ストレス愛。
まず左側だけを全力で小顔マッサージしてみたらあり得ない程口角の位置も目の大きさも変わって、とても嬉しい。
でもこの後反対側もやらなきゃ。
手が痛いなぁストレス。
ピンクよりオレンジが似合う自分が心ときめく色のマニキュアを見つけて、手が綺麗に見える。嬉しい。
でも右手はちょっとムラになっちゃった。
悲しいなぁストレス。
若作りでもそれなりに小綺麗にしていたいから夏っぽい服装を。
でも会社が日中異常に寒い。
震える。これはストレス。
一緒に居たら楽しいから幸せ。
でも自分の時間が無くて窮屈でストレス。
それでも慣れてきたら気にならなくなって自然体で居られて幸せ。
でもたまに他人なんだってハッキリ実感して価値観の違いにストレス。
相手のためを思ってとる行動。
相手に持つちょっとした不満も。
実はどちらもストレス。
あれもストレス。
これもストレス。
ストレス。
すとれす。
すとれす。
…結局何がレスしちゃったんだっけ。
何にだってメリットの代償のようにデメリットが付き纏う。
火と水とか、月と太陽とか、白と黒みたいに。
楽しいの後の寂しいとか。
期待の後のハズレとか。
原因不明は何でもストレスのせいにされる時代で、逃げ道みたいに簡単に使われる事も増えた。
ストレスと言えば許される、心配してもらえる、そう勘違いしている人の安易な言い訳みたいなものにすらなっているような気もする。
それでも誰かのために何かを頑張ってる時に感じるストレスや、自分のために費やしてるストレスはきっと良いもの。 悪いストレスを感じることが出来るなら、良いストレスだって拾える。
そしてそれは全部自分に還元されるんだ。
美しいだけじゃない。
それでも、一緒に居たい気持ちを優先させるよ。
それでも、もっと良くなるように頑張るよ。
恋とは何かと頑張っちゃうちょっと窮屈なストレス。
愛とは呼吸が出来る柔らかなストレス。 良いストレスとは多分、
ポジティブっていう素敵な病気とすら思うよ。