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教育に、命をかけた先輩の話。



学生のとき、突然、
こんなことを宣言した友人がいました。

「わたし、小学校の先生になる!
 だから、一生、結婚はしない。
 子ども達のために、生きるって決めた。」

この声を聞いた者はみな、目を丸くしました。


例えばこれが私の宣言だったら、
ふーーーん。とか、へぇ~~~。とか、
あ、そう? とか、でーーー? なんて、
軽く流されたかもしれない。けれど、


彼女は、キラキラのモッテモテで、
先輩からも後輩からも慕われる人で、
長く長く交際している彼氏がいる女性でした。

「きみにベタ惚れの彼氏は、どうなるんだ…?」

こう思ったのは、私だけじゃなかったはず。




そして、




教員採用試験に合格し、
彼女は本当に小学校の先生となり、
長くご活躍されていることを聞きました。

すごいなー! (´⊙ω⊙`)

そして、もうひとり、
教育について熱く語ってくれた方がいました。それは、



途上国で、
教育支援をしていた時に出会った
日本人女性のA先輩です。

私たちはその日、途上国の部屋のすみで、

同じく日本人男性のB先輩と、3人で
食事をしながら語り合っていました。


A先輩は、
日本語を学びたい学生さんたちに、
日本語を教える教師で、海外でのご経験が長く、
知り合ったその時、その国は、
3つめの支援国だったそうです。

・同じ国に長くとどまる方もおられるし、
・所属する団体によっては、
 定期的に、国の異動があるそうです。
・個人で活動される方もいらっしゃいます。


A先輩は、初めて海外へ向かったとき、
命の危険を感じたそうです。

途上国では事件や事故が多く、『お金持ちだから』と日本人が狙われたり、『生きるために』ナイフをつねに持ち歩く子ども達もいたりします。(←かばんをナイフで切って、中身を奪うのです。)国によって治安は激しく異なります。


日本へ帰国することは、ないかも…
家族には、もう二度と会えないかも…

そんなことを考えたそうです。



海外で活動をつづけるなか……
日本語を学びたい学生のために生きたい。と思い、
教育に命をかける!と、決めたのだそうです。
か、 かっこいい。。 ( ;∀;)
そう思いました。心が震えました。そして、



すごい。


すごい。


本当に、すごい。


何がすごいって?ーーー




周りも驚く、アツアツぶり。


先輩たち、付き合ってたー。
A先輩とB先輩、付き合ってたー。
私が帰国する頃には、カップルになってた!

もー、あなたしか見えない、って・・・
おめめ、ハートマークになってたから~!

異国の地で出会った男女の愛は、瞬発的に
熱く激しく、盛り上がることがあるらしい。
メッラメッラと。メッラメッラと。どんどこドン!







人は、さまざまな出会いにより、
1分1秒、変わりつづける。ーーーーー







と、私は学んだのでした。


それっきり、
先輩方とは音信不通なのですが、
こうも思うのです。


今もふたりで、
世界中を飛びまわって・・・
世界中の学生さん達に・・・
ハートマークを届けているのかもー!


未来は、わからぬ、ですからね、ーーー





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