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『みんなの夢AWARD11 ファイナリスト紹介 』 谷本和考さん

みんなの夢AWARD事務局です。

みんなの夢WARD11のファイナリストをご紹介します!


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<名前>
谷本 和考(たにもと かずたか)

<職業>
株式会社浪速工作所 社長

<実現したい夢>
技術で世界中の人を笑顔に「子供たちに安全な水を贈る」


<5年後の肩書き>
世界中を笑顔に変えていく企業の社⻑


<現在のお仕事・ 活動>

創業74年目の5代目社⻑。

主に大企業に対し金型・設備を開発・製造している。

6 年前に離婚し、1歳・3歳・5歳・9歳のシングルファーザーになる。
仕事も家庭の事も満足に出来きず、身も心もボロボロになっていた時に現在の妻と出会う。

当時は、自分の境遇や上手くいっていない事を全て人のせいにしていた。
妻は悪口ばかり言う私の話をずっと聞いてくれていた。

そしてある日、稲盛和夫先生の「盛和塾」に入ることを勧めてくれた。

それをきっかけに、少しづつ自分の間違いに気づいていく。

会社の業績も劇的に回復。その後会社の歴史の棚卸をし、
70年以上続いている自社の強みを再確認しする。

2年前より事業は「金型・設備製作する製造業」から、
「お客様のお困りごと解決業」という立ち位置に変更。

20名足らずの小さな企業であるが、
 社会課題を解決する様々なモノを開発している。


<夢のミッションとミッションを掲げる理由>

私の夢とミッションは、
「技術で新しい価値をうみ世界中を笑顔にかえる事」です。

父から 引き継いだ家業は、
汚くて・儲からなくて・自分にとって無意味な存在でした。

しかし、家業の技術は非常に高レベルで様々な社会課題を解決できるという事が分かったのです。

私にとって無意味な家業は、社会では非常に価値のあるものでした。

自社の技術は人を 幸せにするために、
自分の存在価値はそこにあったのだと気が付いたのが理由です。


<夢の具体的な事業内容>

【事業の背景】
私は、安全な飲み水が飲めないため開発途上国の子供が無くなっている という事実を知りました。

「日本は水の国、浄化技術は世界一」その装置を持っていけば良いと考えました。しかし日本の水ビジネスは「いいモノを作り高く売る」というも のでした。開発途上国では日本の装置は高すぎて買う事が出来ません。

私の尊敬する経 営者「松下幸之助」様は、水哲学を言っておられます。「
いいモノを安く大量に作 る。」そうすることで、良いものが人々にいきわたる事で貧困が無くなり、人々を幸福 にできるというものです。
それが技術でありエンジニアの仕事だというものです。

私は、「日本のろ過装置は世界一安全で世界一高価」ではなく「安全な飲み水が飲める、世界 一安価なろ過装置」を開発しようと考えました。

日本のろ過装置は、砂ろ過+膜ろ過+塩 素という組み合わせです。
砂ろ過でゴミを取ります。それに塩素を入れウイルスを殺菌します。
しかし耐塩素微生物である「クリプトスポリジウム(2μ)」は塩素では死に ません。そこで膜ろ過(0.1μ)でクリプトスポリジウムを除去しています。

このように日本のろ過装置は安全ですが、高価で複雑なシステムであり、専用のエンジニアでしか 使う事が出来ません。


【商品・技術について】
誰にでも使え安価で安全な飲み水が飲め るろ過装置クリアーノを開発しました。
オーバースペックなフィルターの性能を抑え、 安く・繰り返し使える2μのフィルターの開発、水専用に開発された超遠心分離技術によるゴミの除去。
フィルターが汚れにくい※従来より200倍以上の耐久性があります。

シンプルな構造は開発途上国の人にでも使える。フィルターの性能を抑え、シンプル構造 と、超遠心分離技術のドッキングにより、低コスト、低ランニングを実現例えば、地下 水や・河川の水などを飲み水にする場合、従来の装置に比べ価格は十分の一以下で提供可能。ランニングコストはほぼかかりません。設置場所も5分の一以下になっています。 


【事業計画について】
最終目的は、「開発途上国の人に安全な飲み水を届ける事」ですが、
まずは日本国内での事業化を目標に取り組んでします。

開発途上国にろ過を届ける 場合、さらなるコストダウンが必要だからです。

目標は日本のろ過装置の100分の一の価格です。
現在、TOYOTA様、洗浄産業、食品業界での導入が始まっています。



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