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スマホを使わない休日のススメ - ドーパミン中毒からの脱出

今日、日曜日はノー・スマホデーと称してスマホを持たずに出かけてみた。

前々からずっとやってみたかったがなかなか実践できずにいたチャレンジだ。そこまでの勇気が出なくて試せずにいたのだ。

だが今日は何も予定のない手付かずの休日ということもあり、ついに実践してみた。

感想

やってみた結果としては、素晴らしいものになった気がする。兼ねてより自分はデジタルドラッグの罠にやられて精神生活に支障をきてしているような気がしていたが、スマホを手放して過ごす1日は本当に清々しかった。これが本来の人間の生活だと思ったし、逆に今までスマホに毒されていた度合いも肌に感じてよく分かったと思う。

では、今日はいかにしてそれを実践したか。まずスマホを持ち歩かないことによるデメリットをある程度解消しておく必要がある。

人との連絡

まず、身近な人には「今日はノースマホデーにする」と宣言して出かけた。なので連絡が途切れて心配される心配はなくしておいた。

支払い

買い物に関しては、現金とクレジットカードを持ち歩けば問題ないので単にそうした。

スターバックスのモバイルオーダー

僕はふだんスターバックスのモバイルオーダーを愛用しているが、スマホがないとこれが出来ずに、レジに並ぶ時間を我慢しなくてはいけない。これは多少つらい。だがトレードオフだと思って受け入れる。

そもそもヘルスケア的に座っている時間は少ない方が良い。レジに並んで立っているだけでもアンチエイジングに寄与するのと同時に、現代生活で誰もが嫌いな「待たされること」への耐性訓練にもなるんじゃないかと思いながら並んだ。

あとは久しぶりにスターバックスの店員さんの笑顔に接して、レジで店員さんと言葉を交わすという経験が出来た。僕が長い間忘れていたスターバックスの良さを思い出した。それだけでもレジに並ぶ価値はあったように感じた。店で列に並ぶのはとにかく嫌いだけど、なにせ用事のない休日なので、これぐらいは犠牲を払っても良いだろう。

検索

あとはスマホを持っていないと調べごとが出来ない。映画の時間を調べたり、店の情報を営業時間を調べたりすることができない。だけど自分はいつも住み慣れた街で過ごしているので、それも大きな問題にはならない。

スマホで調べごとをしない分、自分の足を使って歩く機会が増えて、それも運動しなさすぎの現代生活の解消になる。仮にこれがよく知らない街に出かけていたとしても、調べごとは決して必須ではなかっただろう。

写真

あとスマホがないと写真が撮れない。今こうしてノースマホデーの感想を書いているわけだけど、ノースマホデーを過ごしながらも、この体験自体をブログに書きたいし、そこに使う写真が撮りたいと思った。だけど写真が撮れなくても大きな問題ではない。本当はブログには写真が欲しいけれど、文字だけでも十分に成り立つ。

時間が分からない

意外と街に時計がないことに気づく。だが探せば見つかるし、予定のない休日であれば時間なんて分からなくてもほとんど問題ない。

スマホの歩数計の記録ができない

数値上はヘルスチェックの妨げになるが、まあ仕方ない。もしスマホ断ちが習慣化したら、たとえば「日曜日はスマホを持って出てないから、実際にはカウントより歩数は多い」と見積もっておけば良いだろう。

ノースマホデーの過ごし方

そうして今日はカフェで過ごしたり、ゲームセンターに音ゲーの「ドラムマニア」をやりに行ったり、本屋に行ったり、読書をしたり、街を歩いたりしながら過ごした。

こうしてノースマホデーを過ごしていると、頭の中のノイズが非常に少なく感じる。この現実世界にちゃんと生きているという感動があった。逆に今まで何故、こんな感覚を忘れていたのだろうと思うと少し切なくもなった。

補足をすると、人と会っている時、映画館で映画を観ている時、サウナに入っている時などはスマホを使わずにいられる貴重な時間だけれど、一人で過ごす休日に全くスマホのノイズが混じり込まないというのは久しぶりの感動的な体験だった。

SNS地獄

スマホにも色々な役割があるので、もちろんその全てを否定しているわけじゃない。人との連絡がノイズだと言っているわけではない。

具体的に言うと、つい意味もないのにNoteや映画.comなどのSNSで通知の有無を見てしまうことが、たぶん苦痛になっていた。

だけれどNoteなどで文章によって自己表現をするのは自分のかけがえのない趣味でもある。なので全く使うことをやめるということはできな。単純に書くことはとても楽しいのだ。だけどそれをSNSにあげた次の瞬間から「どのぐらいの通知が来るか」「いつ通知が来るか」「他の人と比べて自分の通知は少なくないか」とSNSドラッグよ虜囚となってしまうのだ。

限定的スマホ利用

今までは携帯式のタイムロッキングコンテナをたまに持ち歩いて「たまにスマホ禁止時間を作る」というスタイルだった。だが僕の場合はこれを逆にすべきなのかもしれない。「基本的にはスマホのない休日を送りながら、たまに限定的にスマホを使う時間を設ける」というスタイルにシフトしても良いのかもしらない。

それには出来る限り、スマホそのものを家に置いて出かけることが良い気がした。たとえばタイムロッキングのロック時間を6時間など長時間に設定するとか、ブラウザアプリを入れずにメモだけ取れる用のスマホをもう一台持って出かけるとか折衷案はあるが、どうせやるなら、ほぼ100%スマホ断ちする日を週に1日作りたいところだ。

スマホの利便性と中毒性はとても高く、なおかつ人と連絡するための生活必需品なので、なかなか誘惑に抗いがたいところはあるのだが、出来るならノースマホデーを作ることを習慣化して、より人間らしい生活を取り戻したい。そう思った日曜日だった。

参考書籍

なお改めて実践するきっかけとして新書「ドーパミン中毒」が非常に役立った。

あとは「最強脳の作り方大全」も後押しとなった。


スクリーンタイム

なお自分のスクリーンタイムを見てみると先週は1日平均3時間で、その中でもメモアプリで文章を書いている時間も多いので、他の人と比べてものすごく依存しているわけではないとは思う。しかしそれでも自分の実感として「毒」を感じている部分が多く、弊害が大きいと思ったので、今回のノースマホデーの実践に至った。



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