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自分は何になりたいのか

東京の立川駅
ベンチに座り、星空を見上げていた
自分が本当にしたい事は何なのか

オリンピック出場が叶わなかった
3年間の集大成だった
あんな悔しさを味わったことはない

オリンピック出場がなくなった次の日、
職場の社長と専務に面談していただいた

「試合お疲れ様
さぁ、君の未来はこれからだよ」

驚いた。
もう少し、オリンピックのことを
話していただけると思っていた

私の上司は、心から私のことを応援してくださっている
だから、立ち止まるな先に進めと、背を押してくださっているのだ

私は、本気で考えた
何者になりたいのか
これまでは、オリンピックという明確な目標があった
そのために、取るべき行動が手に取るように分かっていた

次の私のステップは、、、
教員だ。そう思った瞬間、社長が笑顔でこちらを見ていた
社長も以前から、私が教員に向いていることを見抜いていたみたいだ

涙が溢れてきた
僕のために、ここまで真剣に考えてくれる人が近くにいる

そこからの行動は、早かった
支えてくださった方々へ挨拶に行き、
仕事の引き継ぎを行なった

職場を退職した
そして、ふるさとの九州を飛び立ち、東京に来た

新しい未来を自分で切り拓く。
今まさに、次のステップに向けて行動中だ。
人生とは面白い。自分が思い描いていたこととは、まった違う方向に物事が進んでいく。目の前のことに、一生懸命打ち込めば、多くの方々が助けてくださる。支えてくださる方々を大切に、これからも高みを目指し続けていく。そしていつか必ず、恩返しする。

さあ、今日も生き抜こう


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