学校って何しに行くの?行きたいの?

最近「新卒一括採用を辞めてはどうか」という言葉をよく聞く。

私は今まで「企業」と言うもので働いたことがない。「会社員」というものになったことがない。だからそれが何を指しているのかがわかるようで分からない。ただ想像ができる。



「らしさ」を削がれた先生集団

公務員である教員は採用試験をクリアしてなることが多い。そこ自体にはあまり問題はないと思う。

その先にある「初任者研修」で全ての「らしさ」や「個性」が全て均一化される。

夢いっぱい、やる気いっぱい、子ども大好きな若者たちが、一気に社畜ならぬ国畜になるのだ。(※国畜とは・・・・もちろん造語)

どんどんやる気を削がれ、当たり前を押し付けられ、世間の常識(という名の教員界の常識)を当てはめられ。


当然、子どもとの距離がどんどん遠のいていく。

子どもは全てを知っている。

子どもが持つ答えは全て正解だと思っている。


不登校の子も

発達障害の子も


「それは違うよーーーせんせーーい!」って必死にアピールしてるのに。

それを潰してどうする。



子どもは大切なクレーマーのお客様

学校で働くプロだったら不登校や授業を壊す子どもの声に本気で向き合う必要があるんじゃないか。

「どうしたら学校に行きたいと思う?」

「教室の何が気になる?」

「先生の何が嫌?」

もちろん「学校は来るものだ」「授業は座って最後まで聞くものだ」と言う常識を取っ払って。フラットに、フリーに。


子どもに教えていただく。そんな感じ。


お店だったら買ってくれるお客さんを大切にすればいい。

学校も来てくれる子どもを大切にすればいい。

ただ、そこに少し「公教育」「公務員」として「全体の奉仕者」と言う思いがあるのならば「拒否してくるお客様」の声を一旦聞いてみてはどうか。

企業だったら、クレーマーだって対応するんでしょ?

それを担任が全てやれと言っているわけではない、できれば管理職にそこを担ってもらえるとありがたい。(まぁ私はそんな管理職になりたいですけどね)

不登校や発達障害で型にハマろうとしない(できない)子達も大切な大切なお客様。すっごく大切な意見を持っていると思う。


私は全員に来てほしいとは思わない。

ただ、一人でも多くの子どもに「ちょっと行ってみようかな」と思ってもらえる場所でありたいと思う。


わが子には学校に行ってほしくない

ちなみに我が子(まだ3歳と0歳ですが)に対しては

「学校?行かなくていいよぉ〜〜〜」と本気で言ってみようと思っている。

なぜなら、ここだけの話、今の公教育の現状に対して、「自分の教育スキルや知識・スタンス・マインド」はそれを上回って未来を見ている自信があるから。(夫も海外をたくさん経験した結果、「どうぞご自由に」と言う人だから助かる。)


田舎に住むことで私立学校を選ぶ道があまりないのでそれも不幸中の幸か。選択肢が少ないことも時として楽で幸せなのである。


「え〜学校?いくの〜?じゃあ本気で友達とたくさん遊んで来なさいよ!」って言うつもり。友達、特に地元の友達は面白い。友達も選べばいいと思うけれど、多様性を知れる大切なフェーズだと思う。いじめられかけたら行くな、そしていじめたくなっても行くな。それだけかな。






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