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<全文公開>出口学長『歴史から学べ、博学になれ』講演会内容

はいどーも、ユーマです。

まず初めに、今回の記事はゼミ生が大半を書いてくれました。
ありがとう!キヨ。

 先日7月16日ユーマゼミ主催で出口学長による講演会

「歴史から学べ、博学になれ」の講演会が開催されました。

開催までの経緯を書いた記事は↓↓


参加していただいた皆様どうもありがとうございました!
今後の刺激になっていただければ幸いです。

また最後に書きますが、色々報告することがあります!


講演会の内容は歴史知らない人も引き込まれてしまうような内容で、正直内容に釘付けでした。

とまぁ僕の主観的な話は置いておいて今回の内容ですがタイトルの通り講演会で出口学長がお話になったことを掲載しようとします!


『歴史から学べ、博学になれ!』

1,歴史はおもしろい!
2,歴史は一つしかない!
3,歴史は役に立つ!
4,歴史を動かしてきたものは!
5,さいごに

以下、四角で区切られている中身は僕たちが学校の歴史の授業で学んだことです。出口さんの見解と一緒に楽しんでください。



1,歴史はおもしろい!


歴史とは昔の出来事である、それは地球上に生まれてきた何百億人の人生の積み重ねである。
昔も今も面白い人と面白くない人がいる
一見面白いけど、一回見たら終わってしまう人もいる。

そんな話は残らない逆に残ってる話は面白い!

あるお金持ちの家があって、近隣の若者に大バーベキューを開催した。集まった人はもちろん目的を知らない、結婚相手を決めるのが目的であった。そして「あの人しかいない」と選ばれたのは中肉中背でハンサムでもない人、イケメンもいるのになぜ?あの人の周囲には光がある、若い時から光をはなっている。

面白い話は残るんだよ、じゃぁなぜ学生に歴史が嫌いな人がいるのか?
それは学校から年号を覚えさせられるからである。
歴史は面白い!



2,歴史は一つだ!


歴史は出来事である。いま私がこうやって話しているのも出来事の一つである。皆が今メモしているんだけど、これが一次資料って呼ばれている。
(同じ時代にいた人が書いたメモ)でも皆のメモって


話していることを100%書いてるわけじゃなく、自分の興味のもったものを書き残すのが当たり前である。

昔のメモも一つを見たらすべてはわからない。
でも皆のメモをかき集めたらそれは真実に近いものになる

例えば源氏と平家の話しがあるが、学校では源義経が平家が滅ぼしたとしか教えていない、

だが今は花粉分析ですべてわかる、花粉は実は凄くかたいから残る。花は気温に影響されて咲く、つまりは花粉分析で当時の温度が再現できる。これから源平合戦が行われたとき西日本は飢饉であったことがわかった、東日本は米がとれていた。このことから「腹が減っては戦が出来ぬ」に基づいて平家は敗れたというのが今の解釈である。

平家物語は源氏の時代に作られたので平家が悪者になっている。当時はそれで人々は喜ばれていた。花粉分析など分析を重ねれば真実に近づのが歴史てある、
   そしてその歴史は一つである歴史は解釈ではない!



3,歴史は役に立つ!


 東日本大震災のような地震が再び起こると思う人は起こると思う人と思わない人はどれだけいるだろうか?
また再び同じような大きな地震が起きた際に東日本大震災を勉強した人と、勉強しなった人どちらが助かりやすいと思うか?

この答えから歴史は役に立つということがわかりますね?

将来何が起こるかなんて誰もわからないが、教材は過去にしかない。過去に人が行ったことや、起きたことを勉強しておいたら、なにが起こるかは分からないが役に立つことがあるかもしれない!

これが歴史を学ぶ理由である。



4,歴史を動かしてきた要因は何なのか?

 

歴史を動かしてきたものは何かわかりますか?

実は「気候」です

なぜかというと、産業革命は農業を基ねに起きたものだが,どんだけ頑張っても雨が降らなかったら農作物はできない、実は気候変動は大きな影響はもっている。
 2世紀、西暦150年頃、地球が寒くなりだした。

Q,寒くなったら人々はどうするのか?


A,南に逃げていく。


人々は暖かいところを求めて南のほうに下っていく。
ユーラシア大陸で見るとにおいて北から南に下がっていったらヒマラヤ山脈にぶつかる。皆一人で歩いてきている訳ではなく家族や仲間、家畜と共に来ている。ヒマラヤ山脈を越えようと考えるだろうか?

正直無理である、、。

ではどうするか?
越えるのではなく東西に別れていくのだ。

東のほうが暖かいと思う人々と、西のほうが暖かいと思人々に分かれる。
西に行った人々を我らはゲルマン民族の大移動となり多くの人々がいり混じった形になった。東に行った人々は我らはどう習ったのか、五胡として多くの異民族が中国にはいってきたと学ぶ。簡単でしょう?
寒くなったら南に移動して、山にぶつかったら東西に分かれていった。
そして西半分は多くの人々が流れ込んだため、ローマ帝国の西半分はぐちゃぐちゃになり潰れてしまい、中国も五胡十六国が入ってきたため中国の人々は南に逃げ、北には異民族の国ができた。

このような話から気候の与える影響が重要だとわかる。気候によりローマ帝国の滅び、漢帝国も同じである。大きい東西の二つの国は「気候」によって滅びていく。

このような物語で覚えたら簡単であり絶対に忘れない!
教え方で歴史は簡単である!


では気候の次に歴史を動かしてきたものは何か?

それは「交易」である

日本列島で初めに文明が生まれたのは九州地方である。
ではなぜ九州から生まれたのだろうか?

38000年前に朝鮮半島を経由して日本に行きたのが日本人、その2000年後琉球から来たのが第2波、この琉球の人々の影響が強いため、日本語というのは実は南方の言語であるというのが最近の説である。
最後に北海道から樺太あたりから2000年後に来たのが第3波と言われている。

答えは南朝鮮に「鉄」があったからである。南朝鮮と北九州は近い距離にある。鉄が入ってくる前は日本人は石と木で米を作っていた。
農業をやった人はわかると思うが、木と石で農作業を行うのはしんどい、、
すぐに筋肉痛になってしまう☺️

鉄が入って来たら、スコップなどが作れてしまう。農作業がはかどり、生産性が上がるということがわかる。

これが北九州が文明が北九州で生まれたことに対する最も納得できる説である

では南朝鮮はなぜ「鉄」という貴重な資源を日本くれたのだろうか?
物を得る際には大抵交換が必要である。
では日本は「鉄」をどのようにして決済したのだろうか?
当時、北九州が持っていた「鉄」にふさわしい対価とは何だろうか?

卑弥呼が朝鮮に言った際に日本が献上したものは「生口」今の日本語でいうと「奴隷」であったのだ

健康な人間を献上していた。

仏教は百済から伝わってきた、ではなぜ?
その当時百済は新羅に攻められており虫の息状態。新羅はどうしても助っ人が欲しかった。その時に倭国(日本)に対し、いいもの教えてあげるから、兵隊貸してくれとお願いして説がある。そのいいものが「仏教」である

では仏教とは何か?

仏教とは教えではなく技術体系である。

仏教を広める際に、お寺を作らなければならない、鐘を作らなければならない、お坊さんの衣装を作らなければならない、お経を作らなければならない。

これらを伝えるような技術体系である。

蘇我氏と物部氏が仏教の受け入れで対立した理由がこれである。

蘇我氏は仏教を輸入したら、仕事が増え経済力が伸びると考えていた
物部氏は 現状維持にこだわった

必然的に蘇我氏に味方するものが多かった。

技術を学べば、仕事が増える

人間なんて仏教の教えなんて理解できるわけもないが、仏教による技術によって仕事が増えるということで広まった。

物事にはニーズが存在する

なぜ安土桃山時代にポルトガルやスペインが訪れたのか?
彼らは銀が欲しかった。
当時日本が採掘した銀の量は世界で使われている30%もあった、当時の世界金貨は銀であった。
必然的に皆欲しがる。

織田信長が鉄砲隊を作ることがで来たのは、
銀のニーズに応え『お金』があったからである。

また日本が鎖国をできた理由の一つが日本の銀山を掘り尽くしたからである。銀がなくなったと各国が知れば来なくなる、このタイミングにより成功させた。

このように理解すればわかりやすい!何で決済したかが分かれば分かる。


世の中のいろいろなことは交易で説明できる

アヘン戦争はイングランド(大英帝国)が中国から紅茶を大量に購入しており、それを銀で支払っていた。中国はイングランドから欲しいものがなかったため、銀がどんどん吸収いった。
そのためイングランドは破産しかけたため、何か売らなければいけないと思い、アヘンを売り始めた。

ではなぜイングランドは紅茶を大量購入していたのか?

この答えは「産業革命」にある。イングランドは産業革命を最初に行った国である。産業革命により機械でものを作り始めたら、生産性が上がり儲かる。疲れずに動く機械に対して稼ごうと思った場合、人間に長時間労働を強いることにした。
しかし人間は疲れるのは当たり前である
疲れた時に体に効くのはお茶に大量の砂糖をぶち込んだ甘い紅茶であった。
この甘い紅茶は元気を与えた。産業革命で社会がブラック化したため、皆が疲れたため、気つけ薬として、中国から輸入した紅茶を利用した。

このように理解したら産業革命とアヘン戦争が結びつくのが分かる

その後、自分達で非合法でアヘン売り、不名誉なことをすべきではないという意見があった。またアヘンと紅茶の取引が長続きしないことはわかっていた。

ではどうしたのか? 自分で作ればいいと思った!

自分で作れば輸入する必要がないからである!
だがお茶は中国にしかなかった。なぜならお茶の製法技術は門外不出であったから。(中国は氷河期時代に氷に覆われなかったため茶などの苗が生き延びていた。)

ではイングランドはどうしたのか、その後の戦争の後、外国人が中国を自由に旅行する権限を作ってしまった。
もちろんすることはお茶スパイを送り込み、お茶の苗木を盗み出す!

その盗まれた苗木がインドやスリランカで育てられたことによって、現在は、名産品として扱われている。

欲しいものがないときは作るのが一番いい!

お茶は絹のような世界の人々が欲しがるものを「世界商品」と呼び。

この「世界商品」があるところに人々が集まって来た! 



5,さいごに


人間は昔から考えていることは同じである。昔から学び、ヒントを得て新しいものを生み出している。ベンチャーと呼ばれているものも同じである。

ベンチャーと呼ばれるものは明治時代から存在していた!日本にもビル・ゲイツやジョブスのような人々は多く存在する。そういう人の生き様や生涯を見て来たら、将来の社会での自分たちに必ず大きく生かすことができる。

出口学長曰く

「日本で一番わかりやすい日本史の本は、私の本である」

専門家の本は専門が故に内容が偏ってしまう恐れがあるが、出口さんの本は客観的かつ、わからないところは専門家の方々に伺っているらしいので。

ぜひ読んで見てください!


構成は最初1時間が出口さんからの講義。その次1時間が質疑応答でした。

この記事は後半部分の質疑応答を割愛しておりますので、ご了承ください。


飲み会では、出口学長に学生全員の名前を覚えていただき、みんなの質問全てに一つ一つ丁寧に答えていただけました。

写真↓↓


いろんな話がありましたが、割愛!

というのも、いろんな時代背景の歴史について質問しましたが、全部即答!!

逆に、僕たちの方が知識がなくて、出口さんの答えについていけませんでした。。。


APUの事も多く質問しましたが、僕の印象は出口学長は一つの将来を見据え、目の前のことから着実に進めて行く志と算数を感じることができました。



そして、冒頭に書きましたが、報告することが3点。


1. 次回講演会開催承諾得ました!

まだ日程は決まっておりませんが、次セメスターのどっかのタイミングで

『歴史から学べ、博学になれ』開催します。


次回からは、ある一部分の歴史を選んで、参加希望者全員で予習してから講演会に望みます!

みんなで出口さんに一泡吹かせましょう!!


2. 7月28日 午後3時 APU図書館集合!


HONZというサイトをご存知でしょうか?

これなんですが、愛読家である出口さんがこれまで読んできたおすすめ本を掲載しているサイトです。


出口さん以外にも、多くの著名人の方が、たくさんの本をおすすめしております。自分の好きな芸能人・著名人の人がおすすめする本を是非探して見てください。


そして、7月28日 午後3時 APU図書館集合お願いします!

HONZ関係者のみなさんがAPUに集合します。

是非お越しください!!

3. APU麻雀出口杯開催予定!

昔、出口さんの記事を見ていたら、社会人時代に麻雀をしてたことが書かれていました。

あれ、僕も麻雀打ちたい。と思って、いつか企画することを半年前から考えていました。


居酒屋でお酒飲んだときに、ついに言ってしまいました。

出口さん!麻雀出口杯やりましょう!

快くOKしてくださいました。

また、開催日程が決まりましたらご連絡いたします。


最後に、今回参加してくれたみなさんありがとうございました。

今後ともよろしくお願いいたします!


PS

仕事に効く教養としての「世界史」の前半部分のまとめ掲載しています。

よかったら読んでください。


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