はもう明るく、散歩するにはもってこいのさわやかな気温。
起き上がろうと体を起こすと、まだ眠っているはずの君は私を探すように手を腰に回してくる。
「今何時?」初め

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空が空であるように

 あたしは今寝ぼけている。
何が起こったとしてもそれは間違いでしかなく。誰のせいでもないから、誰も何も言えないし言わせない。今あたしの上に乗っているのが姉の夫でも、下で甘い夢に溺れるのが姉ではなくあたしでも。
 コーさんはひたすらに無言で私を抱く。
あたしは名前を呼んで欲しかったけど、今呼ばれると困るからやっぱり無言で、でも時折求愛の合図のように声を上げる。だって泣くのはちょっと違う、これは夢なの

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