大学生、就活生に送る。新時代を生きるために必要な力。第五章 多分君は変わらない。

第五章 多分、君は変わらない

 ここまで読んでいただいたあなたには大変失礼な言い回しになってしまうが、たぶんあなたは何も変わらない。この手記が今後どのくらいの人に読まれるのか分からないが、100人くらいの人が読んでくれたとしても、そのうち1人でもYouTubeを始めてくれたら、大成功と言えるだろう。YouTubeを始める気になってくれた人がいたら、DMしてくれたら色々教えられると思う。


1.人は行動しない

 ここでは経験したことをお話しするが、ぼくはこの手記に書いたようなことを友達や知り合いのほぼ全員に伝えてきた。その数は数十人くらいにはなると思う。YouTubeの有効性に関しても話している。また、具体的なビジネスのやり方も全て包み隠さず教えている(教えてほしい人はDMどうぞ)。なのに、一人もやらない。ある程度結果を出したパスタの屋台でさえ誰も引き継いでくれなかった(大学生1~2年生からやれば相当儲かるゾ)。逆に、どうせ誰もやらないと分かっているから、僕は自分のやろうとしているビジネスまで全部教える。ちなみに、僕の体は一つしかないので、僕は実行するビジネスを取捨選択しなくてはならない。すると、なんせおせっかいなもので、お金の儲けやすさよりも、社会貢献を優先してしまう(リターンは後でがっつりいただくつもりだ)。なので、ほかの人にもやり方を教えてしまって、その結果を知りたいというわけだ。非常にwin‐winだ。そして、この手記やツイッターは、ビジネスをやったり学んだりする人のコミュニティにしたいと思っているので、ぜひ一人でもビジネスを始める人が現れてほしい。ちなみに、YouTubeに興味があるとか、今起業するつもりがない人で、僕がアドバイザーをさせていただいている人はいる。厳しいことを言うと、行動してこそなのだが、まあ、滑走路に立った時点で、可能性は十分と言ったところだろう。


2.成功するために必要なたった一つの要素

 成功するために必要なたった一つの要素、それは、成功するまで続けることである。詳しく解説する前に、人生における過程の中での事象の一つ一つを、成功と失敗で二分することはタブーである。目標達成と非達成くらいに考えればよい。そして、成功するまで続けるとは、挑戦→失敗→反省→成功の小さなサイクルを繰り返し続けることである。そして、それを、生涯を通していかに高い密度で繰り返したかがあなたが死ぬときの満足度を決めるのだ。また、行動しなければ、失敗も成功もない。つまり、常に行動することこそが成功するということなのだ。行動し始めた時点で成功しているのだ。そして、僕が前に述べたことを踏まえていれば、自分の好きなこと、やりたいことに関して行動することになると思うが、そうすれば、その過程すら楽しいはずである。楽しいことと楽(らく)なことは違う。辛くても、やりがい、そして楽しさによって生きていることを実感するのだ。

 ぼくは、インスタや、屋台、SHOW ROOM(ライブ配信)など、大学のうちにもいろいろ挑戦してきたが、他人から見て人生単位で成功と言えることは成しえていないと思う。しかし、すべてのことで、普通の大学生では成しえない経験とスキルを手に入れており、さらに、それを利用して、最も力を入れてきた卓球で新しいムーブメントを起こそうと思っているので、ぜひ楽しみにしてほしい。また、これらの内容は、どこかで述べる予定なのでその時はツイッターにてご案内する。


3.やろうと思う人10000人、始める人100人、続ける人1人

 これは、僕が以前読んだ本の帯に書いてあった言葉である。人間がいかに行動しないかということをうまく表現した言葉である。そしてこれは、この手記の最も伝えたいことと関連していて、行動し、やりぬきさえすれば10000人に一人の栄光をつかむことができるということだ。

 では、なぜ人は続けないのだろうか。それは、人は快楽を求めるからである。何かを始めること、そして続けることは、辛いことである。すぐに結果は出ないし、長くつづけても成果が出ないかもしれない。そんな苦しさや不安から解放されるため、すぐにやめてしまうのである。また、人間は変化を極端に嫌う習性がある。もともと生物としては、生命の危機にさらされていない状況であれば、変化しないほうが良い。だから本能的にそのままでいたがる。しかし、人間としては、生活を豊かにするためには行動し、変化しなければならない。人間には、理性というものが備わっているのだ。ただ目先の獲物に食らいつくことしかできないのであれば、ほかの動物と同じだ。前述のとおり、人間には、人間であることにしか価値は無い。つまり、続けられること、それはあなたが人間的な価値を持ってることの証明になるのだ。

 では、物事を続けるためには、具体的にどのようにしたらよいかをのべていく。

① 続ける負担を少なくする

例えば、ダイエットもいきなり断食をしたって続くわけがないし、勉強もいきなり毎日三時間勉強しようとしたってすぐ挫折するだろう。要は日常の一部に組み込むように、毎日少しずつやることが大切だ。そして楽しいことにしたほうが良い。例えばダイエットの場合、ぼくはランニングが好きなので、即効性は無いが、ランニングから始める。そして、太りやすいものをできるだけ食べないようにするわけだが、甘いもの、揚げ物、炭水化物、お菓子、などが太りやすいが、これらを全て食べないと決めてしまうと、かなりキツイ。なので、どうしても食べたいものは我慢せずに食べる。 僕の場合、ポテチなどのスナック菓子は全く食べなくてもよくなって、ジュースに関しても、たまに飲むくらいになった。そして、米も太りやすいと考えたらそこまで食べなくてもよいかなと思うようになり、あまり進んで食べない。個人的に、パスタの方が好きで、満足感が大きく、少ない量でよいのでパスタをよく食べる。ただし、揚げ物と甘いものは大好物なので食べてしまう。揚げ物はそこまでたくさん食べないので良いが、甘いものがどうしても止められない。なので、フルーツで代替するなど、負担の少ないようにし、我慢はあまりしていない。普段からそのようにしていれば、運動不足が続いて体重が増えてきたら、少し食べる量を減らせば気づいた頃には元の体重に戻っている。

② 記録が残るようにする

 これに関しては、記録するのが面倒になってしまうと本末転倒なので、あまり細かくしないほうがいいが、記録することによって続いていることが可視化できるとモチベーションを維持しやすくなる。僕はSHOW ROOMでパスタを作る配信を2か月毎日続けたことがあるのだが(全く伸びないことが確認できたので辞めた)、その時は続けるたびに○○日連続配信中と表示されるので、それがモチベーション維持に繋がった。

③ 副産物を意識する

 例えば、痩せるために運動するとき、その運動の楽しさとか、筋肉がつくことを副産物として意識するとよい。僕はSHOW ROOMでは、カメラや見ている人に向かって話す訓練だと思っていた。そのおかげでYouTubeをやるにあたってカメラに向かって話すことに対しての違和感がそれほどない。そんな感じで、挫折しても、その過程が無駄にならないような意識が大切である。

④ 毎日続ける

これは、結構重要なのだが、やる日とやらない日があると、やる日が億劫になってしまう。なので、毎日やることがミソである。筋トレは三日に一回にして、回復の時間を十分にとったほうが良いと言われるが、それだとすぐやらなくなってしまうので、最初はあまり追い込まずに毎日もしくは一日おきにやるのがいいと思う。ただ、毎日続けていると、一度やらないと絶望的にやる気が失せるので。そうなったときにいかにやる気を取り戻すかが重要である。

⑤ とりあえず続ける期間を決める。

 終わりを決めずにずっと続けようとすると、一度途切れた時に絶望するので、一旦期間を決めるほうが良い。運動の場合は、とりあえず一か月やってみて、その結果次第で次どうするか決るし、読書の場合は、僕はまず本屋で興味のある本を10冊くらい買って、帰ったらすぐ、一番気になる本の面白そうな部分から読む。読み始めて面白くなかった本はすぐ読むのを止めるし、見出しだけで予想できるところはほとんど読まない。そうすると、数日で買ってきた本をある程度網羅出来て、なんなら読まない本もあるがそれはとりあえず本棚にしまう。そしてまた本を読みたくなった時に本屋に行って同じことをする。多くの人の読書の挫折するパターンは、一冊買ってきて、とりあえずゆっくりしっかり読んで途中で面倒になってそれ以降読まないパターンである。ツイッターは、ツイートしたくなった時にツイートするようにしている。多分フォロワーや反応が増えていけば、需要のあるツイートがわかってくると思うので、その時になったら頑張ればよいと考えている。YouTubeに関してはまず基礎的な内容を網羅することを目的として動画を撮っていて、おそらく三カ月程度で放出し終えると思うので、その先のことはあまり考えていない。このように、ただ続けるのではなくて、一端の目標をたてて無理なくやっていくことが重要である。

⑥ 他人の協力を得る

できれば、一緒に続けていく仲間を作ることが一番大切だ。学校や部活がそうだろう。共通な目標を持つ仲間がいればお互いに励ましあいながら続けられるし、楽しさも生まれる。

 しかし、YouTubeや起業では、お金を払って雇うのは別として、「自分一人でもやるんだ!」という強い意志を持った人にしか協力者は現れない。なので、ツイッターでの発信が超オススメである。実際ぼくはツイッターで発信することで、起業へのモチベーションがめちゃくちゃ高まっている。これでやらなかったら恥ずかしいという状況を作っておけば、やらざるを得ないわけだ。そして、SNSで発信できそうなことはないかと常日頃考えることで、新しい気づきもある。


 このあたりが、僕の考える続けるコツである。根性論だけでは乗り越えられないこともあるので、焦らずに少しずつ成長してゆきたい。


4.心配事の9割は起こらない

 これに関しては、僕が実験した事実をお話ししよう。まず、僕は高校一年の最初までは成績優秀だったのだが、それ以降急激に成績が悪くなり、受験勉強に入る三年生の五月までずっと成績のことに関して悩んでいた。卓球の練習をもっとやりたいと思ってはいたが、「勉強しないやつはクズだ」みたいな校風だったので、なかなか練習にも身が入らず、かといって下がり続ける成績に歯止めがきかず、勉強のモチベーションもどんどん下がっていた。

 そして、受験期に入り、三者面談で先生にこう言われた、「はっきり言って国公立大学は無理だから私立大学を探しましょう。」先生は、本当に僕の将来のことを思っていってくださったのだと思う。無駄な幻想を抱くよりは、現実的な目標をたてたほうが良い場合もある。僕の家は、三人兄弟ということもあり、大学に行くなら国公立という約束だった。僕の母は「そうですか」と言ったが。内心辛かっただろう。今思い出しても申し訳なかったと思う。しかし、僕には、絶対に国公立大学に行ける、何なら絶対新潟大学に行けるという、根拠のない、謎の自信があった。

 結果的に、僕は、国公立大学は4校A判定を出し、余裕で高知工科大学に入学した(新潟大学はやはり難しかった)。この時僕は思ったのだ、「成績で悩んでいた時間は全て無駄だったんだ、だったらもっと卓球をしておけばよかった。」と。この経験を踏まえ、大学では無駄な心配事は無視することにした。

 まず、興味のない授業は最大限楽をすることにした。一年生時で、ある程度勉強を頑張ってみたが、興味のない分野に関して真面目に勉強をすることは無駄だと悟った。なので、友達に助けてもらったり、過去問をもらったり、できるだけ授業に出ない工夫をして、ただ効率よく単位を取得することに集中した。そもそも、大学は義務教育ではないし高校のように規律を守る必要はないので、何の問題もない。勉強が目的で入ったわけではないので、単位さえ取れれば何でもいい。しかし、この時、実験の授業を取らないと、研究室配属に不利になる、原則全員取らなければならない、という噂が立った。実際に、100人ほどいる生徒の中で実験を取っていない生徒は数名だった。もちろん僕はその数名に含まれていた。しかし、結果的に実験を取らなくとも何の問題もなかった。

 次に、卒論を極限まで後回しにしたことだ。結果的には先生に相当お世話になったので、先生の助けがなかったら大学を卒業できていないかもしれなかったが、そんな人は聞いたことがなかったので、究極まで先延ばしにすればいつか呼び出されるだろうと思っていた。そして実際に卒論を発表して卒業できた。やはり、何の心配もいらなかった。

 結局、大学生活では授業や卒論そっちのけでずっと卓球をしていたわけだが(一時期屋台に本気を出していたのだがその話はいつかする)、「卓球ばかりしていても、将来役に立たないでしょ」と研究室の先生に言われていたし、正論だと思っていた。それに、その時の僕は、自分が起業したりYouTubeを始めたりすることなんて全く考えていなかったし、マネタイズなんて言葉も知らなかった。ましてやビジネスなんて微塵も興味なかった。しかし、結果的に、就職も進学もしなかったうえに、自分が最も好きな卓球でYouTubeをやることにしたので、卓球をしていたことが最も役に立った。

 このように、僕は経験則で心配事なんて幻想だと思っている。そして、僕の実験はまだ続いている。大卒で就職も進学もせず、好きなことだけやって生きていったらどうなるのだろう。あなたにもとても興味深いはずだ。その実験結果は随時ツイッターに投稿していく。


5.受験生の悩みの9割は勉強すれば解決する。

 悩むことは無駄であるということのテクニカルな例として受験生の話をする。受験生は成績が上がらなかったらどうしようとか、志望校に受からなかったらどうしようとか、常に不安感にさいなまれているイメージだが、その悩みの9割は勉強すれば解決する、という当たり前の話だ。つまり、悩んでいる時間は全て無駄で、結果のすべては、いかに勉強したかという過程にのみ依存する。受験生がいかに悩んでいようが、いまいが、点数が足りれば受かるし、そうでなければ落ちる。その事実は揺るがない、さらには、受からなくても、就職や専門学校、もしくは浪人など生きていく方法はいくらでもある。結局落ちたら落ちたで次の道があるのだ。ここにも行動にしか価値がないことが証明されているが、人生の様々なことに関しても、悩むことは無駄であることが多い。人間関係でも、職場の悩みでも、金銭的なことでも、悩むことは基本的に無駄である。具体的な行動を起こせばよいわけで、それができないなら、気にしなければよい。二つに一つでしかなく、悩み続けることはただ自分を追い込んでしまうだけである。ちなみに、僕は心理学やカウンセリングの本も結構読んでいて、友達の悩み相談や恋愛相談を受けて全て解決してきたので、相談したい方は気軽にDMどうぞ。


7. 僕はやる、君はどうする?

 ここまで散々行動することの大切さを説いてきたが、君はどうする?この時点で、迷っているのであれば、もうこの手記を読むのは時間の無駄なのでやめたほうがいいかもしれない。どうせやらないのに迷っているのなら、時間の無駄なので、娯楽に時間を費やしたほうがまだましである。それに、他人の経過を見て、確実に利益が出ることが分かってから行動しても、そこにあなたの取り分はあまり残っていない。

 ただ、次の章で、あなたが行動しない理由が遺伝子レベルかもしれないよ、という話をするので、興味があれば覗いてみてほしい。

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