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京大合格のための勉強(高校時代②)

こんにちは。大平裕真です。

高校3年生の7月で部活が終わったため、それから勉強に集中しました。合格する為に
・どんな目標点数の設定をしたか
・入試対策をしたか
書いていきます。

■京大入試の特徴

大学受験時の個人的な印象です。これらをクリアするためにどうしようか、という観点で勉強してました。

□国語
現代文は文章が難しい。記述の解答欄が広いため、ポイントを押さえた解答のために、頭を整理するのに時間がかかる。
古文の難易度は現代文に比べてやさしめ。

□英語
英文和訳、英作文の2つというシンプルなもの。センターのように文法、発音、単語等の問題はなし。長文の内容把握等の問題もなし。
ただ、難易度は高く、語彙や英文の構造は難しい。英作文も教科書的なものではなく、
問題→自分で日本語の意訳→英語に置きかえ
といったステップになるので、慣れが必要。

□数学
記述式5問。難易度は高い。考えて試行錯誤しながら解くタイプといった印象。

□日本史
用語+論述。難易度は国数英に比べるとやさしめ。

■入試での目標点数

過去資料から京大の合格最低点を確認し、それをクリアできるよう目標点数を設定しました。

平成21年度の入試だと、法学部の合格最低点は、465点/750点、合格者平均点は500点です。
配点はセンター250点、二次試験500点になります。

これまでの模試等の結果から、自分の得意不得意をを踏まえると、センター試験は8割程度(200点)、二次試験は6割程度(300点)で合格ラインは余裕を持って突破できそうでした。

センターは取れるだけ取りに行くものの、プランとしては8割程度の想定でした。「東大・京大の受験生はセンター9割」というのを聞いて、8割だと低いかと思いましたが、センターが250点に圧縮されるので、二次試験を頑張ることにしました。

センターの目標を細かく分けると、
・英語90%
・国語85%
・数学ⅠAⅡB85%
・世界史80%
・化学80%

全体で80%は超えていますが、このプランなら本番は何かミスをしても、80%を下回らないだろうというように決めました。

二次試験は、国数英日本史で、それぞれ6割を目指しました。
無理なプランではなく、自分自身にとって自然と目標に向かって頑張れる、というプランを作るのが大事かと思います。

■勉強方法

まず、勉強時間は段違いに増えました。水泳に使っていた時間がそのまま勉強時間になったイメージです。

メインは10年分の過去問演習でした。京大の入試問題は特徴的で、普通の模試とはタイプが違いました。そのため、適応するために対策は必要でした。

そこで東進の過去問演習講座を受講しました。

・過去問を解く→提出→復習(講義があれば視聴)

この流れを10年分行いました。

部活引退前までに、国数英は基礎は固まっていたように思います。高3の8月からは京大の傾向に合わせて実力を上げていくイメージでした。

部活がない生活は高校入試以来の3年振りで、なんとなく楽しかったです。「勉強したくない」とはならず、水泳の練習がない自由な時間を楽しんでいました。勉強のモチベーションは落ちなかったです。

■定期テスト

定期テストも頑張ったほういいかもしれませんが、どうしても教科書や授業からの出題になるので、点数を上げるには教科書を暗記して、細かいところまで覚える必要がある印象でした。

京大の入試を考えると、自分にとって大事なのは二次試験の国数英でしっかり点数をとることです。そう思うと、定期テストで細かいところを覚えるよりも、模試の対策をしたかったのが本音です。

特に、定期テストの英語、国語は授業で使った題材から問題が出ます。つまり初見の問題ではないので、入試本番につながるかについては、懐疑的でした。

模試の勉強をする(初見の問題をきちんと解く)
→定期テストは、模試向けの勉強で鍛えた地力で解く(60点、70点でも構わない)
→学校の順位は気にしない
と割り切りました。

一方、理科・地歴公民はセンターともつながるので、穴ができないようにしっかり勉強していました。

■まとめ

受験勉強を振り返ると、京都大学の傾向に合わせて問題演習を繰り返していました。京大以外の大学の受験問題は、通して解いたことはありません。
そのため、他の大学を受験したら落ちていた、というのが正直な気持ちです。

まとめると、

・志望校の合格最低点を確認する
・合格最低点をクリアできる得点プランを考える
・ひたすら勉強する

こんな流れで受験勉強をしていました。

実際のセンター試験は83%ほどで、センター判定はCとかDでしたが、プラン通りだったため、切り替え二次試験まで勉強できました。

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