教師魂 仕事をやる意味を父から教わった話
父が帰ってきた。僕たち兄弟3人は、手を伸ばしてお土産を期待した。父は、一人旅で兵庫県に行っていた。父は、ニコニコしながらビニール袋を渡してきた。重すぎる。2kgぐらいあるだろうか。指一本では持てなかった。どんなすごいものが入っているのだろうか、胸が膨らんだ。袋を開けると、雑誌が大量に入っていた。正体は、姫路城のパンフレット150冊だった。父は、ご機嫌だった。
この人は何を考えているんだ。僕たち兄弟はいつものように顔を見合わせた。教師である父は、たまに変なものを持って帰ってく