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投資初心者大学生と学ぶ ファンダメンタルズ分析の基本1 <損益計算書>

皆さん、こんにちは
本日から、ファンダメンタルズ分析の基本編ということで決算書についてみていきたいと思います。今回は決算書の中でも損益計算書について学んでいきたいと思います。

ファンダメンタルって?

ファンダメンタルとは、国や企業の経済状況を表す指標です。
国では、経済成長率(GDP)、物価上昇率、財政収支がその指標に当てはまります。企業では、業績、財務状況がその指標に当てはまります。

ファンダメンタルズ分析とは

ファンダメンタルズ分析とは、国の経済状況や企業の財務状況などのデータをもとに、企業の将来の株価・為替の値動きを予測する分析手法です。分析には、企業の決算データや収益率、資産の安定性、景気動向などさまざまな指標が用いられます。

決算書

決算書とは、事業年度ごとに事業に関する収入と支出などを計算してまとめた、事業業績を表しているものです。決算書には、見るべきポイントが主に3つあります。それは、損益計算書貸借対照表キャッシュ・フロー計算書で決算書の中でも「財務三表」と呼ばれるものです。

損益計算書 --- 企業の成績表

損益計算書とは、企業のある一定期間の収益と費用の損益計算をまとめた書類で、収益・費用・利益の3つの要素で構成されています。英語表記では、「Profit and Loss statement」であることから「P / L 」「PL」(ピーエル)と呼ばれたり、書かれることがあります。

以下では、損益計算書について具体的にみていきます。
自分の知っている、興味のある企業の決算書を眺めながら読み進めてもらうとより理解が深まると思います!

損益計算書の見方

売上高:売上の総額
売上原価:仕入れや製造にかかった費用

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 売上純利益 = 売上高 ー 売上原価 
販売費:販促活動での費用
一般管理費:一般管理業務で必要となる費用
営業利益:本業で稼いだ利益のこと

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営業利益 = 売上純利益 ー (販売費 + 一般管理費等)
営業外利益:投資など本業以外で得た利益
営業外損益:本業以外での費用

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経常利益 = 営業利益 + 営業外利益 ー 営業外損益
特別利益:企業経営で臨時的に発生した利益
特別損益:企業経営で臨時的に発生した損益

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税引前当期利益 = (経常利益 + 特別利益) ー 特別損益
当期純利益:企業がある一定期間において最終的に得られる利益

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ひと目で分かるまとめ

損益計算書のチェックポイント・注意点

売上だけで判断しないこと

企業が一定の売り上げを上げていることは、投資家からすれば非常に重要なことでしょう。しかし、売上は作ろうと思えば作れてしまうということに注意が必要です。
例えば、「ジュース1本を1000円で買ってください。買ってくれたら、5000円あげます。」というような企業があったとします。この時5人がジュースを購入したとすると、売上は5000円、利益は-20000円となるのです。
売上高の伸びだけで、企業の成長を判断するのは危険なのです。
売上と共に利益についてもしっかり確認しましょう。

何年かのデータを見て企業の成長度を判断すべき

企業によっては、情勢の変化などによって1年だけ利益がドーンと伸びることがあります。その後、成長していくのか衰退していくのかは1年だけのデータでは判断できません。だから、1年だけの決算書に注目するのではなく、5年のデータをみてこれからの企業の成長度を判断していく必要があります。



今回は、損益計算書について紹介しました。
自らが学んだことをもとに掲載しています。現在も絶賛勉強中ですので新たなアイデア・誤解してしまっている部分などがあれば、ぜひコメント欄で教えてください。

次回は、貸借対照表について詳しく見ていきます。
興味のある方は、楽しみにしていてください。

今後もこのように資産運用について学んだことを紹介していければと思います。ぜひフォローよろしくお願いします。





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