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家庭科の先生が、激怒した理由が意外だった。



高校1年生のとき、
家庭科の授業が怖かった。

それはーーー

教科書が怖いわけでも、
ミシンや、はさみや、針が怖いわけでもなかった。

先生が、こわかった。



まるで般若の面のような目力で、
私たち生徒を視界にとらえ、
大きな声でおさえながらの、
雰囲気でびびらせながらの家庭科の授業。

ー アットホームの逆だ。ーーー

こういうの、なんていうんだろう?
調べてみた。
アンカンファタブルぽい。(わからん)



なので、 私たちは、



授業がはじまる前から、
先生が教室へ入ってくる前から、
緊張感をもってその授業にのぞんでいた



はずだった。ーーーーーーー



ある日、
怖い家庭科の先生が、
いつもの何倍もの怖さと声量で、
私たちを怒鳴ってきたことがあった。


第一声は、こうだった。


「寝てる生徒がいる!」


⦅ え、、この家庭科の時間に??⦆
⦅ いやいや信じられん。⦆
⦅ まさかのまさかの、まさかだよ!⦆


「授業中に、寝ている生徒がいるーっ!」


⦅ わ~~~、本当なのか~~~!?⦆
⦅ こ、怖くないのか?
  なんで寝てられる?信じられん!!!⦆



「まーだ、寝てるのかっ!起きなさい!」



⦅ お、起きてくれ。。早く、、⦆
⦅ 起きても大変だけど、
  起きなかったらもっと大変な気がするよ!⦆



「まーーーだ、寝てる!!!
 起きなさいって言っているのに!!!」




先生の声量が、
目覚まし時計のように
どんどんどんどん大きくなっていき、


その生徒は、 どうやら、、


私のうしろか、
そのまた、うしろの子らしかった。
先生が怒る声には向きがあり、
場所がだんだんと、特定されていくのだった。


⦅ふ、ふり向いて、
 教えてあげた方がいいかな・・・⦆


でも、余計なことして!って怒られる?


びくびくしながら私がふり返った
その瞬間に、その子が起きてしまったら、
びっくりさせちゃう!?なんてことを考えていたら…


「まだ寝るかーッ!!!」




ヒィィィィィ!!!!!!!
怖いぃぃぃーーーー!!!!!




⦅ あ れ ・・・?⦆



この時、ーーーーーーー


私は自分の体に、違和感を感じた。


あれ、私の上半身、

あれ、私の顔、

あれ、私のまぶた、、


・・・とじてない?



(´⊙ω⊙`)




「あとで職員室に来なさーい!!!」



目を開けたら、
まぶたを上げたら、

家庭科の先生とバチン!と目が合った。

寝ている生徒は、私だった。



いやいや私は、寝てないの。( ;∀;)



私は、まぶたを閉じていた。
そして、
まぶたを開くのを忘れていた。


だけなのです!!!


そう主張して、ーーー
さらに職員室で怒られてしまった私。


○| ̄|_ 


授業のあと、
ちゃんとその日のノートを書いたかどうか、
毎回職員室に見せに行く!というバツをもらいました。


その後も、鬼の先生に、


「紛らわしい態度をとってごめんなさい。
 でも、私は寝てなくて、
 まぶたを閉じていただけなんです。」


とビクビク、ビクビクしながらも
言ってしまっていました。
だって、その証拠に、
私は先生が発した『すべての言葉』を言えたわけで・・・



高校1年生が終わるころには、
「わかったわよ。変わった子ねぇ~!」
と、あきれて笑うという鬼先生の
レアな表情を見ることができました。(ラッキー?)



こんな怖い思い、二度とごめんだ。
気をつけよう~!
そう決意する自分がいて、また、
上半身(主に目力)をコントロールできない自分もいて、


社会人になっても、似たようなトラブルを繰り返した私です。。


その時は、別の理由もあり…… ( ;∀;)
それはいつかまた、
振り返ってみようと思います。トホホ。





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