コーヒーやるならフレンチプレスから始めてみよう
こんにちは、川野優馬です。
コロナを境目に、リモートワークも増え、家でコーヒーをはじめてみた方も多いのではないかと思います。
実際に2020年の4月から、僕のコーヒーショップでも器具の販売が一気に増えました。
コーヒーを家ではじめるなら、まず思いつくのがハンドドリップで、コーヒー屋のおすすめや販売器具を見てもドリップが一般的な感じなのですが、よく周りを見てみると、ドリップって結構難しい抽出方法なんじゃないかと思えてきました。
ドリップは、粉を乗せたドリッパーにお湯を手で注いで、紙で漉して落とす抽出方法なのですが、成分の出具合を注ぐタイミングや注ぐ勢いなどで変化させるので、美味しくまとめるために技術が必要となります。
僕のコーヒー屋でも、バリスタがドリップの練習をして美味しくなっても、豆が変わるごとに落ち方が早くなったり、酸味が強くなりすぎたりと、美味しさをベストにするのに試行錯誤をすることがあるんです。
もちろん、ドリップは淹れていて楽しい抽出方法だし、慣れればとっても気軽だし、紙で濾すからこそ非常に透明感がある味わいになって美味しいんです。最高の抽出方法で僕も毎日家でドリップをしていますが、始めての人にとっては難しい壁も多いように感じられて、美味しくならなかったり面倒だから辞めてしまう人も結構いるんじゃないかなと思いました。
だからこそ、最初始めるなら「フレンチプレス」という器具を使うのがいいんじゃないかなと、改めて思います。
フレンチプレスは、紅茶を抽出するような器具で、お湯に粉を浸すだけのシンプルな抽出器具です。
ただ浸して、4分後に金属フィルターを押し下げるだけなので、誰でもブレがなく、浸すことで豆が持っている風味をフルに出し切ることができる器具です。家でコーヒー淹れる人は、結構誰しもが通ってきた器具だったりして、最終的にドリップの楽しさに落ち着いたりするのですが、改めて入門として僕はフレンチプレスを推したいなあと思います。
ドリップのように、自分の淹れ方や技術を疑う必要もないんです。美味しくないときは豆が合わないだけで、美味しいときは豆がうまいだけという、美味しさや好みに対してもとってもシンプルに考えられるのも魅力です。そして器具を揃えるのも、フレンチプレスとお湯と粉さえあればいいので、費用もかからない。
家で気楽に、技術必要とせず、安定的に美味しいコーヒーを楽しんでもらって、少しでも多くの方にコーヒーの魅力や、家でコーヒーを淹れる楽しさが伝わってほしいので、今日はフレンチプレスの紹介をします!
フレンチプレスのレシピ
淹れ方は超シンプル。
お湯は熱湯で沸き立てで用意。
量は、粉が10gならお湯は160g、粉が15gならお湯は240g。
粉の重さをはかって、16倍のお湯を注ぐだけ。キッチンスケールがあると便利に重さをチェックできます。あとは4分待ってフィルターを押し下げるだけ。
最初の始め方
家でコーヒー始めようと思った方は、まず1人分(350mlサイズ)のフレンチプレスだけ買って、気になるコーヒー屋、近くの美味しかった店でコーヒーを「粉」で挽いてもらって買えばOK。
まずは何種類か試してみて、家でコーヒー淹れる楽しさが習慣づいてきたら、ハンドミルを買って挽きたてで楽しむようになると、より風味豊かに、豆の状態で保管できるので劣化せずに楽しめるようになります。
ちなみに粉で買う場合、1週間くらいで飲み切るなら常温でもいいと思いますが、長くもたせたい場合はチャック袋などで空気を抜いた状態で密閉して冷凍庫に保管すると、少し風味が保たれると思います。冷凍庫保管する場合はそのままの凍った粉にお湯をかけて抽出しても美味しくなるので大丈夫です。
さらにそこから、淹れ方で味をコントロールしたいなとか、注ぐところまで楽しみたいなとか、紙で濾すことでの透き通った味わいで楽しみたいなと思ったら、ハンドドリップをはじめてみましょう。
ドリップについては過去のnoteにまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
おすすめのフレンチプレス
粉は、3種類の産地を試せる、少量ずつのセットなんか、最初におすすめです!
家でコーヒーを始めるなら、技術を身につける必要なく美味しく楽しめるフレンチプレスがやっぱりいいなと思ったので、今日はおすすめしてみました。
豆の美味しさを出し切れる、という意味で考えると、家でドリップする人にとってもフレンチプレスは意味がある器具です。まずフレンチプレスで淹れてみることで、技術を投入していない、豆の風味、豆のポテンシャルをフルに感じることができます。ここから甘さを意識して挽き目を細かくしたいとか、繊細さがつぶれないように注ぐ時間が長くなりすぎないようにしようとか、個性がドリップで生きるようにれしを考えることもできます。
自分が淹れたドリップとフレンチプレスで淹れたコーヒーを比較して、自分の技術が確かか、豆の個性はどんなか、を確認することだってできます。
お店ではバリスタはこの浸すだけの抽出を、フレンチプレスではなくカッピングという方法でやっているのですが、4分漬け込むやり方は一緒で、簡易的にカップに注ぐ飲む形でつくれるのがこのフレンチプレスです。
コーヒー初めての未経験者も、経験者であっても、とても意味があるフレンチプレス。
ぜひみなさんフレンチプレスで楽しいコーヒーライフを始めてみてください!!!
川野優馬
SNSのフォローやコメントお待ちしております!
YouTubeでもコーヒーのことをお伝えしています!
コーヒー豆はWEBショップで販売しています!
Podcastでもコーヒーの話をしています!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?