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読書会が盛り上がる3つのコツ

#コルクラボ では、毎月の課題本の読書会に加えて、そのほか、たくさん読書会が開催されている。作家や作品のファンミーティングのような形の読書会や、好きや興味を中心に集まる読書会、学びや共通体験のための読書会もある。

読書会は、共通する趣味や関心を持つ人が集まりやすく、同じ目線で話ができる。だから、参加者同士の共感が生まれやすい。話も盛り上がりやすい。設計しなくても、ある程度、「本」という間に入る存在によって、心理的な安全と安心が担保されるため、人と人がつながりやすい構造になっているのだ。

最近、会社やコルクラボで読書会を企画している。もちろん、ぼくひとりで考えて実施しているわけではないけど、企画するうえでいつも考えていることを共有したい。この3つだ。

①目的の設定
②心理的安全と安心の担保
③自分自身の話ができる環境をつくる

①目的の設定

好きな本をみんなで語ることができれば、ほぼ読書会は盛り上がる。
ただ、企画するうえで、参加する人は、どんな気持ちで参加して、どんな気持ちで帰るのか?を考え、実施すると、よりおもしろいものになると思う。
どんな人に、どんなことを感じ、考え、体験してもらいたいのか。帰ったとき、どんな感情を抱いているだろうか。そう考えていくと、この読書会で、どんな目的で、どんなことをするといいのだろうとアイデアも浮かぶ。
たとえば、「この本について楽しく話す」ということを目的にしたとする。その場合、楽しく話すってどんな状況だろう、どんなことを話すと楽しいのだろうと、考えていく。自分の好きなポイントを共有できるといいかも、ひとりがずっと話すというのはまずいな…などと、楽しくなる要素や楽しさを損なうような要素がわかってくる。
「みんな集まりましたね。それでは、感想をどうぞ」ではなく、「ひとり2分ずつ、まずは、○○について話しましょう」と、ひとつフックがあり、時間などの制限があると、会自体がおもしろくなる。


②心理的安全と安心の担保

また、参加する人は、どんな気持ちで参加して、どんな気持ちで帰るのか?という問いは、場をの設計をするときにも役に立つ。
読書会がたのしくなるポイントのひとつは、心理的な安全と安心を担保することだ。たとえば、参加者が「これから何をするんだろう」、「感想を言って笑われないだろうか」、「こんなこと言ってもいいのかな」、「なにを話せばいいのだろう」と思っていると、うまく話ができなかったり、お互いの話に興味を持てないこともあるかもしれない。
実際、読書会にいくつか参加して、ぼく自身が感じたことだ。知らない人だけの読書会でも、知っている人どうしの読書会でも、不安なポイントがいくつもある。
たとえば、「はじめまして…」とあったばかりの人に、自分の話を、しかも内面の話をするのは結構ハードルがある。すぐに話せる人もいるかもしれないけど、企画するときは、一番ハードルが高いことを想定するといい。
この初対面の人たちばかりのとき、どう打ち解けるのか、この場では語ってもいいよという雰囲気にするのか。
方法の一つは、企画側の人やファシリテーターが自分から自己開示をするということだ。


③自分自身の話ができる環境をつくる

みんなで1冊の本をいくつかの担当に分け、発表するような勉強会にちかい読書会を実施する場合でも、自分の話ができるかどうかは重要だ。なにを感じたのか、なにを学んだのか、それを紙に書いても、口に出して共有してもいい。その会の中で、その時間をすこしでもつくることで、参加者の満足、理解や学びの深さにつながる。

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これらのポイントは、ぼく自身が読書会に参加したり、読書会をいくつか企画していく中で感じたものだ。それに、もしかしたら当たり前のことを書いているかもしれない。という不安もあるが、本や漫画、映画でもなにかコンテンツを間においた会を実施するときの参考になってくれればと思う。

読書会についてまた、考えたらnoteに書くね。

ちなみに、会社でこんな読書会を企画しています。もしよかったら来てください! 一緒に学ぶ時間にしましょう。


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