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◆弱人シリーズ 地に足つかないワクワク主義の弊害 モチベーション不要主義との葛藤~


誰だって「初心者」から始まる。
誰だって「自分の限界に葛藤」する。
誰だって「それでも憧れた存在に向けて、前に進もうと」する。

この弱人ブログは、

失敗ばかりだけど自分を諦めきれない人

社会の中で認められないことが多い人

弱肉強食な現実社会に怯みながらも立ち向かっている人

理想の自分と実際の自分のギャップに葛藤している人が、

奮起し失敗を乗り越えることができるようになるために、わたくしそるてぃがビジネスを通して経験したものを書き記したブログです。

自分の弱いところと向き合って戦って、乗りこえるその葛藤の過程を赤裸々にすることで、1人でも多くの弱人達の勇気とヒントになれば嬉しいです。

ここでいう弱人(じゃくじん)とは、”誰にでもある自分の中の弱い部分”のことを指します。

誰が強いとか弱いとかいう話ではなく、誰にでも弱い部分があるよねっていう前提でお話を進めさせてください。だってそれが真実だから。

弱人だらけだった僕の奮闘記を是非ご覧あれ。

※現状をあきらめている人、他人のせいにすることが多い人は、絶対に読まないでください。

それでは!さっそく本編スタートです。

「ぶち殺したくなる、当時の勘違いワクワク主義な自分~ワクワク弱人~」

心理学や自己啓発関連の本を読むと、「自分がワクワクするものを大切にしよう」とか「楽しいことにフォーカスしよう」といったことをよく目にする。

そのこと自体は大切なことだし、なるべく多くの時間をポジティブな感情でいたいものだ。よくわかる。

だがしかし。

”行き過ぎた勘違いワクワク主義”というものがこの世の中には存在する。

僕の体験談をもとに、説明しよう。

当日の僕は大学を卒業し個人事業主として走り出したばかりだった。

メンターの指導の下、設定した目標に向けて懸命に働く日々を過ごしていた。

その頃、よくやってしまっていた勘違いはこのようなものだった


仕事に取り掛かろうとする僕「なんか気持ちが浮かないなあ」

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最近読んだ本の受け売りで”ワクワクすることをして、最高の気分になった状態で仕事にとりかかろう!”という内容を思い出し、とある行動に出る。

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ひらめいた僕「そうだ。高級ビュッフェにランチに行こう!」

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わくわくな僕(´▽`*)(ポジティブな感情でいっぱい!楽しい!)
テンションは高ぶったが、対して顧客進捗はゼロのまま 

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この行動をメンターに指摘される
「お前、起業したての今の状態で、そんなものに経費払う余裕もねーだろ。それよりも、営業戦略を考えてアポとれよ」

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指摘された僕は対抗心丸出し。
(;^ω^)イラッ(分かってるわ!今はそういう時間じゃなくて楽しむ時間なんだわ。あーせっかく楽しんでエネルギーが上がりきるはずだった時間が台無しだ。あーあ(`^´))

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( `ー´)「僕にとってはこの時間が大切な時間なんです!!!!」


この勘違いを続けていった当時の僕はどうなったと思うだろうか?

人のマネジメントをしている今の自分にはわかるが、本を読んでただただ学んだ気になり、実際の営業活動は増えることなく、ただただ経費がかさむ毎日。成果は上がることなく、収支状態としてはマイナス。

だが本人自身にその危機感がなく、むしろワクワクを中心に幸せな気持ちいっぱいで現状に満足しているのだ。

現実は何一つ好転していないが、頭の中だけお花畑なハッピーな状態。

向き合うべき現状に目を向けず、ただただ心理的に楽な状態を追い続ける。


僕は、このような状況を「勘違いワクワク主義」と命名したい。

「勘違いワクワク主義の主張とその問題点」

この勘違いワクワク主義な態度をとっていた僕の主張や心理的前提を説明すると、こうだ。

・モチベーションがないといい仕事ができないと思い込んでいる。
・人生の質は感情の質で決まる。今この瞬間を幸せに過ごしている私の人生は最高だ。それがすべてだと思っている。

この心理的前提を持ったままの僕がどうなったのかというと、

・モチベーション向上そのものが目的化し、行動と成果が結びつかなくなった。
・その都度、メンターは私の成長のために、必要なことを言ってくれたが、僕はそのことを受け入れられず、とうとうアドバイスがなくなった。
・気分にむらがある人として周りから見られ、いつまでも一人前として評価されない。周囲の人たちからの信頼を落とし、ダメな奴人材としての称号を得ることになった。

この勘違いワクワク主義が定常化すると、「モチベーションを上げるための時間を必ず取らないと行動ができない体質」が完成してしまう。
何をするにも、時間がかかってしまう。

気分に左右される時間が一日の中で多くなる。

いつの間にか僕は、感情の奴隷になっていたのだ。

モチベーションなど不要!と言わんばかりにコツコツ勉強と行動を繰り返す人との差がどのようなものになるかは、ご想像の通りだろう。

どうやって僕はこの状態を克服したのか?

過去の僕は、メンターからの指摘がめっきり減り、自身の営業成績を顧みて収入が下がり始めたときに気付き始めていた。そして、決定的な出来事が起こった。

クレジットカードの引き落としができなくなったのだ。

恥ずかしながらも僕は急いで親に電話をした。

僕(;・∀・)「長男として情けない話だけど、お金に困ってしまって。~円貸してもらえませんか?」

J( 'ー`)し「まったくしょうがないね。ちょうど今日ケーズデンキで新しい冷蔵庫をお父さんと一緒に買いに行こうと思っていたのに。ま、足りて良かった」

僕(ToT)。o(うわあああぁぁぁ……)(ショックで言葉が出なかった)

飽きれながらもお金を貸してくれた母とのやり取りの中で僕は愕然とした。

貸してくれたその金額が、本来親が買おうとしていた新しい冷蔵庫(エコ冷蔵庫でちょっとお高い)の軍資金だったのだ。

親孝行しようと意気込んで独立した僕は、数年間古い冷蔵庫のまま我慢し節約し貯金してきた親の資金を、奪ってしまっていた。

絶望する僕(;゚Д゚)。o(母を楽にさせたいと思っていたのに。僕はなんてことをしてしまったんだ。なんてヤツになっちまったんだろう。)

僕は自分に絶望し、そして、自分を180度変えていかねばならないと心に誓った。

過去の自分と決別するために今までの自分の状態に”ワクワク主義”名前を付けて


脱・ワクワク主義をテーマに設定し、メンターに宣言した。


具体的には、ワクワク主義傾向が見られたら「それ脱ワクワク主義してる?」と言ってもらえるようお願いした。言語化してユーモアをもたせることで、指摘する側もされる側もストレスなく気付けることもポイントだ。

ワクワクするものを目標に設定するのはOK。

この成果が達成できたらやる!という風に、「目標を達成して成果が上がった後のご褒美」に自分のワクワクするものを定め、それをモチベーションに仕事をする、ということにした。

それをやり続けた僕は、結果、自分の感情と、やるべき行動を区別して選択できるようになった。

少しずつ周囲からの評価も変わり、地道な活動によって失った信頼も取り戻すことができたと思う。

ただし、リアルを話すと、今まで自分の中に住んでいた弱人が現れ、心理的につらい葛藤する時期があった。その時は苦しいが、出ては抑え出ては抑えを6か月繰り返すうちに、やがて弱人は現れなくなっていった。

最後に。

昨今、僕が陥ってしまった「勘違いワクワク主義」の状態に近しい人は多いと思う。

もしこれを読んで、自分あてはまると思った方は、冷静に周りと自分を振り返ってほしい。

あなたは、勘違いワクワク主義になっていないだろうか?

自分にとって楽で、都合の良い情報に飛びついていないだろうか?

しっかり現実を好転することができる自分でいられているかどうか、冷静に振り返ってみてはいかがだろうか。

自分だけワクワクしていて、周りの人のワクワクを奪っていく、そんな勘違いした態度は避けたいものだ。

さらば!勘違いワクワク弱人!!!


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